投稿者: eb_test

  • まちのなかで自然とつながるセミナー

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    まちのなかに住んでいるみなさま
    身近な場所で自然とのつながりを味わってみませんか。
    森や自然を大好きになってもらうためのセミナーです。
    ご家族でどうぞ。

    第1回2018年7月29日(日)第2回2018年8月25日(土)いずれも10:00~12:00
    大阪南港ATC おおさかATCグリーンエコプラザ セミナールーム集合


    どこでもファームで菜園体験

    ミニトマト,ピーマン,ししとう…
    どんな花かな?どんなふうに実がなるの?
    かんさつしてみよう 収穫してみよう

    木をつかおう!ワークショップ

    7/29は大阪材のフォトフレーム、
    8/25はコロコロ貯金箱
    夏休みの工作にどうぞ

    森とつながるセミナー

    木を切るのはわるいこと?
    森が元気でいるためのお手入れについて など


    どんなことするのかな?

    セミナールームでは、森のおはなしと、木をつかおう!ワークショップです。

    ATCの海沿いムーンタワー前にあるどこでもファームでは、夏野菜のかんさつや収穫体験をします。


    自然に触れる機会が少ない都市生活の中で、身近な場所で自然とのつながりについて学び、楽しく体験しましょう。
    森の役割りや環境について少しずつみなさまの理解が深まることを願っています。


    参加にあたって

    • 木をつかおう!ワークショップのフォトフレーム、コロコロ貯金箱は1組に1個ご用意します。
      材料費を受付でお支払いください。(フォトフレーム800円 コロコロ貯金箱1000 円)
      当日追加もできます。

    • 動きやすい服装でおこしください。
    • 保護者の方は、お子様の安全に十分ご注意ください。
    • 雨天開催ですが、天候等により内容を変更する場合があります。
    • 荒天等により中止の場合はイー・ビーイングHPに掲載するとともに、ご連絡いたします。
    • アンケートのお願い
      今後より良いセミナーにするためのアンケートにご協力お願いいたします。

    第3回 11/24(土) 秋やさいの収穫、「寄木モクセサリ」つくりなど

    日時 第1回2018年7月29日(日)第2回2018年8月25日(土) いずれも10:00~12:00
    場所 大阪南港ATC
    おおさかATCグリーンエコプラザ セミナールーム(集合)
    定員 各1日15組30名
    (小学校低学年くらいまでのお子さまと保護者の方)
    参加費 フォトフレーム材料費 800円 コロコロ貯金箱材料費1000円
    お申込み 電話(06-6614-1731)、メール(taiken@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)で以下(1)~(5)をお知らせ下さい。
    受付確認を連絡します。(akiko-inoue@e-being.jpからの確認メールを受信可能にしてください)
    (1)お子さまのお名前(ふりがな) (2)お子さまの年齢 (3)保護者のお名前(ふりがな) (4)電話番号 (5)メールアドレス
    お申込みでいただいた個人情報は、本セミナーの出欠確認および関連資料作成など、また今後のセミナー・イベントのご案内に利用させていただきます。

    主催:特定非営利活動法人イー・ビーイング
    後援:住之江区役所
    協力:アジア太平洋トレードセンター株式会社、特定非営利活動法人木育フォーラム

    平成30年度大阪市市民活動推進助成事業

  • ビジネスの世界を甦(よみがえ)らすファインアート【6月】

     現代は、VUCAの時代と言われる。

    V:Volatility -不安定- U:Uncertainty -不確実-
    C:Complexity - 複雑 - A:Ambiguity - 曖昧 -

     この4つのキーワードをつなげると、論理的・理性的に振舞うことが問題解決になるかと言えば、怪しいということになる。
     これまで論理的スキルは、問題を解決する一番の方法で、MBA卒業生たちが重宝された理由でもある。
     それがブーカ(VUCA)時代になると、論理スキルで分析しようにも読めない、分析麻痺を起こしてしまう。
     つまり、今まで論理的・理性的な情報スキルが、ブーカ時代に限界を迎えている。
     その一、そのスキルで出る答えは正解のコモディディ化となり、差別化を消失させている。
     その二、要素還元主義の論理思考アプローチからは、全体を捉えられないからである。

     しかし、こうしたブーカ時代に何の策も持たないリーダーが、新しい仕事に取り組むとなると、悲惨なことになる。
     せめて論理的思考や分析でもできれば、少しは救いとなるが、そんな素質もなく乱暴なビジネスモデルで猪突猛進、周りは死屍累々となる。
     デフォールト(初期設定)が間違った取り組みほどヒドイことはない。

     今、世界ではRCAが注目されている。
     英国の美術系大学院大学で、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのことである。
     RCAはQS※世界大学ランキングのアート・デザイン分野で世界一(2015年)に選出されている。
     そしてここ数年、RCAは企業向けビジネスを拡大させつつある。
     「グローバル企業の幹部トレーニング」を設け、フォード、ビザ、グラクソ・スミスクライン等々の将来を担う幹部教育を行っている。
     もう遠い昔の2008年から、ハーバード・ビジネス・レビューは、The MFA is the new MBA.という記事を載せている。
     企業において、MFA(Master of Fine Arts)美術学修士が求められているのである。
     MBAで学ぶ分析的スキルより、MFAで学ぶ統合的コンセプチュアルスキルの重要性が高まっているのである。
     時代は「真・善・美」なんだ。特に美意識が求められている。
     ビジネス、学習、社会の組み立て、ソリューションもこの方向に進んでいる。
     そういえば、ダイソンの創業者、ジェームズ・ダイソンもRCAでプロダクトデザインを学んでいる…
     私たちも「美意識」をもって仕事を遂行しようではないか。

    ※QS:イギリスの高等教育機関の調査会社クアクアレン・シモンズ社のこと

    理事長 井上健雄

  • 【延期】まちのなかで自然とつながるセミナー 第1回

    【このイベントは、延期になりました。】

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    まちのなかに住んでいるみなさま
    身近な場所で自然とのつながりを味わってみませんか。
    森や自然を大好きになってもらうためのセミナーです。
    ご家族でどうぞ。

    2018年5月26日(土) 10:00~12:00
    大阪南港ATC おおさかATCグリーンエコプラザ セミナールーム集合


    どこでもファームで菜園体験

    なんのやさいかな? 収穫してみよう 植えてみよう
    エンドウ・ソラマメ・タマネギの収穫や夏野菜の植付
    タマネギのおすそわけもあります

    木をつかおう!ワークショップ

    大阪材のフォトフレーム
    もってかえって使ってくださいね

    森とつながるセミナー

    木を切るのはわるいこと?
    森が元気でいるためのお手入れについて


    どんなことするのかな?

    セミナールームでは、森のおはなしと、間伐材のフォトフレームづくりをします。

    ATCの海沿いムーンタワー前にあるどこでもファームでは、野菜のかんさつ、冬野菜の収穫や夏野菜の植えつけ体験をします。


    自然に触れる機会が少ない都市生活の中で、身近な場所で自然とのつながりについて学び、楽しく体験しましょう。
    森の役割りや環境について少しずつみなさまの理解が深まることを願っています。


    参加にあたって

    • 木をつかおう!ワークショップのフォトフレームは1組に1個ご用意します。
      材料費800円を受付でお支払いください。当日追加もできます。
    • 動きやすい服装でおこしください。
    • 保護者の方は、お子様の安全に十分ご注意ください。
    • 雨天開催ですが、天候等により内容を変更する場合があります。
    • 荒天等により中止の場合はイー・ビーイングHPに掲載するとともに、ご連絡いたします。
    • アンケートのお願い
      今後より良いセミナーにするためのアンケートにご協力お願いいたします。

    第2回 8/25(土) 夏やさいの収穫、コロコロ貯金箱つくりなど
    第3回 11/24(土) 秋やさいの収穫、「寄木モクセサリ」つくりなど

    日時 2018年5月26日(土) 10:00~12:00
    場所 大阪南港ATC
    おおさかATCグリーンエコプラザ セミナールーム(集合)
    定員 15組30名
    (小学校低学年くらいまでのお子さまと保護者の方)
    参加費 フォトフレーム材料費 800円
    お申込み 電話(06-6614-1731)、メール(taiken@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)で以下(1)~(6)をお知らせ下さい。
    受付確認を連絡します。(akiko-inoue@e-being.jpからの確認メールを受信可能にしてください)
    (1)お子さまのお名前(ふりがな) (2)お子さまの年齢 (3)保護者のお名前(ふりがな) (4)保護者の年齢 (5)電話番号 (6)メールアドレス
    お申込みでいただいた個人情報は、本セミナーの出欠確認および関連資料作成など、また今後のセミナー・イベントのご案内に利用させていただきます。

    主催:特定非営利活動法人イー・ビーイング
    後援:住之江区役所
    協力:アジア太平洋トレードセンター株式会社、特定非営利活動法人木育フォーラム

    平成30年度大阪市市民活動推進助成事業

  • 価値混在のなかでの協働【5月】

     今、世の中は、コラボレーションの結果による解が求められていると思います。
     でも、どうもうまく動いているようには見えません。

     協働といえば、個性的な考え方や働きを、それぞれが本音で出して、それらが高いレベルに止揚してソリューションを創りあげていくものです。
     しかし現状は、コラボレーションという名の取り組みであっても、ある団体の一担当とか、また権威の名を借りた偽者とか…が仕切っている狂動もある。
     また、悪意などないのだが、古い価値観を振り回し、遅れている知識でもって、分け知りに仕切るなど、無知の弊害等も多い。
     それでも、各自がいい仕事をしていると錯覚をしているから、厄介だ。

     但し、いい出来の人は、会話の中から自分の主張についていろいろアンテナを張っており、客観化する能力に長けている。
     つまり、話しあう程に分りあえ、うまい協働をできる人もいる。

     厄介な人は、イノベーションに縁遠い職種であったり、内部プロセスに時間を要するセクションの人である。
     閉口するしかない。
     その上、これらの人がネットワークの充実とか言うのだから、呆れる。
     ネットとは、上下のない平等の世界なのに、お上意識で取り組むのである。
     これらの人への対処は、フォロワーシップと、高次の目標を再確認して、方向性を一致させることである。

     こうした価値混在の中での取り組み指針は、一つは、伝統を知り、それを学び、実践していくことである。
     例えば、日本で1300年もの間、繰り返されてきた「式年遷宮」などである。
     20年毎に遷宮を行うことで、技術の継承がうまく進む単位である。
     (現在のように長命の時代は、あと10~20年延ばしても、と考えたりもするが…)

     このように良い伝統を守り、継続する価値もあれば、一方で、改革が求められている世界もある。
     教育である。
     労働者として、言われたことをしっかりやり遂げることができる人。
     管理者となって、労働者を「ニコポン」で運営する人。
     こんな人々を作ってきたのが、今までの教育である。
     しかしこれらは、ロボットやAIがやってくれる時代になります。
     言われたことをやる、ニコポンマネジメントはもう要らないし、障害にさえなります。

     ではどうするか。
     「スクール」から離れることが、解決手段となります。
     つまり「アンスクーリング」です。
     もう子供たちにお仕着せのプログラムは不要です。
     彼・彼女らに必要なのは、セルフディレクテッド・ラーニングとすべきなんです。
     自分で学びたいものを決めて、どのように学ぶかも自分で決めるのです。
     すべて自己決定です。
     アンスクーリングとは、学校の枠組みを超えて「生きると学ぶ」が同軸にあるものです。

     まとめると、みながまっさらの目で見るまっさらに考えるまっさらに協働を試みる
     これらを実行することで、価値混在の中においてもみなが認めあい、リスペクトしあえる、パフォーマンスの高い社会の実現ができるのではないでしょうか。
     そして詰まるところ、クリエイティビティとパッションが個人の最強の武器となり、価値混在のなかでのリーダーシップとなるのだと思います。

    ※止揚(独 aufheven)

    事物が発展する場合、低い段階の否定によって高い段階へ進むが、その時も低い段階の実質は保存されることをいう。

    理事長 井上 健雄

  • 金で買えないもの【4月】

     ローマ法王からいただく「お守り」(これは法王への謁見時などに賜るもの)がある。
     これは凄く価値の高いものであるが、売買できない。
     これは、カトリック教徒にとって「祝福」であり、それをお金で人に売ると罪となるものです。
     第三者がそれを有効に持てるとしたら、見返りなしにもらうことになります。

     修士とか博士等の「学位資格」も本来、金では買えません。
     また、当り前のことですが、人間関係もお金では買えず、お金で買えるとすれば、それは、友人とか仲間ではなく、取引先となります。

     お金で買えないものを三つ記したが、まだまだ沢山あります。
     仕事のやり甲斐とか、新しい仕事の創造とかもお金では買えません。

     一方で、この3ヵ月(H30/1~H30/3)で1兆1167億$(120兆円)もの金額がM&A(合併・買収)に費やされました。
     これは、リーマンショック以来の1兆ドル越えで、過去最高記録である。
     金融緩和がこれから終りを迎え、金利がこれから上るだろうとの読みもある。
     日本でも、武田薬品は自社の時価総額以上のアイルランド製薬大手のシャイアーを6~7兆円で買収に動いている。
     また、富士フィルムホールディングスの米ゼロックス買収に乗りだして、これに反対するアクティビストに苦戦をしている、等…

     金で手に入れたものが買収した企業の躍進の種となるか、厄介物となるかは、紙一重。
     M&Aは社内で育てる、創りあげるという時間を金で手に入れるものであります。
     この安直な成長は、資本主義時代のジョーカーでしょう。

     しかし、私たちは手作りにこだわり、営営役役の道を歩いています。
     この道には、お金で買えないものをいろいろ授かり、豊かなんです。
     そろそろみなさんの能力総額に見合った爆発を手に入れたいものです。
     今月もありがとう。

    ※アクティビストは発表されたM&A案件に反対し、より好条件を引き出して売り抜ける等の行動をとる投資家

    理事長 井上 健雄

  • プロジェクトを終えて【3月】

     この年度末は、大変忙しいものでした。
     いろんな事業の総括の目白押しでした…
     このまとめの戒めを二つ記します。

     一つ、各プロジェクトを担当するということは、まず最終目標とするソリューションをイメージして、各プログラムを展開することになります。
     そして、ソリューションを単なる描いた絵とすることなく、一人ひとりにとって行動を伴うものとする具体性が必要です。
     つまり、ビッグピクチャーを見せるとしても、それぞれの段階での行動に移せるスモールピクチャーをしっかり提案することが大事なんだということです。

     もう一つ重要なことは、年度を通しての事業となるので、日々の、月々の、プログラムや写真やアンケート等を、しっかり報告書形態でマンスリー毎に記録していくことです。
     仮説をもとに各プログラムを展開しているのだから、その検証を一つひとつしっかり記録し、次のプログラムに活かし、展開することになります。
     そして、思い描いた通りにならないことも、いろいろ出てくることもあります。
     それはそれで成功です。

     「予定調和でない」ということが、現実を見る、語るということになるからです。
     こうした現象をスモールピクチャーとして提示することが、プロジェクトの一つの成果となります。

     今、記した二つのポイントを纏め、整理することに追われた2~3月です。
     その間に提案事業を2~3本抱えて運営していたのだから、私たちの能力はなかなか侮りがたきものです。
     自信を持つべきです。

     一方で、最後の最後まで総括に振り回されたのは、日々の準備不足があったことも否めません。
     自信と反省の2~3月でした。
     来期はこの反省を生かした日々を進みましょう。
     健康でこの期を終えられたことを、みな様に感謝します。
     ありがとう。

    理事長  井上 健雄

  • うつりかわり【4月】

    年年歳歳花相似
    歳歳年年人不同  劉希夷
    (毎年美しい花は同じように咲くが、この花を見る人は毎年変わっている…)

     かつて、「紅顔の美少年」を誇りとした私も、いつの間にか「白髪厚顔のクソジジイ」になりました。
     美しく表現すれば、

    花の色は 移りにけりな いたずらに
    わが身世にふる 眺めせしまに     小野小町

    となるでしょう。
     時の身体への変化は美しくなくとも、こころへの変化は深く、それでいて淡い成熟を伴ってくれます。
     懊悩を超えた先に澄明で清快にあらわれる心根をもたらしてくれます。

     世の中はいつも、様々で、様々な変化が起きています。
     例えば、音楽教育の移り変わりを見ても、2002年に和楽器が中学校の必修となっています。
     グローバル化が進めば進むほど、ローカリティ(地域)が一層見直されるということだろう。

     また2017年、小・中学校の学習指導要領に「協働」が新たな学年目標として示された。
     かつては、合唱でもみんな同じ気持ちで同じ方向を向いて歌おうという、心を合わせるという協同でした。
     しかしこれからは、お互いに自分が感じたこと、考えたことを伝えあって、歌唱表現を高めていこうという風になっています。
     昭和の私の時代は、協同で同じように歌おうでした。
     それが厭で、合唱は好きではありませんでした。
     今の協働なら、破調を覚悟で得意気に歌うでしょう。

     つまり今後は、個を持った人々による創造をチームレベルで仕上げていく協働が求められている。
     さぁ私たちも、しっかりとした個性を磨きあげるとともに、新しいことを切りひらく創造性を高め、それらをチームとしての協働で新しい時代に立ち向おうではありませんか。Wao!

    理事長  井上 健雄

  • 省エネ最新技術とエコライフセミナー

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    ダスキン工業のテクノロジー・イノベーションセンターを訪問し、エアコンをはじめとする電化製品の最新テクノロジーを学びます。
    ダスキンミュージアムでは、おそうじ館でおそうじの歴史・文化を学び体験します。

    番外編:ドーナツが作れるミスドミュージアム体験

    スケジュール(予定)

    9:30 新大阪駅 団体バス駐車場 集合 マイクロバスにて移動
    10:00 ダイキン工業 テクノロジー・イノベーションセンター見学
    12:00 エキスポシティにて自由昼食
    13:00 ダスキンミュージアム おそうじ館見学・体験
    14:00 現地発
    14:30 新大阪駅前で解散
    【日時】 2018年3月15日(木) 9:30~14:30
    【場所】

    ダイキン工業(株)テクノロジー・イノベーションセンター

    〒566-8585 大阪府摂津市西一津屋1番1号(淀川製作所内)
    TEL:06-6195-7051(代表)

    (株)ダスキン ダスキンミュージアム

    〒564-0054 大阪府吹田市芳野町5-32
    TEL:06-6821-5000

    【集合】 9:15 新大阪駅1階 南側団体バス駐車場
    「なにわエコ会議」のマイクロバス(9:30出発)
    ※地図はちらしをご覧ください
    【定員】 20名
    【参加費】 エコパートナーおよび関連団体の方:無料
    一般の方:1,000円
    ※昼食は各自
    【お申込】
    【問合せ】
    なにわエコ会議事務局

    〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟11F西
    TEL:06-6614-2219 FAX:06-6614-1801
    MAIL:info@naniwaekokaigi.org

    番外編:ドーナツが作れるミスドミュージアム体験

    2018年3月27日(火)
    13:40 ミスドミュージアム集合(江坂駅から徒歩約10分)
    14:00~15:40 ドーナツ手作り体験 終了後現地解散
    参加費:500円/人 定員:20名

    主催:なにわエコ会議
    協力:大阪市食生活改善推進員協議会、公益社団法人 大阪市ひとり親家庭福祉連合会

  • 野菜を訪ねるバスツアー

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    おいしい! あんぜん! 捨てるところがない!
    野菜を訪ねるバスツアー

    ~有機栽培を活用した食の安全安心とごみ減量を知る~

    ※満員御礼にて締め切りました。多数のお申し込みありがとうございました。

    エコライフの食と環境について学ぶバスツアーです。
    京丹後市の自然工房あおき(有機栽培を行い、その野菜がザ・リッツカールトン京都のレストランでも採用されている)を訪問し、食の安全・安心や、素材をすべて活かしきるコツを学びます。
    これまで捨てていた葉の部分や、半端な野菜のおいしい活用により、ごみ減量につながります。
    加えて、自然環境の変化による獣害(イノシシやシカによる獣害)の現状や、その対策についても学びます。
    昼食は、有機野菜をふんだんに使ったお料理をご用意します。

    スケジュール(予定) ※天候、道路事情等により変更の可能性があります

    9:30 大阪駅付近 集合 バスにて移動
    11:30 奥大野公民館 着(自然工房あおきの近隣)
      ・お料理の紹介
      ・有機栽培についてのお話
      ・自然工房あおきの野菜をふんだんに使った昼食 など
    13:00 自然工房あおき 農場見学
      ・現地にて栽培方法等説明
      ・場内見学
      ・新鮮な野菜購入できます
    14:30 現地発
    16:30 大阪駅付近 解散
    【日時】 2018年3月24日(土) 9:30~16:30
    【場所】

    自然工房あおき

    〒629-2531 京丹後市大宮町奥大野

    【集合】 9:15 大阪駅前 西梅田バス暫定駐車場
    「なにわエコ会議」の大型バス(9:30出発)
    ※地図はちらしをご覧ください
    【定員】 50名
    【参加費】 エコパートナーおよびエコ会議役員・委員(団体・個人):2,500円
    一般の方:3,500円
    ※セミナー・昼食含む
    【お申込】
    【問合せ】
    なにわエコ会議事務局

    〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟11F西
    TEL:06-6614-2219 FAX:06-6614-1801
    MAIL:info@naniwaekokaigi.org

    主催:なにわエコ会議
    協力:大阪市食生活改善推進員協議会、公益社団法人 大阪市ひとり親家庭福祉連合会

  • 生物多様性とは…【3月】

     1927年。
     野球ファンなら、この年の夏の終わりにニューヨークヤンキースのベーブルースが60本のホームランを放ち、大リーグ記録を塗り変えている。
     日本では大正文壇の寵児、芥川龍之介が自殺、35才であった。
     まぁ、一般的にそう取り立てられることのない年と言える。

     しかし私は、この年(1927年)に違ったことで注目している。
     それは、この年、アメリカから食用ガエルの餌として、アメリカザリガニが輸入されていた。
     100匹中、27匹だけが生きて到着し、鎌倉の養殖池に捨てられた。

     水の外来生物として、ブラックバス(オオクチバス)、鯉やアメリカザリガニは、駆除対象である。
     そして大捕食者のブラックバスをやっつけると、中位捕食者のアメリカザリガニが解放され、大爆発してしまうという困った現象を引き起こしたりするのである。
     このアメリカザリガニは、ため池などに侵入すると、底の泥を攪拌し、水も茶色にしてしまう。
     そうすると水中に太陽光が届きにくくなり、水草も貧弱となり、光合成も進まず、溶存酸素を少なくし環境を悪くしてしまう。
     またその食性は、人間の如く、若い間は動物食が好きで、ヤゴやゲンゴロー、二枚貝など水中昆虫を全滅させた例もある。
     二枚貝などがやられると、貝に産卵するタナゴ類も少なくなる。
     そして大きくなると、植物食に向かうのである。
     動物を減らし、植物も減らしてしまう、困ったカニなんである。

     その上、最近はアメリカザリガニを美しく(?)変身させた「タイゴースト」などが、登場している。
     この種は、タイの観賞魚養殖家によって産みだされた。(異説もある)
     ヒゲが白かったり、甲羅に色々な色(赤や青等)が入っていたり、ハサミが真赤だったりするのである。
     このカニ、発売当初200万円もの高値であったし、今でも数十万円のものから数千円のものまで流通している。

     こうした一方で、繁殖力の強さから、このアメリカザリガニを養殖し、将来の食料不足に備えようとする動きもある。
     こうして見てくると、アメリカザリガニは、駆除すべき動物なのだが、これからの食料資源として考えるべき広がりもある。

     鯉も同様である。
     鯉も外来魚といわれている。(最近の研究では、日本の古来からの鯉(ヤマトゴイ)もいたと発表されている)
     鯉は生命力が強く、長寿で20年以上、そして70年も生きるものもいる。
     30cmを超える大きさにもなると、天敵もなくなる。
     そして世界の侵略的外来種ワースト100に載せられているが、海から離れた地域では、古くから貴重な動物性タンパク源として重用されている。
     立場により対応は異なる。

     これらの侵略的外来種ワースト100の範疇に、ワカメ、ホテイアオイ、虎杖(イタドリ)、葛も入っている。
     ワカメ、イタドリ、葛は日本では食用として活用されているが、他ではあまり食用として用いていない為、単なる厄介物としての汚名をきている。
     こうした傾向は上記のコイやニジマスも同様である。

     生物多様性尊重は、今の科学発展の中であったり、食習慣であったり、また時代とともに変化していく。
     みんな生き残って地球の中にそれぞれの地歩を築いて欲しい。
     それが駄目と言うなら、それぞれの生き場所を用意してあげることが私たちの役目かも知れない。

    理事長 井上 健雄

  • 蘊蓄からNEXTへ【2月】

     昔、ローマ時代には紫色の石は二日酔いに効くと思われていたそうだ。
     色として、貴ばれる紫は、鉄イオンが放射能を受けて電子状態が変化したものにしか過ぎないのに…

     この石は、中国でも注目され一世を風靡し、また社会問題ともなった。
     何晏(かあん)という人が強壮強精薬 五石散(ごせきさん)として創薬したものである。

     この紫石は日本の秋田、新潟、宮城等でも産出されたが、現在ではほぼ絶産となっている。
     今はブラジルやウルグアイ、ジンバブエから輸入されている。

     この石、2月の誕生石、紫水晶である。
     英語名はアメシスト。
     ギリシャ語は、アメテュストスつまり“アルコールがない”という意味である。
     アルコールがない、つまり二日酔いに効くとされたようだ。
     そう言えば2月生まれの人は大酒飲みが多く、二日酔いにもならず元気である。
     紫水晶の粉でも飲んでいるのだろうか。

     さて2月は、小売業の世界においては「閑散のニッパチ」と呼ばれ、2月8月の対策は、前月のプロモーション、売り切り重点、次月からの積極攻勢の為の仕込みを中心としながら、人材育成に励む時なのである。
     忙しい月でない時に何をしているかが、事業の成否を決める最も重要な時である。

     こうした繁閑がある仕事は計画性が立て易くあるが、また残念ながら仕事は忙しい時に忙しいことが重なるという、繁の対策こそが重要である。
     今は、個々人の体力と頑張りで進んでいるが、繁の中における次の繁の計画品質がもう一つ落ちたりする恐れがある。
     このソリューションは、最初に述べたように「閑の時」に「繁」をむかえ打つ予測ドキュメントづくりを進めることにある。
     そして、もうあと少し足りない時に、協働を組織したり、応援体制を敷けるネットワークである。
     とすれば、私も2月を暇そうに蘊蓄を垂れたりせず、明日に向いNEXTを創ることが求められているのである。

     あぁ蘊蓄から繁忙の2月になってしまった。
     みなさん、協働のみなさん、一緒に頑張りましょう。

    理事長 井上 健雄

  • 【共生の森づくり】第15回 共生の森 植樹祭

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)
    年間の活動計画はこちら → 年間活動ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2018年3月3日(土)
    ※雨天時は4日(日)に延期
    10:00(集合)~14:00ごろ(解散)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    参加無料

    大阪府では、大阪湾を一望できる産業廃棄物処分場 堺第7-3区で、府民・NPO・企業・行政等の協働により、多様な生き物がすむ自然豊かな「共生の森づくり」の活動を進めています。
    今年も府民の皆さんが森に成長していく苗木たちを植える「植樹祭」を開催します。
    大阪湾の絶景を楽しみながらの未来の森づくり、ぜひご参加ください!

    ■スケジュール

    10:00 南海本線「石津川」駅前付近より送迎バス発車
    10:30 現地到着、森づくり活動開始 土づくりと植樹
    12:00 昼食・休憩 先着500人うどんふるまい
    13:00 植樹エリア見学・野鳥観察
    14:00ごろ 活動終了、送迎バスで移動 石津川駅到着、解散

    ■共生の森 オフセットイベント 第10弾

    大阪府では、CO2抑制の取組みを進めています。
    「共生の森づくり」では、平成25年度からの草刈りと植樹祭の計9回を、「共生の森オフセットイベント」として開催しました。
    参加者やスタッフの移動により排出されるCO2を、公共交通機関の利用などによりできる限り抑制し、どうしても抑制できない分は、南海電気鉄道株式会社「なんかいの森」のオフセット・クレジットによりオフセット(埋め合わせ)します。
    自家用車の利用を控え、公共交通機関を利用してCO2抑制の取り組みにご協力ください!

    ★よく読んで ご注意ください

    • 10:00までに南海本線・石津川駅前「共生の森づくり」のぼり付近にお越しいただき、スタッフに出席確認をしてください。送迎バス(無料)により現地に向かいます。駅からの公共交通機関はございません。
    • 服装・持ち物…汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン、防寒具、帽子、軍手、タオル、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、お弁当・飲み物、必要に応じて雨具・長靴等
    • 売店や自動販売機はありません。お弁当・飲み物は必ず持参してください。
    • 活動中は、安全に十分ご注意ください。お子さまから目を離さないようにお願いいたします。
    • ゴミは各自でお持ち帰りください。
    • 二輪車・自動車の乗り入れはできません。
    • 「共生の森」エリア内は火気厳禁です。喫煙もご遠慮ください。エリア内に自由に立ち入ることはできません。
    【日時】 2018年3月3日(土) 10:00(集合)~14:00ごろ(解散)
    ※雨天時は3月4日(日)に延期
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前「共生の森づくり」のぼり付近
    ※受付スタッフに名前をお知らせください
    【参加費】 無料
    【対象】 森づくり活動に興味のある小学生以上の方(小学生は保護者同伴)
    【定員】 先着100名程度(その他 企業・団体等が参加予定 計400名程度)
    【持ち物】 汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン、防寒具、帽子、軍手、タオル、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、お弁当・飲み物、必要に応じて雨具・長靴等
    売店や自動販売機はありません。お弁当・飲み物は必ず持参してください。
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(5)をお知らせください。(2月20日(火)締切)

    (1)氏名(ふりがな)(グループの場合は代表者名、中学生以上の方)、(2)人数、(3)TEL(当日、連絡のつく電話番号をお書きください)、(4)FAX、(5)メールアドレス

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 集合場所から活動地までは、送迎バス(無料)で移動します。
    3日が雨天の場合4日に延期、4日が荒天の場合中止です。ただし両日とも、小雨の場合や天候回復が見込める場合は実施します。
    延期・中止の場合は、当日朝6:00以降に当ウェブサイト、お電話(06-6614-1731)にてご案内します。
    主催: 大阪府
    運営: 特定非営利活動法人 イー・ビーイング
    協力: (株)池田泉州銀行 大阪いずみ市民生活協同組合 (公財)大阪みどりのトラスト協会 NPO法人共生の森 南海電気鉄道(株) 日本野鳥の会大阪支部

    <企業による森づくり連絡調整会>

    飯坂製粉(株) (株)エヌティーシー (公社)大阪府産業廃棄物協会 大阪湾広域臨海環境整備センター 要薬品(株) 原子燃料工業(株) コスモ石油(株) 堺泉北埠頭(株) (一社)堺臨海エコファクトリーズ協議会 住友ゴム工業(株) 東亜建設工業(株) 東洋建設(株) タチバナ工業(株) (株)那須商会 西日本電信電話(株) “ニッセイの森”友の会(日本生命保険相互会社) (株)長谷工コーポレーション (株)日比谷花壇 三井金属鉱業(株)パーライト事業部 (公財)三菱UFJ環境財団 森田化学工業(株)

  • 謹賀新年【1月】

    謹んで新春のご祝辞を申しあげます

    今年もイー・ビーイングは挑戦します

    (一)「やってみる」をベースに進みます
    (二)一人ひとりが世界を舞台に自己表現できる武器をモノにしていきます
    (三)中強度の継続した運動で長寿遺伝子をONにします
    私たちは、今、発達しつづけるテクノロジーを、テクニックとして身につけ、その上で、それを世に役に立つスキルとしてプレゼンスしてまいります。

    理事長  井上 健雄

  • ビジネス力とは【12月】

    -テクニックをマスターし、スキルを磨く-

     先日、不思議なことがあった。
     目の検査を受けたのだが、動体視力が優れている5をマークした。(30代に比べてもやや優れていると)
     これはびっくり。
     毎日静止したパソコンを見、本を読み、書いているだけなのに。

     何事も自分の思いとは別に、身体の方は、勝手に良かったり悪かったりする。
     つまり自己認識を客観認識に移し変える能力がないと、自己錯誤や自信過剰などでケガをするということだ。
     そこで何をするにつけても「基本の反復」をしっかりやることである。
     例えば仕事なら、その仕事の「基本の反復」をしっかりやることで、自己認識のレベルが分るというものだ。

     ビジネスは、(基本)反復+応用という経験が最も大事なんです。
     その経験は、極限まで力を尽してのみ経験となる。
     ちゃらちゃらとやったというだけでは、経験とは言わない。
     そしてその経験に創造が加わることにより、パフォーマンスがあがり、それが自信となるのです。
     自信は、自分の中にひっそり存在するものでなく、オーラとなり相手に必ず伝わり、自分のパフォーマンス力を一層高めてくれるのです。

     ワード、エクセル、グラフが出来る、ホームページができる。
     これはビジネスの基本として大事です。
     しかし、テクニックだけで飯を食える訳ではありません。
     その技術を実務の中でどのように表現し、応用し、展開できるか。
     つまりその状況の中で正しい選択ができる能力-状況スキル-こそが、ビジネス力となるのです。

    この力でもって未来に臨もうではないか!

    理事長  井上 健雄

  • 新改元の情報を前にして【11月】

    おほぞらに そびえて見ゆる たかねにも
    登ればのぼる 道はありけり -峯-
    人もわれも 道を守りて かはらずば
    この敷島の 国はうごかじ -国-
    明治天皇
    世のなかも かくあらまほし おだやかに
    朝日にほえる 大海の原 昭和天皇

     天皇の御詠はおおらかで、品があり帝王の香気にあふれている。
     素晴しい。

     明治から大正、昭和、平成と時は移り、新時代は2019年5月1日改元となる。
     改元は、どういう時代を創りだし、変化に満ち満ちたチャンスを持ってきてくれるだろう。
     楽しみです。

     しかし、チャンスの一方で、旧来通りだと一層、脱落が早まってしまう。
     落ちる時代でもあります。
     そして先が不透明で不確実な時代こそ、変化対応より変化創造が求められています。

     改元を前に私たちは、変化創造することが必要です。
     時代の求める課題と自己の信念の結びついたものこそ、挑戦すべきものであり、チャンスです。
     恐れず邁進しようではありませんか。

    理事長 井上 健雄

  • おおさか気候変動「適応」シンポジウム

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    大阪府 温暖化「適応」推進事業

    2017年12月21日(木) 13:30~16:30
    大阪市立 都島区民センター ホール(大阪市都島区)
    参加無料

    地球温暖化に伴う気候変動により、自然や私たちの生活などにさまざまな影響が生じると言われています。
    その被害を回避、又は和らげ、もしくは有益な機会として活かそうという考え方が「適応」です。
    本シンポジウムでは、地球温暖化への「適応」の専門家による講演や、今年度、「適応」の啓発に府と協働して取り組んだNPO 等を交えたパネルディスカッションを行い、地球温暖化への「適応」についての理解を深め、大阪の気候がどうなるか、今後どのような影響が生じ、どう「適応」すればよいかを考えます。
    皆様お誘いあわせのうえ、ご参加ください。

    ■プログラム

    <開会挨拶> 大阪府 環境農林水産部 環境政策監 金田 透

    講演1
    「地球温暖化と私たちの暮らし-地域からの適応に向けて」
    法政大学 社会学部 教授 田中 充 氏
    (文部科学省「気候変動適応技術社会実装プログラム」(SI-CAT)サブ課題代表)

    講演2
    「地球温暖化の現状とこれから~天気予報を上手に使って適応を~」
    大阪管区気象台 地球環境・海洋課 課長 高橋 宙 氏

    パネルディスカッション
    「気候変動による影響にどう適応するか?」

    ファシリテーター 滋賀県立大学名誉教授 仁連 孝昭 氏
    パネリスト 講演講師
    平成29年度温暖化「適応」推進事業で協働した環境NPO 等4 団体
      NPO 法人里山倶楽部
      NPO 法人エコサイクルネットワーク
      非営利団体昆虫科学教育館
      なにわエコ会議
    大阪府 環境農林水産部 エネルギー政策課

    ★地球温暖化への適応についての理解・啓発活動に役立つツールの展示も行っています

    ■講師紹介

    田中 充 氏
    東京大学大学院理学系研究科修了、川崎市役所環境局等を経て、2001 年、法政大学社会学部・同大学院政策科学研究科 教授として着任、現在に至る。
    環境アセスメント学会会長。中央環境審議会総合政策部会委員、同気候変動影響評価等小委員会委員等のほか、地方自治体の環境審議会等の委員を務める。

    高橋 宙 氏
    気象大学校卒。各地の気象台、気象研究所、気象庁気候情報課を経て、2015 年、大阪管区気象台 地球環境・海洋課長に着任、現在に至る。
    気候変動やヒートアイランド分野、リスク管理における気象情報の活用技術等において、地方自治体や産業界を支援している。

    仁連 孝昭 氏
    公益社団法人滋賀県環境保全協会会長、滋賀県立大学名誉教授、成安造形大学客員教授。
    大阪市立大学、京都大学で学ぶ。滋賀県立大学副学長を経て、成安造形大学で地域と大学が共に取り組む創造的人材育成プログラムを準備中。
    自然資本を掘り出す社会から、自然資本を育てる社会への転換をテーマとし、環境と経済が調和する持続可能な社会について研究している。

    ■地球温暖化って、なに?

    地球の平均気温が上がることを「地球温暖化」といいます。
    原因は、私たちが日々の暮らしの中で出している、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスです。
    地球温暖化は、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
    たとえば…

    • 熱中症になる人が増える
    • ゲリラ豪雨や大型台風が増える
    • お米や野菜、家畜が育ちにくくなる …など

    ■地球温暖化の影響と考えられること

    地球温暖化によって、私たちの生活や自然生態系にさまざまな影響があると考えられます。

    • 短時間で強い雨が降ることが増えると、土砂崩れなどが起きやすくなります。
    • 農作物は、お米の粒が小さくなる、ブドウの色づきが悪くなる、ナスのつやがなくなるなど、品質が悪くなります。
    • 動植物が生息する場所が変わったり、絶滅する動植物が増えます。

    ■「緩和」と「適応」

    私たちは地球温暖化とその影響を避けるために、いろいろな努力をしています。
    その取り組みは、「緩和」と「適応」に分けられます。

    「緩和」… 温室効果ガスをできるだけ出さないようにして、地球温暖化が進まないように努力すること。
    「適応」… 地球温暖化が進んでしまった場合、その影響に対応できるよう、私たちの暮らしや社会のあり方を見なおすこと。
    【日時】 2017年12月21日(木) 13:30~16:30
    【場所】 大阪市立 都島区民センター ホール(大阪市都島区)
    【参加費】 無料
    【申し込み】 TEL(06-6614-1731)、FAX(06-6614-1801)、メール(adapt@e-being.jp)にて、(1)~(4)をお知らせください。
    (1)お名前(ふりがな)、(2)連絡先電話番号、(3)FAX 番号、(4)メールアドレス
    主催: 大阪府
    企画・運営: 特定非営利活動法人 イー・ビーイング
    協力: 大阪管区気象台
    全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)
    大阪府地球温暖化防止活動推進センター
    特定非営利活動法人エコサイクルネットワーク
  • 水ビジネスの最新動向

    地球は「水の惑星」といわれ、膨大な水が存在しますが、大半が海水で人間が利用できる淡水は水資源全体のわずか0.01%にすぎず、水は希少資源ともいえる存在です。
    水問題の解決には、大きなビジネスチャンスがあり、水ビジネスは、まだまだ成長する市場といえます。

    今回のセミナーでは、世界の水ビジネスの第一人者のグローバルウォータ・ジャパン代表で国連テクニカルアドバイザー等も務められている吉村和就氏に、「世界の水ビジネスの現状と勝てる日本の戦略は」と題して、ご講演していただきます。
    その後、大阪 水環境ソリューション機構の活動の他、関西・アジア 環境・省エネビジネス交流推進フォーラム(Team E-Kansai)で、水ビジネスを推進している企業(東洋紡エンジニアリング株式会社)の事例を紹介します。
    是非、ご参加ください。

    日 時 2017年12月19日(火) 13:30~16:30
    会 場 おおさかATCグリーンエコプラザ内 セミナールーム
    定 員 80名(先着順)
    受講料 無料
    申 込 おおさかATCグリーンエコプラザ ホームページ(http://www.ecoplaza.gr.jp)よりお申込みください
    主 催 おおさかATCグリーンエコプラザ実行委員会
    (大阪市、アジア太平洋トレードセンター株式会社、日経新聞社)
    PDFのちらしはこちら → PDF

    プログラム

    基調講演

    「世界の水ビジネスの現状と勝てる日本の戦略は」
    グローバルウォータ・ジャパン 代表
    吉村 和就 氏
    事例紹介1

    「大阪 水・環境ソリューション機構 歴史と活動」
    一般財団法人都市技術センター 常務理事
    大阪 水・環境ソリューション機構 事務局長
    坂本 幸三 氏
    事例紹介2

    「海水淡水化技術の紹介」
    東洋紡エンジニアリング株式会社 新規事業プロジェクト
    大平 能成 氏
  • 【共生の森づくり】森の手入れ&リース・門松づくり

    ちらしはこちら → 年間活動ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2017年12月17日(日)
    9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    参加無料

    ツル取りや枝払いで森をすっきり!
    取れた自然素材で季節の飾りを手づくりしましょう。

    ★よく読んで ご注意ください

    • 当日は、9:30までに南海本線・石津川駅前にお越しください。車の乗り合わせなどにより現地に向かいます。駅からの公共交通機関はございません。
    • 服装・持ち物…汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    • 売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    • 活動中は、安全に十分ご注意ください。お子さまから目を離さないようにお願いいたします。
    • ゴミは各自でお持ち帰りください。
    • 二輪車・自動車の乗り入れはできません。
    • 「 共生の森」エリア内は火気厳禁です。喫煙もご遠慮ください。エリア内に自由に立ち入ることはできません。
    【日時】 2017年12月17日(日) 9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    ※荒天(警報発令等)の場合、中止いたします。
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    【参加費】 無料
    【対象】 どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
    【定員】 先着30名程度
    【持ち物】 汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(5)をお知らせください。(12月15日(金)締切)

    (1)代表者氏名(ふりがな)、(2)参加人数、(3)当日連絡のつく電話番号、(4)FAX、(5)メールアドレス

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 内容を変更する場合があります。
    共生の森エリアは、普段は自由に立ち入ることはできません。

    主催:大阪府
    運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング

  • 【共生の森づくり】共生の森 探検ツアー

    ちらしはこちら → 共生の森 探検ツアー(PDF) 年間活動ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2017年11月26日(日)
    10:00(集合)~16:00ごろ(解散)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    参加無料

    堺第7-3区は大阪湾の海につきでた広大な産業廃棄物処分場。
    そこでは、廃棄物を埋め立てた上に森や草原をつくる100年プロジェクト「共生の森づくり」が進められ、さまざまな体験・観察プログラムが行われています。
    ここが大阪府?とだれもが驚く、広大な敷地には、巨大な太陽光発電所「メガソーラー」や、今年15年目になる植樹の森、広々とした草原があります。
    森にはたくさんのタヌキがすみ、草原にはチュウヒやコミミズクなど珍しい野鳥もおとずれます。
    家族で楽しくいろんなエコが学べるエコロジカル探検ツアー2017にぜひご参加ください。

    ■行程

    石津川駅前10時集合 → 7-3区展示室見学 → メガソーラー見学 → バードウォッチング → 昼食休憩 → 植樹地見学&クズ取り → 森の輪投げ大会 → 石津川駅前16時解散予定

    ★よく読んで ご注意ください

    ◆ツアーエリアは一般には立ち入り禁止です◆

    当該ツアーのエリアには、ふだん自由に立ち入ることはできません。
    本ツアーでの入場は、特別に許可されているものです。
    エリア内への車・二輪車の乗り入れも原則できません。

    ◆公共交通機関、売店、自動販売機はございません◆

    ツアーエリアには売店・自動販売機などがありませんので、弁当・飲み物を持参してください。また、弁当、飲み物等から出たゴミは各自お持ち帰りください。
    水道、トイレは7-3区管理事務所内にしかございません。
    また、全面火気厳禁です。喫煙はご遠慮ください。

    ◆服装等について◆

    ツアーエリアは必ず、長そで・長ズボンを着用してください。
    また、帽子、タオル、軍手、雨具もご準備ください。
    地面がぬかるんでいる場合がありますので、軽登山靴や底の厚い運動靴など汚れてもよいものでお越しください。
    【日時】 2017年11月26日(日) 10:00(集合)~16:00ごろ(解散)
    雨天決行・荒天時中止
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    【参加費】 無料
    【定員】 先着40名程度(小学生以下は保護者同伴)
    【持ち物】 汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(7)をお知らせください。(11月22日(水)締切)

    (1)氏名(ふりがな)、(2)住所、(3)TEL、(4)携帯電話、(5)メールアドレス、(6)FAX、(7)参加人数(おとな、こども)

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 内容を変更する場合があります。
    共生の森エリアは、普段は自由に立ち入ることはできません。

    主催:特定非営利活動法人共生の森、大阪府
    運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング

  • 「おんだんか てきおう」ものしり博士になろう!

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    大阪府 温暖化「適応」推進事業

    2017年11月23日(木・祝) 11:00~15:00
    大阪市立 東住吉区民ホール(東住吉区役所 3階)
    参加無料 申込不要

    地球温暖化ってなに?
    私たちは何ができるの?
    わかりやすい展示やゲームでご紹介!

    ものしり博士になって、「おんだんか」への「てきおう」をみんなに伝えよう!

    ■ものしりになろう!

    「おんだんか」と「てきおう」について、地球のこと、大阪のこと、人間のこと、動物のこと、いろいろわかるよ。

    <パネル展示>

    • 夜の日本 夜の地球
    • 環境まんがパネル
    • 大阪における気候変動について など

    <DVD 上映>

    • 地球温暖化の目撃者(岩合光昭スペシャル ダイジェスト版)

    ■やってみよう!

    「エネルギー」「ふくそう」「たべもの」ゲームで「てきおう」について学ぼう
    虫や鳥の「うごくはね」をつくろう!

    <体験>

    • もてるかな?エネルギーのかばん
    • エコロモならべ
    • くるび館長のおもしろワークショップ

    ■そなえよう!

    水害がおきたらどうするの?
    どんな準備がいるかな?

    家族や近所の人といっしょにそなえよう!

    <パネルや実物展示>

    • 東住吉区ハザードマップ
    • 風水害に備えよう
    • 災害への備え
    • 災害時お役立ちグッズ

    ★スタンプラリーもあるよ!
    ★たくさんのブースをまわってプレゼントをもらおう
    ★アンケートやクイズにもこたえてね!

    同時開催

    環境ふれあいひろば in 東住吉

    楽しく遊んで環境を学ぼう!
    遊んで学べる楽しいブースが大集合!
    自然大好き3姉妹のスーパー環境アイドル「ぽぽっぽくらぶ」のコンサートもあるよ

    ■地球温暖化って、なに?

    地球の平均気温が上がることを「地球温暖化」といいます。
    原因は、私たちが日々の暮らしの中で出している、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスです。
    地球温暖化は、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
    たとえば…

    • 熱中症になる人が増える
    • ゲリラ豪雨や大型台風が増える
    • お米や野菜、家畜が育ちにくくなる …など

    ■「緩和」と「適応」

    私たちは地球温暖化とその影響を避けるために、いろいろな努力をしています。
    その取り組みは、「緩和」と「適応」に分けられます。

    「緩和」… 温室効果ガスをできるだけ出さないようにして、地球温暖化が進まないように努力すること。
    「適応」… 地球温暖化が進んでしまった場合、その影響に対応できるよう、私たちの暮らしや社会のあり方を見なおすこと。

    ■地球温暖化「適応」あれこれ

    私たちが普段の暮らしの中でできる「適応」は、いろいろあります。

    • 衣服や空調を工夫して、涼しくすごす
    • 熱中症にならないよう、気象情報を確認し、日除けや水分補給などをしっかり行う
    • 災害に備え非常用持出バッグなどを準備する …など

    ほかにも、暑さに強い野菜をつくったり、育てる場所を変えたり、ハザードマップを整備するなど、社会全体で取り組みが進んでいます。

    ■災害に備えよう

    大阪府のなかでも、大阪市は市街地の多くが低地で、水害に弱い地形といえます。

    地球温暖化の影響で台風や集中豪雨が増加すると、淀川や大和川などの河川の水が堤防を越えて市街地に流れこむ「河川氾濫」や、市街地に降った雨が下水道から排水することができずに、あふれて建物や道路が水につかってしまう「内水氾濫」の危険があります。

    マンホールや側溝からあふれた水が地下街や地下室を襲うこともあります。

    普段から水害ハザードマップでどこがどのくらい浸水するおそれがあるか知っておいてください。
    台風や豪雨の際は、気象情報に注意し、むやみに外出しない、そして、避難情報が出れば早めに避難しましょう。

    【日時】 2017年11月23日(木・祝) 11:00~15:00
    【場所】 大阪市立 東住吉区民ホール(東住吉区役所 3階)
    【対象】 どなたでも参加できます。ご家族でどうぞ!
    【参加費】 無料
    【申し込み】 不要
    主催: 大阪府
    企画・運営: 特定非営利活動法人 イー・ビーイング
    協力: 大阪市
    全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)
    大阪府地球温暖化防止活動推進センター
    なにわエコ会議
    非営利団体昆虫科学教育館
    特定非営利活動法人エコサイクルネットワーク
  • ふる暦から新暦へ【11月】

    うかうかと 年寄る人や ふる暦   芭蕉(注)不詳

     11月の声を聞きますと、来年のカレンダーが本屋さんに勢揃いです。
     年初にキラキラとしていたカレンダーも、11月ともなると、古びて何処か寂しげです。

     ボヤボヤとして年を取っていく人は、古カレンダーのように、来年には居場所がなくなってしまうこの頃です。
     農作物を中心とした社会では、正確な暦を持っているかそうでないかで、その民族の栄枯盛衰を左右したものです。
     中国、エジプト、アラビア、ローマ…など。
     ということですから、暦はどんどん進化してきた訳です。

     暦を進化させたのも人ですし、うかうかと古暦になってしまうのも人です。
     私たちも古暦にならないように、新しい暦を創りあげていかねばなりません。
     1年の新しい暦なら、新年度計画となりますし、3年位先までの暦なら、短・中期計画ですし、5年以上先まで見越したものなら、中・長期計画です。
     少なくとも短年度としての新年度計画を、ビジョンからプロジェクト、行動計画にまで展開したものを示すことです。

     この計画の時にまず留意すべきことは、「組織は強いから生き残るのではなく、適応するから生き残るのだ」ということです。
     つまり、変化対応をし続けている組織体こそが、生き残るというものです。

     次に必要なことは、
     一、今の事業ポートフォリオの見直し
     一、ITを戦略の核に据え、人の行動規範を変えてゆく
     一、重さのないサービス事業(例:第三者評価)の深掘り

     つまり、変化対応をベースにこれらの三点を、組織版・個人版として、チェックし、是正し、充実させていくべきなんです。
     こうした取り組みの前提に、一人ひとりの志こそが組織の成長であり、個人の成長となることを忘れてはなりません。
     志こそが組織の根幹であり、根源なんです。
     組織・人ともども新カレンダーに向かって挑戦です。

    理事長  井上 健雄

  • 11月24日 宝の山SDGsの開発~企業戦略としてのSDGs~

    おおさかATCグリーンエコプラザ プログレスセミナー

    SDGs(持続可能な開発目標)は、2030年に向けた持続可能な開発に関する地球規模の優先課題や世界のあるべき姿を明らかにしたもので、我々の全ての活動が地球の限界を超えない範囲に収まるよう全世界的な行動を要請しています。

    企業は、それぞれの中核的な事業を通じてSDGsを一つの「開け宝の山」として、社会貢献と事業とのwin-winを築くことができます。

    本セミナーでは、SDGsが企業にもたらす機会と責任を理解し、優先課題を決定し、意欲的な目標を掲げ、成果をだすための多くの事例を紹介します。

    日 時 2017年11月24日(金) 13:00~17:00
    会 場 おおさかATCグリーンエコプラザ内 セミナールーム
    定 員 100名(先着順)
    受講料 無料
    申 込 おおさかATCグリーンエコプラザ ホームページ(http://www.ecoplaza.gr.jp)よりお申込みください
    主 催 おおさかATCグリーンエコプラザ実行委員会(大阪市、アジア太平洋トレードセンター株式会社、日経新聞社)
    PDFのちらしはこちら → PDF

    プログラム

    講演1

    「SDGsに関する環境省の取り組み」
    環境省 地球環境局 国際連携課 課長補佐
    福井 陽一 氏
    講演2

    「SDGsに関する経済産業省の取り組み」(仮題)
    経済産業省 産業技術環境局 地球環境連携室(講師調整中)
    講演3

    「SDGsで変わる世界。SDGsで変える世界。」
    慶應大学大学院 政策・メディア研究科学部 教授
    蟹江 憲史 氏
    事例紹介1

    「茶殻リサイクル製品の開発と自社活用」
    株式会社伊藤園 開発一部 開発四課 課長
    佐藤 崇紀 氏
    事例紹介2

    「SDGsビジネスへの挑戦」
    サラヤ株式会社 コミュニケーション本部 本部長
    代島 裕世 氏
    パネルディスカッション

    テーマ「SDGsをビジネスとするには!」
    ファシリテーター:京都経済短期大学 学長・教授
    加藤 悟 氏
  • 万物流転の筏(いかだ)から読みの舟へ【10月】

     この10月は、選挙があったりしたので、少し世論に触れてみます。

     先日の衆議院選挙で、希望の党が失望の党になったり、我が道を行かざるを得なかった立憲民主党が伸びたりしましたが、最後は、与党で2/3越えと「大山鳴動して鼠一匹」に終りました。
     社会は、今の与党の動きを是としたのでしょう。
     安倍首相は、外交的にはそれなりの活躍ですが、少し右翼的です。
     経済政策は方向の修正が必要だと思います。
     少なくとも驕りを戒め、謙虚に政策に向かって欲しいものです。

     翻って私たちも、いかばかりの思いと行動をしているのだろう。
     10月ももう終ります。
     あと2ヵ月で、新年になるなんて、吃驚です。
     万物流転するという時勢の危うい筏に乗せられて、流れているかのように(急流に入り濡れそぼったり、岩礁に当たったり…)多難な日々を過しています。
     忙しいに感(かま)けて、心を亡くしていたのでしょう。
     正常心をもって2ヵ月を過し、時勢の筏から読みの舟に乗りかえて、いい新年に備えようと思います。

     これまで春の花見、秋の月見を覚えずに、過したので、晩秋の紅葉は、しっかり楽しみたいのです。
     紅葉が美しい楓(かえで)、桜、柿、銀杏(いちょう)、漆(うるし)、櫨(はぜ)…
     それぞれ赤・黄など濃淡とりまぜて、山容を色どります。
     とすれば冬の雪見の為に遠出も厭いません。

     少なくとも季節だけですが、先を眺めました。
     これだけでも次の景色が目に浮かび、明日の力となります。
     時代の読みとは、ある種のタイムトラベルであって、うまいトラベルは最高の娯楽となります。
     いい旅の為に来年を読んで、いい仕事、いい仲間でケミストリーを創り、いい成果を築きたく考えている日々です。

    理事長  井上 健雄

  • 【共生の森づくり】未来の森を調べよう!

    ちらしはこちら → 年間活動ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2017年10月29日(日)
    9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    参加無料

    みんなで植えた苗木たちが、元気に育っているか調べます。
    秋の木の実などの植物観察もします。

    ★よく読んで ご注意ください

    • 当日は、9:30 までに南海本線・石津川駅前にお越しください。車の乗り合わせなどにより現地に向かいます。駅からの公共交通機関はございません。
    • 服装・持ち物…汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    • 売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    • 活動中は、安全に十分ご注意ください。お子さまから目を離さないようにお願いいたします。
    • ゴミは各自でお持ち帰りください。
    • 二輪車・自動車の乗り入れはできません。
    • 「 共生の森」エリア内は火気厳禁です。喫煙もご遠慮ください。エリア内に自由に立ち入ることはできません。
    【日時】 2017年10月29日(日) 9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    ※荒天(警報発令等)の場合、中止いたします。
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    【参加費】 無料
    【対象】 高校生以上(中学生以下は保護者同伴)
    【定員】 先着30名程度
    【持ち物】 汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(8)をお知らせください。(10月27日(金)締切)

    (1)氏名(ふりがな)、(2)年齢、(3)性別、(4)住所、(5)TEL、(6)携帯電話、(7)メールアドレス、(8)FAX

    保険加入のため、必ずご年齢をお知らせください。

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 内容を変更する場合があります。
    共生の森エリアは、普段は自由に立ち入ることはできません。

    主催:大阪府
    運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング

  • 【共生の森づくり】「森づくり人」講座2017

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2017年10月29日(日)
         ~2018年3月3日(土)
    9:30(集合)~13:30ごろ(解散)
    集合・解散:堺市役所前
    参加無料、初心者歓迎

    大阪府では、府内の山々をパノラマ展望できる湾岸部で、府民・NPO・企業・行政等が力を合わせ、多様な生きものがすみ、自然豊かな<共生の森づくり>を展開しています。

    樹木や森づくりについて専門家から学び、共生の森づくりの担い手となる活動リーダーを養成します。

    ●堺市の「堺エコロジー大学」との連携講座です。
    ※原則的に全日程の参加が目標です。

    10/29(日) 森づくりガイダンス
    共生の森へようこそ! 森づくりの活動を学び、バスで見学します。
    講師:樹木医、NPO ほか  場所:室内講義、共生の森全体
    11/26(日) 森づくりを知ろう
    森林と森づくりについて学び、除伐・間伐の実習をします。
    講師:森林技術士 ほか  場所:室内講義、野外実習
    12/17(日) 植樹を学ぼう
    「なにわの名工」の樹木医から、苗木の扱い方・植え方などを学びます。
    講師:樹木医、森林技術士、NPO ほか  場所:室内講義、野外実習
    2/18(日) 植樹をやってみよう
    植樹祭でのリーダーに向けて、植樹の実習や参加者の指導について学びます。
    講師:樹木医、森林技術士、NPO ほか  場所:室内講義、ちぬみ山
    3/3(土)
    荒天時3/4(日)
    植樹祭リーダー体験
    いざ!植樹祭!!  リーダーとして参加者の植樹指導をします。
    講師:森林技術士、NPO ほか  場所:ちぬみ山 植樹祭会場
    植樹祭の
    あとは…
    共生の森づくり活動への参加
    月例の森MORI!Sun ディや平日活動にご参加ください。
    講師:NPO、専門家  場所:共生の森全体

    ★よく読んで ご注意ください

    • 原則的に5回すべてにご参加ください。
    • 9:30までに堺市役所前(南海高野線「堺東」駅 南側)にお越しください。チャーターバスにより現地に向かいます。公共交通機関はございません。(集合時間・場所が変更になる場合は、事前に連絡します)
    • 服装・持ち物…汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    • 売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    • 活動中は、安全に十分ご注意ください。
    • ゴミは各自でお持ち帰りください。
    • 二輪車・自動車の乗り入れはできません。
    • 「共生の森」エリア内は火気厳禁です。喫煙もご遠慮ください。エリア内に自由に立ち入ることはできません。
    【日時】 2017年 10月29日(日)、11月26日(日)、12月17日(日)
    2018年 2月18日(日)、3月3日(土)(荒天時 4日(日))
    9:30(集合)~15:30(解散)
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:堺市役所前(南海高野線「堺東」駅 南側)
    【参加費】 無料
    【対象】 高校生以上(中学生以下は保護者同伴)
    【定員】 先着30名程度
    【持ち物】 汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(8)をお知らせください。

    (1)氏名(ふりがな)、(2)年齢、(3)住所、(4)TEL、(5)携帯電話、(6)メールアドレス、(7)FAX

    保険加入のため、必ずご年齢をお知らせください。

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 3/3 植樹祭は、集合時間・場所が変わります。(事前に連絡いたします)
    内容を変更する場合があります。
    荒天(警報発令等)の場合、中止いたします。

    主催:大阪府
    運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング

  • 自分の足で立つ【10月】

     物事の結果をコントロールする情熱をもって生れてくる、それが人である。

     ある地域の老人ホームで、大学による実験が行われた。
     それは、観葉植物を配り、それに水やりや面倒を見るようにと告げられた(A)グループと、観葉植物は施設で面倒を見るから放っておいて結構ですよという(B)グループの二つである。
     そして半年後

    死亡した人の比率
    Aグループ 観葉植物の世話をするグループ 15%
    Bグループ 何もしないグループ 30%

     もう一つの実験

    (A)学生の訪問について曜日、時間等希望を聴かれたグループ
    (B)学生が要望を聴かずに定期的訪問

    Aグループ 学生の訪問に要望を出したグループ 薬の服用が少なく健康
    Bグループ 学生の計画で定期的な訪問 薬をたくさん服用し不健康

     つまり、自分で状況をコントロールしている層が、死亡率も低く、健康的で薬も少なくしか飲まなかったのである。

     ところが、自分で状況をコントロールしていた層に悲劇が起った。
     この大学による実験が終った後、Aグループの死亡率がBグループよりも圧倒的に高くなったのである。
     自分で状況をコントロールしていると思っていた層が、本当は表層しかコントロールしていないことに気づいて対処していれば、こうはならずにすんだであろう。
     施設側も、もう少し深く考えればこんな不用意な実験を受け入れなかったかも知れない。

     人は本当に自分の足で立ち、歩き、そして自分の頭で考えて行動しているかを、しっかり問うべきである。
     自分の足で、自分の頭でという所を、デジタル化振興への取り組みから考えてみよう。
     自分の得意分野に集中しているだけでは、Aグループの最後に最悪の結果が出たように、集中分野の上位概念をしっかりコントロールする能力を涵養しておかないと、競争には勝てない時代に入っている。

     今、デジタルの世界は3層に分れ、それぞれが進化をしている。

     ①のICT層の上層の制空権は、もう日本勢は駄目であろう。
     トッププレーヤーとして、3Aと呼ばれるアルファベット(グーグル)、アップル、アマゾンがいる。

     ③の地上戦は、ドイツ、日本の得意分野(トヨタの改善は抜群に秀れている)であるが、上空、特に、中空を押えられるともう勝てない時代に入っている。

     そうすると、私たち日本の戦う分野は、②のICT-FAのインターフェース層を制することがポイントとなる。
     今後、FA層は、②の分野からFAへのファイアウォールを築くべきなのである。
     ②のこの層は、ドイツのシーメンスが一歩先んじているし、フィンランドはデジタルヘルスケアの実験を既に開始している。
     日本の強いFA層を活かす中空の制空権を手に入れることが、日本の成長のキーとなるのである。
     FA層が自分の足で立つということは、②のICT-FAを押えることなのである。

     こうしたグローバルな動きから、私たちの立ち位置を見直すことが、自分の足で立つということなのである。

    理事長  井上 健雄

  • 未来か、今か【9月】

     地球に現れた最初の脳は、5億年前。4億3000万年かけて徐々に進化した。
     そして7000万年かけて、人類の原型脳(700g)にまでなった。
     この脳が、たったの200万年で倍以上になった。
     他の脳の重さは変らずに、前頭葉と呼ばれる部分だけが大きくなったのである。
     生物の種の一つとして、人類が生き残る術として、手に入れたもの、それが前頭葉だったのである。

     このことにより、人類は、「現在」から「未来」へ脱走し始めたのである。
     この脳は、物事が起る前に、未来における結果を予測することができるようになったのである。

    • もうじき日が暮れるから家に帰ろう
    • あと○○○で寒い日(冬)がくるから、今の間に食べ物を貯蔵しよう
    • 隣村で凄い乱暴者がリーダーになったので、境に塀をつくったり武器を用意する

     今、私たちの周りで生きている人類は、こうした状況を生き抜いてきたのだから、未来への洞察を持っている。
     つまり先を読み状況をコントロールする能力を持った人たちが、現在の人々なのだ。

     しかしこの能力はクセ者でもある。
     人によると先を読み悲観的になったり、攻撃的になったり、引きこもったりして不適応をいろいろ起こしてしまう…

     それを防ぐために、「今、ここにいろ! Be here now.」が解決策として提案された。
     ハーバード大学心理学の教授が、インドに行ってグルに会い、悟った境地がこれである。
     この考えを是とするか否とするか、それぞれの状況の中で見つけ出すものであろう。

     読めない未来の為に悩むのは、賢明ではない。
     Let it be.   ケセラセラ   風車 風が吹くまで 昼寝かな(広田弘毅)
     しかし読めない未来を読めないままに、ポジティブな夢を持って前進することは美しい。
     未来を今の活動に織り込んで、どんどん美しい成果を創りだそうではないか。

    理事長 井上 健雄

  • 温暖化の影響について学び森のセラピーを体験するセミナー

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    大阪府 温暖化「適応」推進事業

    2017年9月24日(日)
    午前の部10:00~ 午後の部13:00~
    雨天開催(活動場所及び内容変更の可能性あり)、荒天中止
    勝尾寺園地(箕面国有林内)
    参加無料

    複雑な動きをする台風、数十年に一度の豪雨など、これまで経験したことがなかったような気象がふえていると感じませんか?
    これらは地球温暖化の影響もあると考えられ、自然生態系の分野では、大阪府レッドリスト2014 において、絶滅のおそれのある種、絶滅と選定された種が増加しており、今後の気候変動の影響に伴い、更なる生態系や種の分布の変化が予測されます。

    また、森林のある地域では、短時間強雨の影響による土砂崩れなどのリスクが高まると予測されているため、浸透・保水力の高い森林を維持する森林保全の役割が重要です。

    このセミナーでは、温暖化が進むとどうなるのか?その影響についてどのような対策をしていけばよいのかという、温暖化「適応」の考え方をお伝えします。
    みどり豊かな場所で暑さをしのぎ、森林浴効果を楽しむ森のセラピー体験もお楽しみに。

    ■スケジュール(予定)

    午前の部

    9:00 林野庁近畿中国森林管理局 バス乗車
    9:40 阪急箕面駅 バス乗車
    10:00 勝尾寺園地着
    温暖化への適応について学ぶおはなし
    11:00 森のセラピー体験
    13:00 昼食
    13:30 勝尾寺園地 発
    13:50 阪急箕面駅 着
    14:30 林野庁近畿中国森林管理局 着

    午後の部

    11:30 林野庁近畿中国森林管理局 バス乗車
    12:10 阪急箕面駅 バス乗車
    12:30 勝尾寺園地着
    昼食
    13:00 温暖化への適応について学ぶおはなし
    14:00 森のセラピー体験
    16:00 勝尾寺園地 発
    16:20 阪急箕面駅 着
    17:00 林野庁近畿中国森林管理局 着

    ■地球温暖化って、なに?

    地球の平均気温が上がることを「地球温暖化」といいます。
    原因は、私たちが日々の暮らしの中で出している、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスです。
    地球温暖化は、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
    たとえば…
      ・熱中症になる人が増える
      ・ゲリラ豪雨や大型台風が増える
      ・お米や野菜、家畜が育ちにくくなる …など

    ■「緩和」と「適応」

    地球温暖化対策は、大きく「緩和」と「適応」に分けられます。
    「緩和」…温室効果ガスをできるだけ出さないようにして、地球温暖化が進まないように努力すること。
    「適応」…地球温暖化が進んでしまった場合、その影響に対応できるよう、私たちの暮らしや社会のあり方を見なおすこと。

    ■地球温暖化の影響と考えられること

    地球温暖化によって、私たちの生活や自然生態系にさまざまな影響があると考えられます。
    短時間で強い雨が降ることが増えると、土砂崩れなどが起きやすくなります。
    農作物は、お米の粒が小さくなる、ブドウの色づきが悪くなる、ナスのつやがなくなるなど、品質が悪くなります。
    動植物が生息する場所が変わったり、絶滅する動植物が増えます。

    ■森林セラピーとは

    科学的・医学的根拠に裏付けされた森林浴効果を言います。
    森林環境・地形を利用して心と身体の健康維持・増進をはかり、疾病予防・ストレス軽減をはかります。

    【日時】 2017年9月24日(日)  午前の部 10:00~  午後の部 13:00~

    雨天開催(活動場所及び内容変更の可能性あり)、荒天中止

    【場所】 勝尾寺園地(箕面国有林内)
    【集合】 (1)林野庁近畿中国森林管理局  午前の部 9:00  午後の部 11:30
    (2)阪急箕面駅前  午前の部 9:40  午後の部 12:10

    (1)または(2)より、送迎バスにて活動場所に向かいます

    【内容】 温暖化への適応について学ぶおはなし
    (温暖化による自然生態系への影響、適応策としての森林保全ほか)

    昆虫科学教育館 館長 久留飛 克明 氏
    近畿中国森林管理局 箕面森林ふれあい推進センター ほか

    森のセラピー体験(雨天時:森林ウォーキング)

    【対象】 どなたでも参加できます。ご家族でどうぞ!
    【定員】 午前の部・午後の部 各20 名 要事前申込(先着順)
    【参加費】 無料
    【服装など】 動きやすい服装(長袖、長ズボン)、滑りにくく歩きやすい靴、帽子、軍手、タオル、ピクニックシート(大きめのもの)、飲み物、昼食、必要に応じて雨具など

    ※黒い服や帽子、香りの強い整髪料や香水は、ハチが寄って来る可能性があるので避けてください

    【申し込み】 メール(adapt@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(4)をお知らせください。

    (1)氏名(ふりがな)、(2)連絡先電話番号、(3)FAX番号、(4)メールアドレス

    記載いただいた情報は、本セミナーの出欠確認、荒天時の連絡など、また今後のセミナー・イベントのご案内に利用させていただきます。

    主催:大阪府
    企画・運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング
    協力:特定非営利活動法人みのお山麓保全委員会
    後援:林野庁近畿中国森林管理局

  • 温暖化の影響と災害に備えるセミナー

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    大阪府 温暖化「適応」推進事業

    2017年9月19日(火)13:30~15:45
    堺市総合福祉会館4F 第3会議室(南海高野線「堺東駅」より徒歩7 分)
    参加無料

    複雑な動きをする台風、数十年に一度の豪雨など、これまで経験したことがなかったような気象がふえていると感じませんか?

    これらの発生には、地球温暖化の影響もあると考えられ、今後、高潮被害、洪水や豪雨のリスクが高まると予測されています。

    現に、大阪においても日最大1 時間降水量が観測史上1 位となる記録的な豪雨が2010 年以降に発生しています。
    また、気温の上昇についても日本中で真夏日や熱帯夜が増えていますが、直近100 年間で比較すると大阪の気温上昇は日本平均より大きくなっています。

    今気候がどのように変化しているかを知り、いつ見舞われるかもしれない災害にできるかぎりの備えをしておきましょう。
    少しでもリスクを回避し低減できるように備える、これが温暖化「適応」の考え方です。

    ■プログラム

    セミナー1
    地球温暖化の「いま」と「これから」~温暖化の緩和とともに、適応していく社会へ~

    講師:大阪管区気象台防災部 地球環境・海洋課 地球温暖化情報官 楠田雅紀氏

    地球の気温、大阪の気温は上がり続けています。
    これからどんな影響があるのでしょうか?
    少しでも被害を抑えるために、私たちは何をすればいいのでしょうか?

    セミナー2
    災害に備えよう(1) 日ごろのつながりをたいせつに

    講師:社会福祉法人堺市社会福祉協議会 地域福祉課 地域福祉推進係 永冨紋子氏

    災害復旧支援の経験から、日頃の地域のつながりが災害時にも大きな力になることや、避難所の確認など一人ひとりの災害に対する備えの大切さを実感したお話。

    セミナー3
    災害に備えよう(2) まずは家庭の備蓄から

    講師:特定非営利活動法人エコサイクルネットワーク 代表理事 小玉敏子氏

    災害時には最低3 日間の備蓄が必要とされていますが、実際に 備えている家庭は約1割にとどまります。
    いざというときの備えを万全にしましょう。

    展示・実演
    地球温暖化についての展示・クイズ、備蓄品の展示、日用品を使った災害対策の展示や実演

    ■地球温暖化って、なに?

    地球の平均気温が上がることを「地球温暖化」といいます。
    原因は、私たちが日々の暮らしの中で出している、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスです。
    地球温暖化は、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
    たとえば…
      ・熱中症になる人が増える
      ・ゲリラ豪雨や大型台風が増える
      ・お米や野菜、家畜が育ちにくくなる …など

    ■「緩和」と「適応」

    地球温暖化対策は、大きく「緩和」と「適応」に分けられます。
    「緩和」…温室効果ガスをできるだけ出さないようにして、地球温暖化が進まないように努力すること。
    「適応」…地球温暖化が進んでしまった場合、その影響に対応できるよう、私たちの暮らしや社会のあり方を見なおすこと。

    ■地球温暖化「適応」あれこれ

    私たちが普段の暮らしの中でできる「適応」は、いろいろあります。
    衣服や空調を工夫して、涼しくすごす。
    熱中症にならないよう、気象情報を確認し、日除け対策や水分補給などをしっかり行う。
    災害に備え非常用持出バッグなどを準備する。…など
    ほかにも、暑さに強い野菜をつくったり、育てる場所を変えたり、自治体でハザードマップを整備するなど、社会全体で取り組みが進んでいます。

    ■災害に備えよう

    災害が発生した時のために、普段からの備えが一番重要です。
    災害時に自宅で3 日間過ごす時に必要な備蓄品
    (夫婦2 人、乳児1 人、子ども1 人、高齢者1 人の5 人家族の場合)

    水45L 給水タンク2個 給水袋2袋 アルファ化米・レトルトご飯45食分 缶詰(さばの味噌煮、野菜など)15缶 レトルト食品(冷凍食品)15個 缶詰(果物、小豆など)3缶 加熱なしで食べられる食品(かまぼこ、チーズなど)5個 栄養補助食品15箱 カセットコンロ2台 カセットボンベ8本 マルチツール(缶切り・ナイフなど)1個 簡易トイレ75回分 トイレットペーパー12ロール ティッシュペーパー1パック(5個入) 大型ビニール袋・ゴミ袋適宜 除菌ウェットティッシュ1箱(約100枚) 常備薬・市販薬各1箱 救急箱1箱 携帯電話の予備バッテリー携帯電話の台数分 手回し充電式などのラジオ1個 懐中電灯2個 乾電池50本 ライター・点火棒・マッチ1個 ロープ1本 ガムテープ2巻 軍手5組

    以下適量

    使い捨てコンタクトレンズ 生理用品 粉ミルク(スティックタイプ) 離乳食(アレルギー対応) おかゆなどのやわらかい食品 高齢者用食品 入れ歯洗浄剤 処方薬 老眼鏡 お薬手帳など
    ★日常的に使用する品物は、普段から少し多めに買っておき、使ったら買い足すことで常にストックを切らさないようにするローリングストック法で備えましょう。
    出典:一般財団法人 日本気象協会 トクする防災備蓄の心得
    【日時】 2017年9月19日(火) 13:30~15:45
    【場所】 堺市総合福祉会館4F 第3会議室

    〒590-0078 堺市堺区南瓦町2-1
    南海高野線「堺東駅」より徒歩7分
    電車・バスをご利用ください。

    【定員】 40 名
    事前申し込みが必要ですが、座席に空きがある場合は当日参加も可能です。
    【参加費】 無料
    【申し込み】 メール(adapt@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(4)をお知らせください。

    (1)氏名(ふりがな)、(2)連絡先電話番号、(3)FAX番号、(4)メールアドレス

    記載いただいた情報は、本セミナーの出欠確認、荒天時の連絡など、また今後のセミナー・イベントのご案内に利用させていただきます。

    主催:大阪府
    企画・運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング
    協力:特定非営利活動法人エコサイクルネットワーク、社会福祉法人堺市社会福祉協議会

  • 温暖化の影響と里山の森を守る活動について学ぶセミナー

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    大阪府 温暖化「適応」推進事業

    2017年9月10日(日)10:00~15:00
    ※雨天開催(活動場所及び内容変更の可能性あり)、荒天中止
    弘川千年の森 森林保全フィールド(大阪府河南町)
    9:55 近鉄「富田林」駅前ロータリー 3番バス乗り場 集合
    参加無料

    複雑な動きをする台風、数十年に一度の豪雨など、これまで経験したことがなかったような気象がふえていると感じませんか?

    これらは地球温暖化の影響もあると考えられ、森林のある地域では、短時間強雨の影響による土砂崩れなどのリスクが高まると予測されているため、浸透・保水力の高い森林を維持する森林保全の役割が重要です。

    また、河内には多くの特産野菜や果物がありますが、これらの農作物についてもこのまま温暖化の影響が進めば、品質や収穫量の低下が考えられます。

    このセミナーでは、温暖化が進むとどうなるのか?その影響についてどのような対策をしていけばよいのかという、温暖化「適応」の考え方をお伝えします。

    河南町で長年活動を続けている「特定非営利活動法人里山倶楽部」による里山保全、環境保全の取り組み紹介や、弘川千年の森の森林保全活動(雨天時:森林ウォーキング)もお楽しみに。

    ■スケジュール(予定)

    9:55 富田林駅前ロータリー集合
    10:05 金剛バス 河内行きに乗車
    10:30 河内にてバス下車、徒歩により移動
    11:00 セミナー、クイズなど
    昼食
    森林保全体験など
    14:00 活動終了、徒歩により移動
    14:30 河内にてバス乗車
    15:00 富田林駅にて解散

    ■地球温暖化って、なに?

    地球の平均気温が上がることを「地球温暖化」といいます。
    原因は、私たちが日々の暮らしの中で出している、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスです。
    地球温暖化は、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
    たとえば…
      ・熱中症になる人が増える
      ・ゲリラ豪雨や大型台風が増える
      ・お米や野菜、家畜が育ちにくくなる …など

    ■地球温暖化の影響と考えられること

    地球温暖化によって、私たちの生活や自然生態系にさまざまな影響があると考えられます。
    短時間で強い雨が降ることが増えると、土砂崩れなどが起きやすくなります。
    農作物は、お米の粒が小さくなる、ブドウの色づきが悪くなる、ナスのつやがなくなるなど、品質が悪くなります。
    動植物が生息する場所が変わったり、絶滅する動植物が増えます。

    ■「緩和」と「適応」

    地球温暖化対策は、大きく「緩和」と「適応」に分けられます。
    「緩和」…温室効果ガスをできるだけ出さないようにして、地球温暖化が進まないように努力すること。
    「適応」…地球温暖化が進んでしまった場合、その影響に対応できるよう、私たちの暮らしや社会のあり方を見なおすこと。

    ■暮らしの中でできる「適応」

    気温が高くなると、熱中症になりやすくなったり、快適さが損なわれたりします。
    公園のみどりのある場所、森林などで暑さをしのぐことができます。
    また、災害に備えて、非常用持ち出しバッグを用意したり、家族で避難場所を確認するなど、あらかじめ準備しておくことも大切です。

    【日時】 2017年9月10日(日) 10:00~15:00
    ※雨天開催(活動場所及び内容変更の可能性あり)、荒天中止
    【場所】 弘川千年の森 森林保全フィールド(大阪府河南町)
    【集合場所】 近鉄「富田林」駅前ロータリー 3番バス乗り場
    【集合時間】 9:55(富田林駅9:45 着の電車でお越しください)

    集合後10:05 発の金剛バス 河内行に乗車
    終点「河内」下車の後、 活動フィールドまで徒歩約20 分

    【解散】 15:00 近鉄「富田林」駅にて

    「河内」14:30 発の金剛バスに乗車予定

    【内容】 1.温暖化への適応について学ぶおはなし
    2.里山倶楽部による里山保全、環境保全の取り組み紹介
    3.森林保全活動(雨天時:森林ウォーキング)
    【対象】 どなたでも参加できます。ご家族でどうぞ!
    【定員】 20 名(要事前申込)
    【参加費】 無料(バス運賃 往復740 円をご用意ください)
    【服装など】 動きやすい服装(長袖、長ズボン)、滑りにくく歩きやすい靴、帽子、軍手、タオル、ピクニックシート、飲み物、昼食、必要に応じて雨具など
    黒い服や帽子、香りの強い整髪料や香水は、ハチが寄って来る可能性があるので避けてください
    【申し込み】 メール(adapt@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(4)をお知らせください。

    (1)氏名(ふりがな)、(2)連絡先電話番号、(3)FAX番号、(4)メールアドレス

    記載いただいた情報は、本セミナーの出欠確認、荒天時の連絡など、また今後のセミナー・イベントのご案内に利用させていただきます。

    【備考】 荒天等で中止の場合は、当ウェブサイトにも掲載いたします。

    主催:大阪府
    企画・運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング
    協力:特定非営利活動法人 里山倶楽部

  • 【共生の森づくり】みんなで草刈り

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    年間の活動計画はこちら → 年間活動ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2017年9月30日(土)
    ※雨天のときは10月1日(日)に延期
    9:30(集合)~13:30ごろ(解散)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    参加無料

    大阪府では、大阪湾を一望できる産業廃棄物処分場 堺第7-3区で、府民・NPO・企業・行政等の協働により、多様な生き物がすむ自然豊かな「共生の森づくり」の活動を進めています。

    今回は2017年3月に植えた苗木が草に負けずに元気に育つように、みんなで草刈りをします。

    森がどれだけ育っているか、ぜひ見に来てくださいね!

    ■共生の森 オフセットイベント 第9弾

    大阪府では、CO2抑制の取組みを進めています。
    「共生の森づくり」では、平成25年度からの草刈りと植樹祭の計8回を、「共生の森オフセットイベント」として開催しました。
    参加者やスタッフの移動により排出されるCO2を、公共交通機関の利用などによりできる限り抑制し、どうしても抑制できない分は、南海電気鉄道株式会社「なんかいの森」のオフセット・クレジットによりオフセット(埋め合わせ)します。
    自家用車の利用を控え、公共交通機関を利用してCO2抑制の取り組みにご協力ください!

    ★よく読んで ご注意ください

    • 当日は、9:30までに南海本線・石津川駅前にお越しください。バスにより現地に向かいます。駅からの公共交通機関はございません。
    • 服装・持ち物…汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、必要に応じて雨具・防寒具等
    • 黒い服や帽子、香りの強い化粧品(ヘアスプレー、香水など)はハチが寄ってきやすいので、ご注意ください。
    • 売店や自動販売機はありません。飲み物は必ず持参してください。
    • 活動中は、安全に十分ご注意ください。お子さまから目を離さないようにお願いいたします。
    • ゴミは各自でお持ち帰りください。
    • 二輪車・自動車の乗り入れはできません。
    • 「共生の森」エリア内は火気厳禁です。喫煙もご遠慮ください。エリア内に自由に立ち入ることはできません。
    【日時】 2017年9月30日(土) 9:30(集合)~13:30ごろ(解散)
    ※雨天の時は10月1日(日)に延期
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:南海本線「石津川」駅前
    【参加費】 無料
    【対象】 高校生以上(中学生以下は保護者同伴)
    【定員】 先着100名程度
    【持ち物】 汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、必要に応じて雨具・防寒具等
    黒い服や帽子、香りの強い化粧品(ヘアスプレー、香水など)はハチが寄ってきやすいので、ご注意ください。
    売店や自動販売機はありません。飲み物は必ず持参してください。
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(8)をお知らせください。(9月27日(水)締切)

    (1)氏名(ふりがな)、(2)年齢、(3)性別、(4)住所、(5)TEL、(6)携帯電話、(7)メールアドレス、(8)FAX

    保険加入のため、必ずご年齢をお知らせください。

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 天候や現地の状況等により内容を変更する場合があります。
    雨天延期の場合は、当日の朝7:00以降に共生の森Facebookおよび当ウェブサイトに掲載します。

    主催:大阪府
    運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング

  • 課題挑戦について【9月】

     世の中、いろいろな課題に満ちあふれている。

    A「売上げが足らない。頑張って契約取ってこい」
    B「○○の現状、今こんな問題を抱えている。我々はどう解決すべきか」

    <Aのケース>
     日常的な問題で、頑張れ頑張れ…で答えが出るかも知れない。
     しかし、この売上げが足らないのが何年も続いているのなら、その仕事が時代に向きあえているのか、顧客の為のソリューションを提供できているかを、真剣に考えねばならない。

    <Bのケース>
     これはなかなか構造的な問題であるので、本格的に『なぜなぜ5回』を繰り返さねばならないと思うかも知れない。
     しかし、これは解答しようと思う人が、問題を本当にチャレンジすると足もとを掬われるかも知れない。
     なぜなら、課題設定者は、深い本質まで入り込み課題解決を期待していないケースが多々あるからである。
     つまり、本質の問題に入ると、自分たちがその本質にどう取り組んでいたかが問われるからである。
     こうした人たちは、本質に手をつけず、手近な改善だけの答えを待っているに過ぎないかも知れない。

     こうした例が、単に民間の一企業とかであれば、それはその企業が波間に沈むことで新陳代謝が進むから、それはそれで結構である。(本当は良くないが…)
     しかし、この本質に手を染めず、適当な所でお茶を濁そうとするのが地方行政や国であった場合、困るのは市民であり、国民なのである。

     <Bのケース>にあげたものは、単純かも知れないが、これこそが改革派と岩盤規制の守旧派の争いだとすると、改革派は不利である。
     なぜなら、圧倒的に多いのが守旧派であるからである。

     今回の加計問題は、この様相とは異なるかも知れない。
     特区というものを創り、変革を起こそうとする本物の活動なら、それは賞賛すべきかも知れない。
     しかし、獣医学部の新設位を特区でしか取り組めないのなら、日本は腐ってきているとしか言いようがない。
     こんな状況で、世界に伍していける学生を日本は、ひきつけることが出来るのだろうか。
     若い優秀な学徒は、ハーバードやMIT、ケンブリッジ、オックスフォード、インド工科大学等々へ出かけてゆくに違いない。
     学んだあとに帰るべき国が、日本となるかどうかだ。

     今こそ、若い人たちに魅力ある国、まち、学校、コミュニティを創らねばならない。
     現代の閉塞状態を破るには、やはり一人ひとりが改革の手をあげることから始めるしかない。
     新進の人々は、私たちは、挫折を恐れずにどんどんプログレスしようではないか。
     この前進が、守旧派を乗り越えていくと信じながら。

    理事長 井上 健雄

  • オコゼ【8月】

     先日、内閣改造(H29年8月3日発足)があり、新農林水産大臣 齋藤健氏が面白いことを言っておられた。

     彼によると、カツオ(鰹)は弱い魚らしい。
     水槽に入れるとすぐに死んでしまうことが多い。
     しかしこの水槽にオニオコゼを入れてやると、カツオは長生きするらしい。
     私たちがオニオコゼを見ても、ギョッとする恐ろしい顔をしている。
     カツオさんも緊張を強いられて、いいストレスとなり長生きするらしい。
     私は農林水産省のオニオコゼとなりたいと述べられた。

     面白い挨拶である。
     気に入られたいとかの変なリップサービスをするよりずっといい。
     農林水産省のカツオ君、カツオさんたちよ、緊張の中でいい仕事をして欲しい。

     例えば、カツオの話が出たので、水産についての漁業生産高を見てみよう。
     1984年1,282万トンであったものが、30年で2014年479万トンと、1/3に激減している。
     これが一つの会社としたら、立ち行かず倒産となるだろう。
     しかるに、漁獲量の減少について、漁業者は温暖化のせいだと言うし、漁協は国際情勢が悪いと言い、水産庁は海外勢力の乱獲だと、お互いが責任転嫁をしている。
     またその日本の中でも、例えばエビ籠漁と底曳き網漁の調整もできない。前者は知事認可であるし、後者は大臣認可となっている。
     こんなことで、日本の漁業が将来に向かって立てるのか。
     世界で独り負けの日本の漁業よ、どこへゆく。
     農業の将来もどうなんだろう?

     さて、こうした問題にオコゼさんは、どう立ち向かうのか楽しみである。
     頑張れ!オニオコゼさん!
     頑張れ!カツオさんたち!

     私は、上品なのでオコゼにはなれない。
     しかし、ボヤーとしていたらオコるゼ。

    理事長 井上 健雄

  • 新しい時代の曲り角のために【8月】

     前月に紹介しました製品としての「氷」は、アイス1.0からアイス2.0、そしてアイス3.0の世界に入っています。
     製品、商品というものは、いつも新しく創られたり、提供の仕方等々、日々変化に遭遇する時代に入っています。

     そこで新しい時代の曲り角へ飛び移るための製品・商品の備える枠組のDICEEを紹介しよう。
     Guy Kawasakiによる。

    Deep(深い)

    顧客が最初気づかないような機能や特徴を持つ。
    どんどん使えば、深く、いろいろな楽しみ方ができる等、満足できるサービス機能を多く持っている。
    (例)スマホ

    Intelligent(知的)

    つくったものが人々の悩みや問題を理解していることが分かるものを提供する。

    (例)フォード自動車は「マイキー」というオプションシステムを開発しており、親が子供に車を貸す時、速度やステレオの音量の上限を設定できる。

    Complete(完全)

    革新的な製品は、たんなるデバイス、ウェブサービスだけでは終わらない。
    ワンストップショッピングならぬワンストップサービスとして完結出来るものである。

    (例)キンドル・ダイレクトパブリッシングは電子書籍の販売、オンデマンド印刷、出版サービス、マーケティングサポートなどが含まれている。

    Empowering(力をもたらす)

    革新的な製品は、生産性ばかりでなく創造性まで高めてくれる。
    その製品・商品といると元気になれるようなものでなければなりません。
    (例)マッキントッシュ

    Elegant(エレガント)

    パワーがありながらシンプル。
    何があるかではなく、何がないかがポイントとなる。
    ノイズを回避し、デザインやユーザーインターフェースにこだわりを持つ。

     このDICEEクエッションに応えられるなら、あなたの商品、あなたの仕事は、次の曲り角への飛び移りは成功するだろう。
     「深く幅広いDICEEクエッション」をお忘れなく。

    ※Guy Kawasaki: アップルのチーフエバンジェリストなどを経て、オンラインデザインサービスのキャンパのチーフエバンジェリスト、カリフォルニア大学バークレイ校で教鞭もとる。
    1,000万人を超えるソーシャルメディアフォロワーを持つ。

    理事長  井上 健雄

  • 【レポート】まちのなかで自然とつながるセミナー 第2回

    7月29日土曜日10時から、まちのなかで自然とつながるセミナー第2回を開催しました。
    今回はとても盛りだくさんな内容で、多数のみなさんに集まっていただきました。

    まずは、「身近な自然を楽しもう」というテーマのもとに、よもぎを使った草木染にチャレンジしましょう。
    講師は育みの会の林先生と玉木先生です。
    子どもさんに渡したハンカチ用の白い布を絞って、ひもでぐるぐる巻きにします。
    はずすと、ひもで巻いたところが白いままで、面白い模様ができます。

      

    布に名前をつけて、草木染をするために、セミナールームからどこでもファームに、全員移動します。

    どこでもファームの一角にお湯をかけたコンロと水を張ったバケツを用意しています。
    お湯の入った深鍋に、まずは大量のよもぎの葉を入れて、よもぎの色素を煮出します。
    よもぎを入れると、よもぎ餅と同じような、美味しそうな匂いがあたり一面に広がります。思わず、おいしそう!と率直な声が聞こえてきました。
    ハンカチ用の布はバケツに入れて、水にしっかり浸しておきます。

      

    よもぎを煮出してる間に、今日の2つ目のミッション、「どこでもファームで菜園体験」です。
    ミニトマト、ピーマン、シシトウ、ナスビ、オクラなど、5月に植えた苗たちが花をつけ、たくさん実っています。

      

    野菜を自分の手でとったことって、あるかな?
    ワクワクドキドキ、子ども達は興味深々です。
    野菜がどんな風に生っているのかも観察します。
    特に珍しいのがオクラかもしれませんね。

      

    夢中になって野菜を収穫している間に、よもぎの草木染の用意ができたようです。
    さあ、皆さん集って!林先生がよもぎを煮出した染液にの中に、発色と固着をうながすために塩化第一鉄を入れます。
    適切な温度に調節してから、水につけてた布を全部入れて、30分くらいしっかり浸します。
    しぶーいオシャレな色に染まりそうですね。

     

    再びセミナー室に戻り、本日最後のミッション、「木をつかおう!ワークショップ」に取り組みます。
    講師はNPO法人木育フォーラムの米地先生と辻先生です。
    辻先生から、間伐材(山の手入れででた木)を使う貯金箱作りの説明を聞きます。
    10個くらいの木の破片を組み合わせて、ロボット型の貯金箱を作ります。

      

      

    木の皮を、いろんな形のパンチで切り抜き、組み立てた貯金箱に貼っていきます。
    パンチで切り抜くのは固いけど、みんな一生懸命です。

    材料の木の破片の数と種類は同じですが、子どもの個性と同じく、いろんな形の貯金箱が出来上がりました。
    うさぎ型?ポニーテールの女の子型?こぶた型?
    さまざまな貯金箱ができあがり、皆さん大満足でした。

     

    最後に、さきほど染めたハンカチを持って帰ってもらいました。
    家に帰ってから、水洗いをして干せば、草木染のハンカチが完成!
    大事に使ってくださいね。

    第3回は、11月25日(土)10時~12時
    おおさかATCグリーンエコプラザ集合
      どこでもファームで体験しよう
        ・秋やさいの収穫
      森とつながるクラフト
        ・「どうぞのいす」つくり
    申込受付中!

  • 秋野菜の種をまこう!

    8月19日(土) 10:00~12:00ごろ
    ATC「どこでもファーム」にて

    なにわの伝統野菜「田辺大根」「天王寺蕪」などの種をまきます。
    育てた秋野菜は、11/25(土)のイベントで収穫します。

    ※お申し込みは不要です。直接現地にお越しください。

  • 地域の人は全てがステークホルダー。ネットワークを拡げよう!

    ■会場変更のお知らせ

    セミナーの会場が変更になりました。ご注意ください。

    美濃利ビル 1階「アカデメイア室町教室」
    〒604-8211 京都市中京区六角通室町西入玉蔵町121
    地図はこちら → 美濃利ビル アクセス
    阪急「烏丸」駅、地下鉄「四条」駅 22番出口より 徒歩約5分
    22番出口より烏丸通を北へ、六角通を左折

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)
    ※ちらしに記載の会場は変更前のものです。

    平成29年度「スタッフ向け環境NGO・NPO能力強化研修(近畿ブロック)」

    ■課題解決力Up! できることをどんどん増やそう

    8月26日(土)~10月21日(土) 10:00~17:00(全5回)
    場所:美濃利ビル 1階「アカデメイア室町教室」
    (株式会社アペイロン)
    ※第3日のみ滋賀県高島市にて実地研修

    もっと活動を拡げたいあなたの課題は?
    資金不足?イベントの動員?若い人に来てほしい?会員を増やしたい?
    ネットワークの力で解決できるかも。
    地域の人もイベント参加者も全てがステークホルダー。
    共感と信頼のネットワークが拡がれば課題解決につながります。

    ①満足度をあげる
    ②イベント参加者を増やす
    ③活動資金を増やす
    ④そして次世代にひき継ぐ
    団体運営の課題を具体的に設定し、ネットワークを活用した解決につなげます。

    ■スケジュール

    1日目:8月26日(土)10:00~17:00

    セミナー 課題解決力Up!のために ~仲間をどんどん増やそう 力を合わせて楽しもう~
    講師:久 隆浩 氏
    事例紹介 咲洲まちづくりプロジェクトは住民ひとりひとりのネットワークで創ります
    講師:咲洲まちづくりプロジェクトチーム 実行委員長 兼 イベント部会リーダー 小川 宗治 氏
    ワークショップ 満足度をあげる ~ネットワークを拡げるにはすべての人の自己実現がカギ~
    講師:加藤 悟 氏

    2日目:9月9日(土)10:00~17:00

    ワークショップ イベント参加者を増やす ~ふだんの活動を楽しみながらできるようにする工夫~
    講師:加藤 悟 氏
    事例紹介 住民が支える生水の郷の魅力
    講師:海東 英和 氏

    3日目:9月16日(土)10:00~17:00

    実地研修 滋賀県高島市の生水の郷、源五郎さんの船着き場、のんきいファームなどの見学と意見交換
    講師:海東 英和 氏
    環境保全と環境資源と日常生活が一体化した暮らしぶりの見学などを通じて、住民一人一人がステークホルダーとして役割を果たし、また住民のネットワークで環境が守られていることを知る

    4日目:10月8日(日)10:00~17:00

    ワークショップ 活動資金を増やす ~広く浅く、そしてギブアンドテイクを実現する工夫~
    講師:加藤 悟 氏
    セミナー ぶれない思いと伝えきる力
    講師:久 隆浩 氏

    第4日以降第5日まで

    今後の行動計画を作成し、行動開始
    質問や相談には、専門家のアドバイスが受けられます。

    5日目:10月21日(土)10:00~17:00

    ワークショップ
    (成果報告)
    今後のネットワーク活用計画 ~次世代にひき継ぐ~
    講師:加藤 悟 氏
    アドバイザー:施 治安 氏
    セミナー
    (意見交換)
    地球環境問題最前線 ~環境NPOの役割~
    講師:仁連 孝昭 氏

    ■講師紹介

    久 隆浩 氏

    近畿大学 総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 教授
    1958年高知県生まれ、大阪育ち。1986年大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻 博士後期課程修了。工学博士。もともと都市計画が専門だが、近年は様々な分野のまちづくり活動・市民活動の支援をおこなっている。

    小川 宗治 氏

    咲洲まちづくりプロジェクトチーム 実行委員長 兼 イベント部会リーダー
    南港ポートタウン生まれ。まさに育ててもらったことへの恩返しとして、消滅していた地元子ども会を復活させた中心的存在。現在、「咲洲まちづくりプロジェクトチーム」実行委委員長や南港光小学校PTA会長など、21の役職を兼任。少しずつ若手の仲間を増やし、まちの活性化のために日々奮闘中。

    加藤 悟 氏

    京都経済短期大学 学長・教授
    愛知県出身。大阪大学工学部(環境工学科)を経て、東京大学大学院工学系研究科(先端学際工学専攻)博士課程修了。学術博士。ファシリテーターとして、大学コンソーシアムせと(瀬戸市)、あさひエコ大学(尾張旭市)ほか多数で活躍。

    海東 英和 氏

    滋賀県議会議員
    高島市新旭に生まれ、現在も家族7名で在住。新旭町長および合併後の高島市初代市長。東京にて、政府事業仕分け、内閣府公益認定等委員会委員を経て、現在に至る。「地域のために役に立つことをしたい」「個人では解決できないことをみんなで改善・解決したい」と活動中。

    施 治安 氏

    “大阪を変える100人”会議 特別顧問
    1954年、大阪市天王寺区生まれ(台湾籍中国人)。サービス系のベンチャー企業を数々立ち上げ経営してきたが、50歳を契機に、社会貢献人生にシフト☆10年前からソーシャルビジネス啓蒙と、社会起業家たちのプラットホーム形成、市場を直接ソーシャル・イノベートする複数の仕掛けづくりに挑戦中。

    仁連 孝昭 氏

    成安造形大学 客員教授・滋賀県立大学 名誉教授
    大阪市生まれ。大阪市立大学、京都大学で学び、広島大学、日本福祉大学、滋賀県立大学で勤めた後、成安造形大学で地域と大学が共に取り組む創造的人材育成プログラムを準備中。自然資本を掘り出す社会から、自然資本を育てる社会への転換をテーマとし、エコ村づくりなどの実践にも関わる。

    ■お申し込み

    日時 8月26日(土)、9月9日(土)、9月16日(土)、10月8日(日)、10月21日(土)
    10:00~17:00
    場所 美濃利ビル 1階「アカデメイア室町教室」(株式会社アペイロン)
    〒604-8211 京都市中京区六角通室町西入玉蔵町121
    http://www.minori-web.co.jp/soho/access.html
    【地下鉄】烏丸線 四条駅・烏丸御池駅 徒歩約5分【阪急京都線】烏丸駅 徒歩約5分
    対象者 環境保全を実施している団体スタッフやこれから実施しようと考えている方で、ネットワークを拡げたいと思っている方。
    参加費 1,000円/お1人(全5回)
    同一団体から複数名で参加の場合500円/1名に割引
    経費補助 実地研修(第3日)では、交通費(片道上限1,500円)と昼食代(上限1,000円)の実費をお支払いします。
    お申込み 参加ご希望の方は、下記内容を明記の上、Eメール(kankyo@e-being.jp)にて、もしくはFAX(06-6614-1801)にて、お申し込みください。

    ●お名前(フリガナ) ●ご所属(団体名など) ●ご住所 ●TEL ●FAX ●E-mail ●所属団体HPのURL
    ●ご所属の団体の運営における課題や解決したいことは何ですか?

    申し込み締め切り日:8月25日(金)
    定員:10名様程度(応募者多数の場合は選考いたします)

    主催:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金
    企画・運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング


    地球環境基金
    地球環境基金は、国内外の民間団体(NGO・NPO)が行う環境保全活動への資金の助成や人材育成、情報提供等の支援を行っています。


    独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金部
    〒212-8554 川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー8階
    TEL 044-520-9505
    URL http://www.erca.go.jp/jfge/

  • 三鏡【7月】

     「貞観政要」というものがある。
     唐の2代皇帝太宗・李世民の言行録で、為政者のバイブルとも言われるものです。
     そこで語られる三鏡について述べてみたい。

     一、自分の姿、形を整える姿見があります。
     二、未来、将来を考える鏡として歴史があります。
     三、組織のリーダーが組織をしっかり運営する為に、人という鏡があります。

     一番目の鏡なら、朝起きてから何度も見ていますね。
     しかし服装などは本来でなく、自分の目が静かに澄んで強さを持っているかを確認すべきでしょう。
     二番目の鏡は、時代も、人も、場所も、気候さえ変わる歴史を鏡にするには、万古の書物の渉猟と自分の現在の状況をよく把握した上で、深い哲理による洞察が必要です。
     三番目も、人の意見を聴くということは簡単なようで難しい。
     だから「相手という人」を考えずに、自らが相手の人に誠実であるかを問い質すことです。
     そして考えるべきはその人の「言」であって、力量ではありません。
     ほんの少しでも良いリーダーの為に三鏡をしっかり学びたいものです。

    理事長  井上 健雄

  • 「氷」【7月】

     暑い。とけそう~~~……。
     「温暖化の酷暑ここに至れり」と思う。

     日本には、もっとしっかりした四季がありました。

    春一番 木々は根を緊め おのれ鳴らす(憲吉)
    夏立つや 衣桁にかはる 風の色(也有)
    目に青葉 山ほととぎす 初鰹(素堂)
    秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる(藤原敏行朝臣)
    こがらしや 広野にどうと 吹き起こる(蕪村)

     こうした四季はあるにはあるのですが、四季なので3ヵ月ごとの交代と思っておりました。
     今や、夏のシェアが、50%になるかの勢いです。
     人々の心待ちする春・秋が、短くて残念です。
     かつての一年に比べ、損している気がします。
     慰めは暖冬化により冬が、過しやすくなっていることでしょうか。
     雪月花の雪に乏しい関西では、雪を愛でる風流は、北の国まで足を伸ばさねばなりません。
     子どもの頃、私たちの身の回りにあった四季は、何処へ行ったのでしょう。

     夏に文句を言っても始まりません。
     そこで、「氷」で頭も体も冷やしましょう。
     この氷、19世紀初め頃には、ニューイングランド州の寒い寒い所の凍った湖や池から氷を切り出して、切り出し氷が良く売れて、寒い地方が栄えました。
     これがアイス1.0の世界です。
     そして次は製氷屋さんが、シーズンに関係なく水を凍らせて氷を作り、トラックで運び売りました。
     アイス2.0の世界です。
     次に電気冷蔵庫の登場です。各家庭で氷がつくれるようになりました。
     アイス3.0の世界です。

     この氷の歴史を見ていると、ぞ~っと寒くなりません。
     アイス1.0で栄えた人は、アイス2.0の世界では成功しておりません。
     アイス2.0の世界で儲けた人が、電気冷蔵庫を開発した訳ではありません。
     「氷」を売るとしても、新しい時代にどのようにしてその氷を提供するかなんです。
     商売繁盛を極めている時に、次のアイスに向けてスタートしているかなんでしょう。
     皆さまも今の仕事の次の仕事を考えていますか。
     いつも私たちは、新しい時代の曲り角の手前にいるということを忘れてはなりません。

    (注)下線について、8月の挨拶をご覧ください。

    理事長  井上 健雄

  • 自然かんさつ&クラフト

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2017年7月29日(土)
    ※雨天のときは30日(日)に延期
    9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    集合・解散:南海電鉄本線「石津川」駅前
    参加無料

    共生の森エリアには、都市ではほとんど見られなくなった原っぱが広がっています。
    そこにすむ生きものたちの発見や自然あそびは、貴重な「自然ふれあい」の機会です。

    今回のイベントは、共生の森づくりエリアを特別に開放して開催!
    みんなで原っぱの昆虫を採って観察しよう。
    バッタの運動会もあるよ!
    共生の森の葉っぱなどでクラフトもできるよ。

    ★よく読んで ご注意ください

    • 当日は、9:30までに南海電鉄本線・石津川駅前にお越しください。バスにより現地に向かいます。駅からの公共交通機関はございません。
    • 服装・持ち物…汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    • 売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    • 活動中は、安全に十分ご注意ください。お子さまから目を離さないようにお願いいたします。
    • ゴミは各自でお持ち帰りください。
    • 二輪車・自動車の乗り入れはできません。
    • 「共生の森」エリア内は火気厳禁です。喫煙もご遠慮ください。エリア内に自由に立ち入ることはできません。
    【日時】 2017年7月29日(土) 9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    ※雨天の時は30日(日)に延期
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:南海電鉄本線「石津川」駅前
    【参加費】 無料
    【対象】 小学生とその保護者の方や自然観察に興味のある方(中学生以下は保護者同伴)
    【定員】 先着50名程度
    【持ち物】 飲み物、昼食
    汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、必要に応じて雨具・防寒具等
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(8)をお知らせください。(7月27日(木)締切)

    (1)氏名(ふりがな)、(2)年齢、(3)性別、(4)住所、(5)TEL、(6)携帯電話、(7)メールアドレス、(8)FAX

    保険加入のため、必ずご年齢をお知らせください。

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 天候や現地の状況等により内容を変更する場合があります。
    雨天延期の場合は、当日の朝7:00以降に共生の森Facebookおよび当ウェブサイトに掲載します。

    主催:大阪府
    運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング

  • 森MORI SUNデイ 草刈り&ネイチャークラフト

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    みんなでつくろう100年の森!「共生の森づくり」

    2017年6月25日(日)
    9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    集合・解散:南海電鉄本線「石津川」駅前

    2017年3月に植樹をした場所等で、木々がしっかり育つように、草刈りをします。

    草刈り作業でひと汗かいたあとは、自然素材や身近な材料を使ってクラフト体験!
    大人も子どもも楽しめます。

    ★よく読んで ご注意ください

    • 当日は、9:30 までに南海電鉄本線・石津川駅前にお越しください。車の乗り合わせなどにより現地に向かいます。駅からの公共交通機関はございません。
    • 服装・持ち物…汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、飲み物、昼食、必要に応じて雨具・防寒具等
    • 売店や自動販売機はありません。飲み物や昼食は必ず持参してください。
    • 活動中は、安全に十分ご注意ください。お子さまから目を離さないようにお願いいたします。
    • ゴミは各自でお持ち帰りください。
    • 二輪車・自動車の乗り入れはできません。
    • 「共生の森」エリア内は火気厳禁です。喫煙もご遠慮ください。エリア内に自由に立ち入ることはできません。
    【日時】 2017年6月25日(日) 9:30(集合)~15:30ごろ(解散)
    【場所】 共生の森(大阪府堺市西区築港新町)
    集合・解散:南海電鉄本線「石津川」駅前
    【参加費】 無料
    【対象】 高校生以上(中学生以下は保護者同伴)
    【定員】 先着30 名程度
    【持ち物】 飲み物、昼食
    汚れてもよい動きやすい服装、長そで・長ズボン(季節を問わず)、できるだけ底の厚い靴や軽登山靴、帽子、軍手、タオル、必要に応じて雨具・防寒具等
    【申込み】 メール(kyousei@e-being.jp)、FAX(06-6614-1801)、電話(06-6614-1731)にて、以下(1)~(8)をお知らせください。

    (1)氏名(ふりがな)、(2)年齢、(3)性別、(4)住所、(5)TEL、(6)携帯電話、(7)メールアドレス、(8)FAX

    保険加入のため、必ずご年齢をお知らせください。

    お申し込み確認のご連絡を差し上げます。akiko-inoue@e-being.jp からのメールを受信可能にしてください。

    ご記入いただいた個人情報は、「共生の森づくり」活動の出欠確認および関連資料作成など、また今後の活動のご案内に利用させていただきます。

    【備考】 天候や現地の状況等により内容を変更する場合があります。
    荒天(警報発令等)の場合、中止いたします。

    主催:大阪府
    運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング

  • 土手坊主【6月】

     子供のお守りをして稼いだ金で売れ残りの松の苗を200本買い、土手に植えた子供がいた。
     育ち具合が心配で、いつも土手を見ていた。
     人はそれを見て笑い「土手坊主」とあだ名した。

     もう一つ。
     精米をする時、足で杵を押しながら臼のまわりを歩いて本を読んでいる子がいた。
     1回りすれば一節を読み了えるというもの。
     そこでのあだ名は「ぐるり一遍」であった。

     ある時は、本を読みながら歩き、時には大声で読誦したりしている変な子がいた。
     あだ名は「キ印金さん」と呼ばれた。  ※天明の頃です。差別用語ではありません。

     サァみなさんは、何回目のあだ名でこの人が分りましたか。
     天明7(1787)年7月23日生。
     いわゆる天明の大飢餓の頃に生を受けたのである。
     5歳の頃、酒匂川(さかわがわ)氾濫、田畑の大半が流失する等、極貧を経験。
     報徳思想をもって貧しい農家や藩財政の立て直し等、日本が世界に誇るべき英雄であります。
     この三つのあだ名の持ち主こそ、二宮尊徳である。

     この土手坊主が、酒匂川に200本の松の苗を植えた時、13才である。
     氾濫防止としての植樹である。
     なんという慧眼の士であったことか。
     私は尊徳さんを尊敬している。
     追い追い、この小文で、報徳思想の一端を紹介したいと考えている。

    ……
    身命の長養は衣食住の三つに在り
    衣食住の三つは田畑山林に在り
    田畑山林は人民勤耕に在り
    今年の衣食は昨年の産業に在り
    来年の衣食は今年の艱難に在り
    年年歳歳報徳を忘るべからず

     どうです。この縦軸思想は心に沁みますね。
     過去があり、現在があり、そして未来がある。当り前だけど凄いな。
     思えば、私が、大学入試の時「独立自尊」について考える所を記述せよというものがあった。
     この福沢先生の思想は、尊徳さんの「わが道は人の心という田畑を開墾することなり」の「心田開発」に非常に近しいと考える。
     あぁ昔が懐かしいな……

    理事長  井上 健雄

  • CSR(CSV)協働事業

    ■CSR報告書・知的資産経営報告書とは?

    CSR(知的資産)報告書を作ることは、あなたの会社にとって大きな飛躍を生むものです。
    スウェーデン、スイス、ノルウェー、デンマークなど北欧の国々が、CSR(知的資産)報告書を作ることにより躍進し、世界に冠たる競争力をつけたことでも分かります。
    自社の人的資産・構造資産・関係資産の3つにおいて、強さ、弱さを分析し、強きを伸ばし弱きを押える経営に徹したことによります。
    報告書を創りあげていく過程が、組織能力(オーガニゼーション・キャパシティ)を高めることになり、大きな武器となります。

    CSR報告書も単に社会貢献していることを活字にするものでなく、社会に許されてあるという存在の為に、業務執行の卓越性とともに、環境問題への取り組みや社会的弱者への配慮などについて、バランス良く取り組むことが企業の発展に欠かせないものになってきているからです。

    特に今後、CSV報告書として企業と社会のwin-winを実現する方向へと向かいます。

    こうしたレポートは、あらゆるステークホルダーに開示されることにより、社会からの信頼を獲得し、企業の持続的発展のための礎となります。

    ■なぜ、いまCSR経営・知的資産経営なのか?

    ■グレート・オーガニゼーション7法則

    1. 世界一になれる得意分野を磨く
    2. しっかりとした規律の文化がある
    3. みなが情熱を持って取り組んでいる
    4. 厳しい現実の中でも勝利への確信を持っている
    5. 真実に耳を傾ける
    6. 新技術に振り回されない
    7. 変化はゆっくり起こす
  • 【満員御礼】まちのなかで自然とつながるセミナー 第2回

    この講座は受付を終了しました。多数のお申込みありがとうございました。

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)

    2017年7月29日(土)10:00~12:00
    大阪南港ATC
    おおさかATCグリーンエコプラザ
    セミナールーム(集合)
    参加無料

    まちのなかに住んでいるみなさま
    身近な場所で自然とのつながりを味わってみませんか。
    森や自然を大好きになってもらうためのセミナーです。
    ご家族でどうぞ。

    ●どこでもファームで菜園体験

    ミニトマト、ピーマン、シシトウ、ナスビ
    5月にうえた苗たちが花をつけ実っています
    収穫しよう!!
    薬草としても知られているヨモギで草木染もします

    ●木をつかおう! ワークショップ

    間伐材(山の手入れででた木)で貯金箱をつくります
    もってかえってたくさん貯金してね

    ●自然とつながるセミナー

    やさいのふしぎ、タネのふしぎ
    いきものの知恵にびっくり!

    ATC の海沿いテラスにあるどこでもファームでは、野菜のかんさつや収穫、ヨモギを使った草木染をします。
      

    セミナールームでは、自然の知恵おはなしと、間伐材の貯金箱づくりをします。
     

    自然に触れる機会が少ない都市生活の中で、身近な場所で自然とのつながりについて学び、楽しく体験しましょう。
    森の役割りや環境について少しずつみなさまの理解が深まることを願っています。

    参加にあたって

    • アンケートのお願い
      このセミナーはモニター開催として無料で実施しています。今後より良いセミナーにするためのアンケートにご協力お願いいたします。

    • 動きやすい服装でおこしください。
    • 熱中症予防のため、十分な水分補給などをお願いします。
    • 保護者の方は、お子様の安全に十分ご注意ください。
    • 雨天開催ですが、天候等により内容を変更する場合があります。
    • 荒天等により中止の場合はイー・ビーイングHP に掲載するとともに、ご連絡いたします。

    第3回 11/25(土) 秋やさいの収穫、「どうぞのいす」つくりなど

    【日時】 2017年7月29日(土)10:00~12:00
    【場所】 大阪南港ATC おおさかATCグリーンエコプラザ セミナールーム(集合)
    http://www.ecoplaza.gr.jp/access/index.html
    【参加費】 無料
    【対象】 小学校低学年くらいまでのお子さまと保護者の方
    【定員】 15組30名
    【申込み】 電話(06-6614-1731)・メール(taiken@e-being.jp)・FAX(06-6614-1801)にて以下(1)~(6)をお知らせください。
    受付確認を連絡します。(akiko-inoue@e-being.jp からの確認メールを受信可能にしてください)

    (1)お子様のお名前(ふりがな)  (2)お子様の年齢
    (3)保護者のお名前(ふりがな)  (4)保護者の年齢
    (5)電話番号  (6)メールアドレス
    ※保険加入のため年齢をお知らせください

    お申込みでいただいた個人情報は、本セミナーの出欠確認および関連資料作成など、また今後のセミナー・イベントのご案内に利用させていただきます。

    主催:特定非営利活動法人イー・ビーイング
    後援:住之江区役所
    協力:アジア太平洋トレードセンター株式会社、特定非営利活動法人 木育フォーラム

    地球温暖化低減をめざして、この事業は平成29年度大阪市市民活動推進助成を受けて実施します

  • まちのなかで自然とつながるセミナー 第1回

    5月20日土曜日10時から、まちのなかで自然とつながるセミナー第1回を開催しました。

    会場のおおさかATCグリーンエコプラザのセミナールームに、小学校低学年くらいまでの子どもさんと保護者の方が次々到着。
    始まる前は、面白いタネの観察ができました。

      

    なにわの伝統野菜「玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)」と「勝間南瓜(こつまなんきん)」、緑のカーテンができる「ヘチマ」など。
    虫メガネで観察するだけてなく、「お家で育てるのにもってかえってもいいよ」とのうれしいお言葉もありました。

    いよいよ始まり。
    まずは森とつながるセミナー、講師はNPO法人木育フォーラムの米地先生と谷先生です。
    森の木を切ることは悪いこと?いいえ、元気な森に育つためには木を切って手入れをすることが大切です。そして切った木は、みんなで使うことが大切ですというお話。

      

    木のクイズもあります。8種類の木のなかで、ヒノキはどれ?タモは?キリは?…全問正解グループは素敵なプレゼントをゲット。

      

    つづいて、菜園体験。講師は育みの会の林先生と松岡先生です。
    ATC2階の海沿いテラスに出て、ミニトマト、ナスビ、ピーマン、シシトウの苗を植えました。第2回の7月29日までに実ってくれるかな?

      

    お家で育てられるミニトマトの植え方も教えてもらいました。

    そして、秋から冬、春までじっくり育ってきたタマネギの収穫です。
    タマネギって、土の上は青ネギとおんなじように青々した葉っぱが伸びています。
    根元をもってぐいっとひっぱると、立派なタマネギが現れました。

      

    さて、手を洗って、セミナールームに戻ります。
    次のお楽しみは、桜のお箸づくり。

     

    お箸の材料を自分好みの丸みや太さにしていきます。目の粗いサンドペーパーでごしごし、次に少し細かいサンドペーペーでごしごし、そして細かいサンドペーパーでごしごし。
    2本のお箸の太さや丸みが揃うように気をつけて。

       

    最後にクルミの油で磨いて仕上げます。

     

    手が疲れた…でもお箸ができた!
    保護者の方にアンケートにお答えいただく間、松岡先生が牛乳パックの竹トンボの飛ばし方、作り方を教えてくれました。

     

    盛りだくさんで楽しかったですね。

    参加者から寄せられた感想の一部をご紹介します。
    保護者の方より

    • 息子にとっても親の私にとってもすごく楽しくてワクワクドキドキしたセミナーでした!経験値UPありがとうございます。
    • 様々なクイズで木の種類を知りました
    • 木を切ることはよいことだ!
    • タマネギの収穫は初体験で印象に残ります
    • 子どもがとても楽しそうでした。

    子どもさんより

    • たのしみにしていて、たのしかった
    • たまねぎがたのしかった
    • ナスビのはながきれいだった
    • とてもたのしかったけと、おはしづくりがこんなにたいへんだとはおもわなかった
    • 竹とんぼがはじめてでたのしかった

    第2回は、7月29日(土)10時~12時
    おおさかATCグリーンエコプラザ集合
      どこでもファームで体験しよう
        ・ヨモギで草木染
        ・夏野菜収穫
      森とつながるクラフト
        ・間伐材の貯金箱づくり
    申込受付中!

  • 花を愛で自然と共に…【5月】

     この間「梅」と言っていたのに、桜は濃い緑の葉を繁らせ、つつじも終ろうとしている。
     3ヵ月も何をしていたのだろう。
     自然界の花を愛で時を過ごしていた訳ではなく、人間界でバタバタしていただけである。
     気がつけば藤(金ぐさりとも)が自慢げに黄色の房を垂らし、あじさいは既に装飾花をつけている。
     花さんたちは何と健気なことだろう。
     ヒトは、何かにかまけていても、自然界は、なんとか四季の秩序を保っている。

     人は自然の理(ことわり)に則って動いていないのだろう。
     思い出して花見などすることがあっても。
     自然を忘れていることが多い。
     そうすると自然は、大雨や続く干天、ひどい寒さ、煮えかえる暑さと、どんどん人にやさしくしなくなる。
     この現象にもう逆らいようがないと、適応ということになったらしい。
     一頃は、温暖化緩和と言って省エネを中心としたCO2削減をメインにしていたものが、もう駄目と適応となったらしい。
     地球が、繰り返し発する警告を無視せずにきちっと受け止めることが必要です。
     こうした意味において、自然への畏敬の念をもって生物多様性を考えることは、その一歩となりましょう。

    理事長 井上 健雄

  • 福のかたち【5月】

     ここにある一つの果樹がある。
     20個の蕾がつきました。

    (a)「いいぞいいぞ、全部大きくなってくれ!」

    ・20個の実が取れます。

    (b)「果樹さんありがとう。少し大変でしょう。7~8輪を摘みましょう」

    ・12~13個の実が取れるでしょう。

     私たちは、(a)のケース(b)のケースどちらを選びますか。
     私は(b)を選びたい。
     これが「惜福」という考え方です。
     なぜなら

    (1)数は少なくなるが大きな実がとれる
    (2)果樹を疲れさせず、来年も元気に実をつけてくれるでしょう

     今にすべての成果を求めれば、明日にその力が続くかどうか、考えるべきなんでしょう。
     そして摘果したものを地の栄養とするも一つだし、その摘果物(例えばみかん)は摘果のものにこそ、ヘスペリジンという機能物質があり、アレルギーに効果的という情報から産学連携の取り組みもあるでしょう。
     摘果のお裾分けもあり、これは「分福」です。福を、土さんに、またアレルギーの人に、また隣人に分けることになります。
     そして「植福」というものがあります。
     これは、ある学問の機会のなかった人に、学問の手解きをしてあげる。
     そして、学校に通えるようにしてあげる……
     今、はやりのSDGs17の4番目のQuality Educationになります。

     新しい福をつくってあげる。
     また今、芽ばえようとしている福の手助けをしてあげる。
     私はこの三つの福に、上下も何もありません。
     個人的な生き方は、惜福に生き、少し大局観が出てきた時に小局着手の分福を考える。
     そして人の幸せという観点から植福に心がけます。
     これは時間がいるものですが、一つひとつ植えていければと考えています。
     サァ!頑張るぞう!

    理事長  井上 健雄

  • サステナウェブ

    ■サステナウェブ設立趣旨  Difference ×Design = Delight

    サステナウェブトップページロゴ
    ドン・キホーテ

    私たちは、遠い日に失われた理想主義を追いかけるドン・キホーテなのかも知れません。
    21世紀の地球、人々、生物の在り方が、真に豊かで幸福感に満ちたものであるようにと、風車に突撃しようとしているのかも知れません。

    しかし、現代社会こそドン・キホーテを必要としています。
    私たちは、サステナウェブで得た知識と経験を知恵にまで高め、社会の有用物(思想や生活ライフスタイルそして商品…)として提案・提供し、広く社会への贈り物としたいのです。

    サステナウェブは、

    事業を成功させる為に、重要な問題を特定し、それを体系的に検討し、美しい解決策を生みだすことを支援します。

    私たちは「美しい解決策」を次のように定義しております。
    D(ディファレンス:違い)×D(デザイン:ビッグピクチャーの中で表現)=D(デライト:喜び)を創り出すことなのです。

    違いをビッグピクチャーの中で表現し、世の中に喜びを提供すること、それを「美しい解決策」と考えているのです。

    サステナウェブ 10の事業革新モデル


    私たちは、未だ十分に使われていない資源に着目し、新たな組み合わせにより新たな価値を見出して新資源とし、持続可能な社会を創ります。
    その新資源でもって地域創生に取り組みます。
    サステナウェブは、一次・二次・三次産業を統合(コラボレーション)する六次産業化(注)によって高付加価値化を図り、収益を改善します。
    (注)六次産業化に限る訳ではありません
    サステナウェブは、私たちが選び抜いた新技術の組み合わせを適用することにより、ローコストでハイパフォーマンスの商品を創造します。
    これらの商品の出口戦略もサポートします。
    サステナウェブは、地域の人々にとって、事業者にとって、社会にとって、驚きと感動を生みだすものと確信しております。

    ■活動概要

    1.森と魚の結婚事業

    私たちは、日本の豊かな自然を守り、またそこから自然の恵みをいただき生活を営んでいます。そして自然を守り、自然とともにある生活スタイルを自然資本循環型社会としています。
    こうした考えのもと、社会のみな様が「こうあればいいな」とか「こんな夢みたいなことできないかな」とかの『夢に智慧とアイデアとパッションをもとに形をつくりだす新事業』に挑戦します。
    その1つが、SDGsの「15.陸の豊かさも守ろう」、「14.海の豊かさを守ろう」に関連する、森で魚を養殖する「森と魚の結婚事業」になります。
    岡山県英田郡西粟倉村でのエーゼロ株式会社 「森のうなぎ」 を参考に、森での養殖により、水を汚さず、汚れた水で森を豊かにする事業実施を目指します。
    適切な森林管理が行われているFSCR認証(Forest Stewardship CouncilR、森林管理協議会)をフィールドに、養殖による水産物を認証するASC認証(Aquaculture Stewardship Council、水産養殖管理協議会)に配慮した取組とすることを考えています。
    こうした先達の取組に、一味も二味も異なった新機軸を取り入れたものを世の中に提案し、ソリューションの形を世に示したい。

    SDGsロゴ15,14,3

    2.差別化のための安全・安心の第三者評価  (注)TPAC

    サステナウェブメンバーが創造する新資源商品は、安全・安心の第三者評価を受けていただきます。そのことにより、商品に安全・安心のエビデンスを与えることになり、他商品との差別化や競争力を持つことになります。

    ※第三者評価を受けて合格すると、サステナウェブの安全・安心ブランドとして認定されます。
    ※サステナウェブメンバーは、検査・評価料金を会員割引にて利用できます。
    (注)TPACとは、Third Party Accreditation Committee on Products and Product Systemの略で、生産物及び生産システム第三者評価委員会を指します。
    詳しくはこちら → TPAC

    3.環境を中心とするSDGs教育事業

    今、世の中はNo one leave alone!(「誰もを置き去りにしない」)が最重要になってきている。
    つまりサステナブル(S)持続的、デベロップメント(D)発展、の為のゴール(G)を目指して、地球上の市民のみなが安全で安心な生活をおくれるようにすべきだという世界目標が2015年9月の国連サミットで採択された「SDGs(エス・ディ・ジー・ズ)2030アジェンダ」であります。
    このSDGsは17のゴール、169のターゲットから構成されております。
    SDGsの実現の為に全世界の政府・企業・団体・市民が動き始めています。
    国により、地域により、課題はさまざまです。
    私たちは8つの目標を設定し、その中でも中心課題としてゴール4、ゴール12、ゴール14、ゴール15、ゴール17の実現に全力で取り組みます。
    環境問題への対応においては、国民が様々な機会を通じて環境問題について学習し、自主的・積極的に環境保全活動に取り組むことが肝要であり、特に、21世紀を担う子ども・青年たちを対象とした環境教育は極めて重要です。
    「持続可能な開発のための教育(ESD)」の視点で進められてきた環境教育ですが、SDGsとの関連を踏まえ、持続可能な社会の担い手を育成する「主体的・対話的で深い学び」が求められています。
    (1)子どもたちの生きる力を高める、SDGs学習副読本監修事業
    (2)大学生を中心とする、SDGs消費者リーダーの為の研修
    (3)市民の方々に楽しいSDGsエコライフ研修
    (4)地域おこしを考えるSDGs研修

    (5)行政の方々、専門的能力の高い人々や起業等を考える人に、SDGsビジネス・ソリューションのコンサル等々

    SDGsロゴ4,12,14,15,17SDGsロゴ3,11,13

    4.「サステナウェブ」交流・連携事業<基盤事業>

    個別事業参加企業・個人等を対象に、「サステナウェブ」運営の基盤となる

    • それぞれの視野拡大と充実
    • ビジネスマッチング
    • 更なる成長のための新モデル提案

    等を目的に、年数回の交流会・講演会等を実施します。
    また、「サステナウェブ」にご関心のある企業・個人、行政関係者、地域住民等を対象とした、1.のフィールド等々での現地見学会等を実施します。

    SDGsロゴ17,12,3

    5.行政等プロポーザル事業<基盤事業>

    「サステナウェブ」の個別事業参加企業・個人、本部組織関係者等により、官公庁・自治体等のプロポーザル事業の獲得を目指します。
    (例)大阪市「グローバルイノベーション創出支援事業」

    SDGsロゴgoals

    6.業務沿革と最近の成果

    当団体は、もとより環境問題のソリューションの為に環境問題の碩学の先生たち、企業の環境部長たちと設立したものである。
    そしてそれらの人々とエコロジー研究会を組織し年4回のセミナーをここ30年以上実施してきている。
    最初の方はゴミ問題(牛乳パック、ペットボトル、トレー、缶、瓶)の回収、そして次の用途への道づくりex、ペットtoペット、トレーtoトレー等の取り組みとなり成果を納めてきた。
    最近はサステナウェブという新組織を形成し、地球温暖化における緩和と適応に注力をしている。

    ◎ビジネスソリューションとして、適応事業のソリューションを用意し、地域おこしとビジネスの3者のwin-winをメニューとして完成させている。
    (例)山の荒廃に対する間伐等による手入、製材端材の活用→バイオマス→魚の養殖(水温を25~30℃)→フン等の処理に福祉施設の人たちへの仕事創出→フン等は、野菜などの堆肥として循環

    SDGsロゴ15,14,3

    ◎これからの日本を背負う

    ・小、中、高校生を対象に生きる力を育むSDGs副読本の提供を考えている。
    この副読本のスポンサーをSDGsに取り組む企業になっていただき、
    (例)お米はすごいなどのタイトルでお米の価値等を謎なぞで考えるものとする。企業はその米に対してどのような取り組みをしているかの最新情報を載せることで学校の見学先などになり地域でのプレゼンスを高めることになる。
    ・大学生を対象とする消費者教育により自立した判断力を高め、大学生が消費者市民社会の実現の任を担える人材養成に取り組む。

    SDGsロゴ4,12,17
    こうした成果をサステナウェブ交流事業によって世の中への認知を高める。
    それぞれの団体のビジネス創出のマッチングを計り、更なる成長の為の新モデル提案などに取り組む。

    サステナウェブの専門性と高い組織力を活かして、研究開発や事業化のファシリテーターを務めます!

    ■サステナウェブ プロフェショナル

    昨年来数回の会合を重ね、サステナウェブの取り組みデザインが鮮明化している。
    あと人材の拡充とサステナウェブ会員の募集を始める。

    郡嶌孝
    (呼びかけ人)
    同志社大学 名誉教授
    環境経済学の泰斗。環境省・経産省等々の委員歴任。京都府・市の環境審議会委員長等。
    宮武和孝
    (呼びかけ人)
    帝塚山学院大学 人間科学部 食物栄養学科 教授(大阪府立大学 名誉教授、農学博士)
    企業との連携事業。シャープとヘルシオの開発等。
    井上健雄
    (呼びかけ人)
    理事長
    大手チェーンストアの環境部長として、ISO14001の取得。「環境・人にやさしいライフスタイル展」を、日本各地の20数ヶ所で実施。チェーンストア環境委員、チェーンストア関西支部参与。企業と大学の連携の一つとして同志社大学で環境講座を3年に渡って提供など。
    加藤悟 北海道大学 サステナビリティ推進機構 教授(東京大学 博士)
    環境問題の解決の方法として、テクノソリューションに取り組む。
    原田徹 (社福)ライフサポート協会 常務理事(住吉総合福祉センター 館長)
    環境ソリューションと事業設立による福祉施設者への仕事創出を計画中。
    小森谷祥明 インテージヘルスケア 医療経済・アウトカムリサーチ室
    日本一の調査会社の関連会社で医薬品等と人の生存力のエビデンス調査など実施。
    古庄浩 シェフジャパン代表、地域活性化伝道師、庄内食の親善大使
    日本有数の料理人の一人で飲食業界でも料理長以上にのぼりつめた人たちと、日本の食の安全・安心・おいしい創出に取り組む。
    井津元美樹 (有)奏コミュニケーション 代表
    CSR報告書作成のプロフェッショナルで現在環境副読本事業に注力中。
    口井一隆 (株)原子力安全システム研究所 管理部長

    ■入会案内

    ■基幹技術とその他技術 紹介  ※ほんの一例…

    ●真空乾燥システム(低温35℃~40℃での沸騰・蒸発が可能)

    このシステムの心臓部は水エグゼクターにあり、高速水流によって真空状態(-98kPa)を作り、低温乾燥により固液分離し、生産物の100%活用を目指すものです

    デザイン・ビッグピクチャー

    システムとの組み合わせにより新資源を生みだした例

    技術① 水道水からプラスイオンを除きマイナスイオンを増やし、植物や魚などの酸化反応を抑制し、活性酸素を減少させる活水器システム
    技術② 静電誘導技術とともに遠赤外線とマイナスイオン効果により、有機物を分解発酵させ、短時間でアミノ酸などの栄養を増加させる発酵促進システム

    ex.間引き椎茸を当システムで処理すると、遊離アミノ酸含有量の増加や血糖値抑制効果などの治験あり
    技術③ システムにより残渣の発酵を促し、熟成乾燥。特殊熱分解技術により大腸菌を死滅させ、乳酸菌を増加させる。有用アミノ酸が1.24~2.8増加などが確認されている。
  • まちのなかで自然とつながるセミナー 第1回

    ちらしはこちら → ちらし(PDF)


    2017年5月20日(土)10:00~12:00
    大阪南港ATC
    おおさかATCグリーンエコプラザ
    セミナールーム(集合)
    参加無料

    まちのなかに住んでいるみなさま
    身近な場所で自然とのつながりを味わってみませんか。
    森や自然を大好きになってもらうためのセミナーです。
    ご家族でどうぞ。

    ●どこでもファームで菜園体験

    なんのやさいかな? 収穫してみよう 植えてみよう
    タマネギの収穫や夏野菜の植付
    タマネギのおすそわけ、おうちで育てる苗のご用意もあります

    ●木をつかおう! ワークショップ

    桜の木のお箸をつくります
    もってかえって使ってくださいね

    ●森とつながるセミナー

    木を切るのはわるいこと?
    森が元気でいるためのお手入れについて

    ATC の海沿いテラスにあるどこでもファームでは、野菜のかんさつ、冬野菜の収穫や夏野菜の植えつけ体験をします。
      

    セミナールームでは、森のおはなしと、桜のお箸づくりをします。
     

    自然に触れる機会が少ない都市生活の中で、身近な場所で自然とのつながりについて学び、楽しく体験しましょう。
    森の役割りや環境について少しずつみなさまの理解が深まることを願っています。

    参加にあたって

    • アンケートのお願い
      このセミナーはモニター開催として無料で実施しています。今後より良いセミナーにするためのアンケートにご協力お願いいたします。

    • 動きやすい服装でおこしください。
    • 保護者の方は、お子様の安全に十分ご注意ください。
    • 雨天開催ですが、天候等により内容を変更する場合があります。
    • 荒天等により中止の場合はイー・ビーイングHP に掲載するとともに、ご連絡いたします。

    第2回 7/29(土) 夏やさいの収穫、間伐材の貯金箱つくりなど
    第3回 11/25(土) 秋やさいの収穫、「どうぞのいす」つくりなど

    【日時】 2017年5月20日(土)10:00~12:00
    【場所】 大阪南港ATC おおさかATCグリーンエコプラザ セミナールーム(集合)
    http://www.ecoplaza.gr.jp/access/index.html
    【参加費】 無料
    【対象】 小学校低学年くらいまでのお子さまと保護者の方
    【定員】 15組30名
    【申込み】 電話(06-6614-1731)・メール(taiken@e-being.jp)・FAX(06-6614-1801)にて以下(1)~(6)をお知らせください。
    受付確認を連絡します。(akiko-inoue@e-being.jp からの確認メールを受信可能にしてください)

    (1)お子様のお名前(ふりがな)  (2)お子様の年齢
    (3)保護者のお名前(ふりがな)  (4)保護者の年齢
    (5)電話番号  (6)メールアドレス
    ※保険加入のため年齢をお知らせください

    お申込みでいただいた個人情報は、本セミナーの出欠確認および関連資料作成など、また今後のセミナー・イベントのご案内に利用させていただきます。

    主催:特定非営利活動法人イー・ビーイング
    後援:住之江区役所
    協力:アジア太平洋トレードセンター株式会社、特定非営利活動法人 木育フォーラム

    地球温暖化低減をめざして、この事業は平成29年度大阪市市民活動推進助成を受けて実施します

  • 課題解決力Up! データベースで広がるネットワーク

    ■平成29年度「スタッフ向け環境NGO・NPO能力強化研修(近畿ブロック)」

    課題を解決し、団体運営力を高めて、より広く、より深く、より多くの人に成果をもたらす活動をめざしましょう。

    今年度の近畿ブロックでは、

    大阪会場 5月~7月 データベースで広がるネットワーク
    京都会場 8月~10月 地域の人は全てがステークホルダー。ネットワークを拡げよう

    をテーマに、各5日間の日程で開催いたします。

    ■大阪会場でのセミナーについてご紹介いたします

    こんなことができたらなあ・・・を実現
    あなたの団体のお困りは?

    • 最新の名簿を全員で共有したい
    • 担当者ごとに持っているデータを集約したい
    • この人が過去に参加したイベントを知りたい
    • イベントや会員期限更新の案内を簡単に送りたい

    データベースの活用で解決しましょう!

    • クラウド(インターネット)上で管理するのでいつでもどこでも最新情報が利用できます。
    • 名刺・会費納入・イベント参加…全ての情報を一元管理できます。
    • 案内を送りたい人を簡単に選びメールの一括送信や、宛名シール作成も。

    ほかにも・・・

    • イベントのWeb申込フォーム
    • オンライン決済
    • 会員数や寄付金額、イベント参加者数などのレポート作成

    などなど・・・うれしい機能がいっぱい
    5日間の研修でデータベース活用の実践まで到達できます。

    ■研修の概要

    テーマ データベースで広がるネットワーク
    内容 5日間の研修で、参加団体のニーズに応じたデータベースの導入までを実際に行います。
    プロトタイプの完成までを行うので、研修後すぐに活用が始められる予定です。
    ★データベースはSalesforceを使用します。
    日時 第1日 5/15(月) 10時~17時
    第2日 5/16(火) 10時~17時
    第3日 6/15(木) 10時~17時
    第4日 7/14(金) 10時~17時
    第5日 7/25(火) 10時~17時
    場所 大阪NPOセンター セミナールーム
      〒541-0046 大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋髙橋ビル5階
      アクセスマップ → 大阪NPOセンター セミナールーム
    6/15(木)のみ NPO法人あっとすくーる(大阪府箕面市、詳細は後日連絡)
    参加料 全5回で受講料1,000円/人
    (同一団体から複数参加を勧めます。2名以上参加の場合500円/人)
    経費補助 6/15(木)の実地研修では、交通費(片道上限1,500円)と昼食代(上限1,000円)の実費をお支払いします
    対象 環境保全活動を実施している団体スタッフやこれから実施しようと考えている方で、データベース活用をすすめたい方
    パソコンをご持参ください。(WiFiを使用します)
    定員:10名程度(応募者多数の場合は選考いたします)
    申込み メールにて 5/12(金)締め切り
    kankyo@e-being.jp まで以下をお知らせください。

    ①お名前(ふりかな)
    ②ご所属
    ③ご住所 〒
    ④連絡先TEL
    ⑤E-Mail
    ⑥FAX
    ⑦所属団体HPのURL
    ⑧データ活用でやってみたいこと、困っていることは何ですか?

    問合せはこちらへどうぞ

    特定非営利活動法人イー・ビーイング(担当:井上・八木)

    〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10ATCビルITM棟11F西
    TEL:06-6614-1731 FAX:06-6614-1801
    E-mail:kankyo@e-being.jp

    ■研修内容をご紹介します

    第1日 オープニング
    講義「課題解決力Up!のために ~データベース活用のメリット~」講師:久 隆浩 氏
    データベース概論・事例紹介「データベース活用の目的とねらい」講師:小堀 悠 氏
    実習と意見交換「会員・支援者をデータベースで管理」講師:小堀 悠 氏
    ふりかえりとまとめ、アンケート記入
    第2日 実習と意見交換「参加者をデータベースで管理」講師:小堀 悠 氏
    実習と意見交換「団体の業務に合わせたデータベースの活用」講師:小堀 悠 氏
    ワークショップ「自団体の課題の把握と、取組むテーマの検討」講師:小堀 悠 氏
      ・既存業務やデータの把握
      ・課題解決に向けたパッケージ選定
      ・第3日の実地研修内容紹介
    ふりかえりとまとめ、アンケート記入
    第3日 〔午前〕実地研修

    大阪府箕面市のNPO法人あっとすくーるにて
      ・データベースの活用を体験・共有する
      ・意見交換
      講師:あっとすくーる代表 渡 剛 氏

    〔午後〕実地研修ふりかえり、実習と意見交換

    「データベース活用実習(データ移行・環境設定等)」講師:小堀 悠 氏
      ・2日目に設定した各団体のテーマに沿ってデータベース活用実習を進める
    団体ワーク&発表
      ・次回までのアクションプラン作成
        次回(研修4日)までの実施内容、スケジュール、役割を団体ごとに整理。
        発表
    ふりかえりとまとめ、アンケート記入

    ※実地研修の際は交通費等の補助があります。詳しくはお問合せ下さい

    第4日 ワークショップ「データベースの活用に挑戦」講師:小堀 悠 氏

    データ移行、データ出力、団体に応じた画面レイアウトの設定、分析などの設定
    第2日に設定した自団体の課題解決のテーマについて、データベースの活用に挑戦する
    データベースの活用のしくみや特徴の理解
    データの分析方法について理解

    講義と意見交換「ぶれない思い、振り回されない気持ち」講師:小堀 悠 氏

    挑戦中のデータベース活用について、自団体のミッションに立ち返って検討する
    データにふりまわされない
    意見交換

    団体ワーク&発表

    次回までのアクションプラン作成
    次回(研修最終日)までの実施内容、スケジュール、役割を団体ごとに整理、発表。

    ふりかえりとまとめ、アンケート記入

    第5日 ワークショップ「環境NPOのデータベース導入または経過検証」講師:小堀 悠 氏

    完成させたデータベース(プロトタイプ)の発表
    講師や研修生の意見を取り入れてブラッシュアップ

    成果報告・意見交換 講師:久 隆浩 氏、小堀 悠 氏

    完成したデータベース(プロタイプ)、今後の団体内での活用計画、について、順に発表
    講師より講評

    まとめの講義「生存可能社会のために~環境NPOの役割」講師:調整中

    研修のまとめとして、地球環境問題のとらえ方と果たすべき役割について

    ふりかえりとまとめ、アンケート記入

    主催:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金
    企画・運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング


    地球環境基金
    地球環境基金は、国内外の民間団体(NGO・NPO)が行う環境保全活動への資金の助成や人材育成、情報提供等の支援を行っています。


    独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金部
    〒212-8554 川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー8階
    TEL 044-520-9505
    URL http://www.erca.go.jp/jfge/

  • 16年目に入りました!【4月】

     お陰様で、イー・ビーイングは、この春で16年目に入ります。
     みな様、感謝一杯です。

     「少年老い易く、学成り難し。一寸の光陰軽んずべからず…」
     青雲の志を抱き、勤め人を早めに辞して15年。
     少年は、髪に霜を置くまでに至りました。

     親方日の丸(会社)時代は、「瞬発力で成果をどんどん求める旅」でしたが、NPOとなると、人々の理解を得ることに、また行政の方々と一つひとつの了解の積み重ねや、すり合わせ等の「持粘力を育てる旅」となりました。
     瞬発力から持粘力へのギアチェンジは、なかなか厄介ですが、持粘力こそが、今後どの事業にとっても成否の鍵となるでしょう。
     その為にも、高邁な精神を磨り潰されない様に、風景や紆余曲折を楽しむ心境を育ててきた、15年とも言えます。

     『坂の上の雲』を見つめてきた時代と異なり、『坂の下の泥濘(ぬかるみ)』に気をつける、人口オーナス・低成長・格差社会に入っています。これが私たちの置かれた新常態です。
     こうした時代だからと言って、おじけづいてはなりません。
     こういう時だからこそ、「今までより勇敢にチャレンジし、一日いち日というチャンスを歴史の一頁にするべき」だと思います。

    理事長 井上 健雄

  • データ活用で団体運営力を高めよう!(体験・説明会のご案内)

    ご案内(PDF)

    こんなことができたらなあ・・・を実現
    あなたの団体のお困りは?

    • 最新の名簿を全員で共有したい
    • 担当者ごとに持っているデータを集約したい
    • この人が過去に参加したイベントを知りたい
    • イベントや会員期限更新の案内を簡単に送りたい

    データベースの活用で解決しましょう!

    • クラウド(インターネット)上で管理するのでいつでもどこでも最新情報が利用できます。
    • 名刺・会費納入・イベント参加…全ての情報を一元管理できます。
    • 案内を送りたい人を簡単に選びメールの一括送信や、宛名シール作成も。

    ほかにも・・・

    • イベントのWeb申込フォーム
    • オンライン決済
    • 会員数や寄付金額、イベント参加者数などのレポート作成

    などなど・・・うれしい機能がいっぱい

    平成29年度「スタッフ向け環境NGO・NPO能力強化研修(近畿ブロック)」のテーマは「データベースで広がるネットワーク」。
    5日間の研修でデータベース活用の実践まで到達できます。
    研修開始は5月。
    NPO運営とデータベース活用を知りつくした専門家の丁寧な指導を受けられます。
    (概要は下記「研修の概要」をご覧ください)

    今回の体験・説明会では、具体的な内容をセミナーでご紹介します。

    2017年4月26日(水)13:30~15:30
    大阪NPOセンター セミナールーム

    大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋髙橋ビル5階(旧大阪勧業ビル)
    ビルの1階はセブンイレブンです。
    PCご持参ください。データベース活用を体験できます。
    (salesforceを使用します)

    参加無料 定員15名
    対象:データ活用に関心のある環境NGO・NPOスタッフなど

    説明会申込 4/25までに
    ①氏名(ふりかな) ②ご所属 ③連絡先(アドレス・TEL)をイー・ビーイング宛お知らせください
    メール:kankyo@e-being.jp FAX:06-6614-1801 TEL:06-6614-1731
    問合せもこちらへどうぞ。

    研修の概要

    テーマ: データベースで広がるネットワーク
    内 容: 5日間の研修で、参加団体のニーズに応じたデータベースの導入までを実際に行います。
    プロトタイプの完成までを行うので、研修後すぐに活用が始められる予定です。
    日 時: 第1日 5/15(月) 第2日 5/16(火)
    第3日・第4日 日程調整中
    第5日 7/25(火)
    全て10時~17時
    参加料: 全5回で受講料1,000円/人
    (同一団体から複数参加を勧めます。2名以上参加の場合500円/人)

    平成29年度「スタッフ向け環境NGO・NPO能力強化研修(近畿ブロック)」オープンセミナー

    主催:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金
    企画・運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング(担当:井上・八木)

  • 閑話休題 -梅-【2月】

     家に今、紅梅が咲いている。可憐で凛然としている。美しい。
     楚辞に梅なく、万葉に梅あり、と私は言う。

     楚辞は戦国時代(前343~前278年頃)に屈原とその後継者がまとめたものである。
     不思議である。
     漢の宮廷には、奇花異木3000余種を上林苑で栽培していたのに…
     そこでは梅だけでも猴梅(こうばい)、朱梅、同心梅、紫葉梅、紫華梅、麗枝梅、燕梅と7種類もあったとされている…

     日本では万葉集に梅の歌は119首もあり、萩(142首)についで多く、いかに日本の庶民から宮廷人までに好まれたかが分る。
     梅は花を眺めるだけでなく、挿頭(かざ)しにされたり、手折りや盃に浮かべたり、袖に扱入(こき)れたり、いろいろな使い方がされてきた。
     なんと優雅のことでないか。
     梅の代表歌は、いろいろ説もあるが、私は

    折りつれば 袖こそにほへ 梅の花

    有りとやここに うぐひすのなく   よみ人しらず(古今和歌集)

     ちょっと抒情に浸ってみました。
     私は、春が来たから梅が咲くのでなく、「梅が咲くから春がくる」という感覚派ですから。

     みな様、花粉の飛ぶ前に梅見に興じてみませんか。
     新しい自己が、香り立つことになるでしょう。
     御身大切に。いつもありがとうございます。

    理事長  井上 健雄

  • 2017重点課題 ~食料、AI、クリエーション~【1月】

     大異変でも起きなければ、2017年、私の読みはこうである。

    国内経済 GDP成長率 0.5~1%伸び
    為替   1$→115円
    株価   20,000円(高値)

     冒頭のエクスキューズをつければ、何も「読み」じゃないじゃないか!とお??りを受けそうですが、平常ならこういうことですという主張です。
     つまんない……とお考えでしょう。
     が、どの位が標準レベルかと掴んでいれば、修正も対応も出来ます。
     読みなしの臨機応変は、単なるうろつきの彷徨にしかなりません。

     社会的雰囲気として、どんどん荒(すさ)み、格差が広がっています。
     しかしまだ、リカバリー・ショットが打てる時代です。
     つまり、今生きる人の、また企業の志が、問われています。
     私たちにとって、今年度を含めこれから重要と考える三つを紹介します。
     食料、AI、仕事のクリエーションです。

     食料は、地球環境の温暖化に伴なうどか雨、干天、異常気象…等々、自然に寄り添う農業の不確定要素が増えています。
     そこで、ハウス栽培や完全閉鎖型植物工場の取り組みも必要となります。
     勿論、自然に寄り添う農業も一工夫、二工夫して臨まなければなりません。

     AIは、まずホワイトカラーのパフォーマンス向上の鍵となります。
     その為にはオフィスすべての仕事をタテ、ヨコ、ナナメから、分析し統合し、仕事のトータルパフォーマンスを上げるAIデザインが必要です。
     AIのシンギュラリティーは、もう到来しているのです。

     最後に、どんなに頑張ろうとも、今までにない取り組みなしに将来の展望は開けません。
     そこで、クリエーションです。
     大構想から小工夫までいろいろありますが、チームとしてクリエーションを積み上げれば、画期的なソリューションがやってくることは確かです。
     灰色予測を持ちながら、ポジティブに前進する。
     これが粋というものです。
     今年度、この三つのキーワードをベースに知的に励み、新しい展望を創りあげましょう。

    理事長  井上 健雄

  • 謹賀新年【1月】

    1701

    初夢に見たいもの
    一富士、二鷹、三茄子とあります。
    一・二は分かるんですが、なぜ茄子(なすび)かと…
    一説に、家康が駿河の国の自慢としたものとあります。

    私は素直に、一(富士)無事丈夫で、二(志)高く、三(事を)成すと読みたいのです。
    この意味を、みなさまにお贈りしたいのです。

    異常なことが常態となる「新常態」の時代です。
    器局を育て敬戒に生きたいと祈念します。

    みな様の徳に輔けられ、見識に導かれ、深敏さを高めていければと思っております。
    本年もよろしくご指導、ご励声お願い致します。

    理事長  井上 健雄

  • すべてを変えゆく時の中で

     2016年6月23日 国民投票 Brexit イギリスのEU離脱。
     2017年1月20日 President Donald John Trump誕生

     上記の二つは、起こるべくして起こっている。
     何故だ?何らかの間違いやポピュリズムで起こったのでないか。そんな声も多い。
     しかしこれは起こるべくして起こったのである。

     現在がどういう状況にあるかを考えてみよう。
     第2次世界大戦後から現在までの、せいぜい60年を3期に分けて考える。

    1期 1950~1980: 戦後の経済の大成長期
    2期 1980~2010: アングロ・アメリカンによるグローバリゼーションの進展
    現在(3期) 2010~現在: グローバリゼーションへの非難、疲れの時代

     現在、アメリカとイギリスが進めた市場原理主義の経済政策、ネオリベラリズムへの嫌悪感が出てきているのです。
     何故グローバリゼーションの勝者でもあるべきアメリカとイギリスが、保守化しようとしているのだろう。
     それは簡単。
     グローバリゼーションによる国内の不平等が拡大し、今まで支配的だったグループを下層へ転落させたことにあります。

     例えばアメリカでは、支配的な地位にあった白人グループの死亡率は上昇し、社会不安の増大に伴ないナショナリズムの方向への回帰が出てきたのです。
     イギリスも同様に、EU内で疲弊した白人階級を中心に、国民国家の再構築を目指しだしたのです。

     このグローバリゼーションの波に乗って上昇しているのは、ドイツです。
     なぜドイツだけが大量に移民を受け入れているのか。
     福祉概念というより、労働力補充というパワー戦略なのです。
     出生率は、日本と同じ1.4なのです。その現象をシリア難民、中東難民の受け入れで補っているのです。

     これは経済的には、労働力として成功しているかに見えますが、ドイツ国民と移民は生活慣習が異なります。
     例えばシリアは、内婚率35%。内婚率が高いということは、閉じた集団を指します。
     ドイツ国内にいるトルコ系移民は、内婚率10%。この10%の数値でさえ、社会的な統合をうまくまとめることに失敗しています。
     なぜならドイツは完全な外婚制(イトコ婚の禁止)なんですから。
     人口減少というパワー減を、こうした社会的習慣などが異なる集団と受け入れることで、パワーを保とうとしていることになります。
     これらは、先々の分裂や崩壊を示唆するものでしかありませんか。EUの将来を暗示するものでもあります。

     こうした戦略を取るドイツと袂を分かとうとしたのが、イギリスのBrexitなんです。
     今、EUには、Europa〔独語〕(ドイツ的ヨーロッパ)は、あっても残念ながらEurope〔仏語〕はないのです。
     こうした意味で、ドイツに追随しているフランスにもいずれEU離脱がくるかも知れません。(つまりEUにおいてEU化というよりドイツ帝国化が進んでいるのです)

     このように考察をしてくると、ドナルド・トランプ氏の国内回帰、保護貿易など孤立主義も、今の時代の先駆的現象だと言えるでしょう。
     もし冒頭の現象において、イギリスのEU残留、ヒラリー・クリントンの勝利があったとしても、EU分裂の流れとアメリカの国内回帰は、一層すすんでいくでしょう。
     時代は変わっています。奥深いところで静かに、そして滔滔と流れています。
     私たちもこの深い静かな流れにおいて、私たちは、しっかり大義とともに進んでまいりましょう。

    理事長  井上 健雄

  • 研鑽する日々について

     人びとは、基本的に膨大なインプットを積み上げ、徐々にアウトプットを形成していくものである。
     例えば長く続く音楽家にとってさえ、一人の娘、一人の息子を音楽家(食べられるとか、一流に…)育てることは至難である。
     小さい頃より家庭教師をつけたり、楽器を与え、防音の部屋をつくり、長じては音大や世界コンクールでの入賞を目指す旅をさせたりすることは、大変なものいりである。

     基本的にインプットとアウトプットは釣り合わないものである。
     しかし、才能なり、執念なり、継続の力なりをもって一たび成功を納めると、アウトプットはどんどん大きくなる。
     これらの成功者は、一人ひとり個性的であるが、共通するものは向上心である。

     例えば、あのウラディミール・ホロヴィッツは、80歳近くなっても新人のコンクールを聞きに来ていて、○○さんの第2パーツの7番目の音を聞いて、これが求めていたものだと思わず手を打ってしまったという話がある。
     いくら年を積み重ねたとしても、好奇心と新しい音を求めている。
     彼は消えているような最弱音から雷のようなフォルテッシモまでの音量、音色を自在にあやつり、88鍵を支配する演奏は、感動に尽きます。
     ショパンも勿論いいですが、私はスーザ作曲の「星条旗よ永遠なれ」のホロヴィッツ編曲と超絶演奏など絶品だと思います。
     1989年11月5日。ピアノ史の一つの時代が終わりました。
     さみしいです。

     ホロヴィッツにかまけすぎました。
     もう一度、教育のインプット、アウトプットの話です。
     人はえてして少ない教育時間で大きな収入を望むものであるが、これは基本的に失敗で終わるものである。
     子ども達は少なく勉強して、おいしく生きたいと思う。
     しかし少なく勉強すれば、一層少ない収入で我慢するしかない。

     かれらは誤解している。
     6・3制の義務教育という言葉がある。
     これはかれらが教育を受ける義務があると思っている様だが、そんなものはない。
     義務があるのは親であり、子供は教育を受ける権利があるだけである。
     そうすると権利だからと往々にして乱用する。
     面白くない授業だと騒ぐとか、はたまたサボるとか、権利を放棄して得意がるとか…
     いいでしょう。時代は自己責任なんです。
     つまり勉強せず、いろいろなことに分らないことをそこらじゅうに残して社会に出ていく。
     そうすると文脈の中に分らない言葉が沢山でてきて、意味が分らなくなり、トンチンカンになったり、落伍して職を失くしたりする…

     いろんな無駄なことを覚えたり考えたりして研鑽してきた人は、Aが無駄になってもBやCやD…がある。
     そしてそこでパフォーマンスを納めていけるのである。
     できる人は、リスクをヘッジする沢山のリベラル・アーツに囲まれているのである。
     学生として、社会人として、深いリベラル・アーツを身につけた人には、豊かな選択肢と豊かな人生がある。
     どんなに年を取っていても、今日は明日の自分より若いのである。
     今、この瞬間を一所懸命勉強して未来に向いましょう。

    理事長  井上 健雄

  • 11月19日~12月17日 スマホからはじめよう!WEB活用術

    平成28年度 スタッフ向け 環境NGO・NPO能力強化研修(近畿ブロック)

    課題解決力Up! ~できることをどんどん増やそう~
    京都会場:スマホからはじめよう!WEB活用術

    もっと活動を拡げたいあなたの課題は?
    資金が必要?人が集まる企画をたてたい?会員や参加者を増やしたい?多くの人に知ってほしい?
    この研修では、それぞれの課題を整理し、専門家による具体的な指導を受けて解決につなげます。
    1団体から複数名参加し、助け合って成果を出していただくことを歓迎します。
    研修から新しいネットワークもひろがります。
    いざ、課題解決力Up!

    1. WEB活用の先行事例をセミナーや実地研修で紹介。
    2. マーケティング・組織運営などの専門家と共に、活動の課題抽出やWEB活用のテーマ設定。
    3. 専門家による具体的手法の指導。
      ●WEB活用の情報発信で注目を集める「ナンコウスタイル」のデザイナーとコンサルタント

    4. 作成したWEB活用の企画は、専門家・中間支援組織・行政などのアドバイスを受け、いざ実行へ。
    5. 課題解決力を高める方法や地球環境問題全般についての最新情報も獲得。

    詳細・お申し込みはこちら(ちらし)

    1日目
    11月19日
    (土)

    10:00~17:00
    場所:京(みやこ)エコロジーセンター 第二会議室

    セミナー
    「課題解決力Up!のために~できることをどんどん増やそう 力を合わせて楽しもう~」
    …講師:水谷 綾 氏
    京エコロジーセンターガイドツアー …講師:澤田 雄喜 氏
    事例紹介と意見交換
    「ナンコウスタイル~咲くまちプロジェクトによる地域の魅力発信」
    …講師:戸田 幸典 氏
    2日目
    11月20日
    (日)

    10:00~17:00
    場所:京(みやこ)エコロジーセンター 第二会議室

    ワークショップ
    「課題解決力Up!のための課題抽出」
    …講師:戸田 幸典 氏
    事例紹介
    「スマホで魅力を発信しよう(WEB活用)」
    …講師:原 太雅 氏
    ワークショップ
    「課題解決力Up!のためのテーマ設定」
    …講師:戸田 幸典 氏
    3日目
    11月23日
    (祝)

    10:00~17:00
    場所:大阪市住之江区のナンコウスタイル~咲くまちプロジェクトの現場

    実地研修
    原 太雅 氏、戸田 幸典 氏の案内でフォトピクニック開催

    フォトピクニックとは、気に入った風景などを写真にとってインスタグラム(写真掲載アプリ)で共有し、みんなで集まって感想を述べ合ったりするイベント

    WEBサイトでの魅力発信を体験・共有・意見交換など

    4日目
    12月3日
    (土)

    10:00~17:00
    京(みやこ)エコロジーセンター 第二会議室

    ワークショップ
    「WEB活用に挑戦」
    第2日に設定した自団体の課題解決力Up!のためのテーマについて、WEB活用の計画設計
    …講師:原 太雅 氏
    セミナーと意見交換
    「ぶれない思いと伝えきる力」
    計画中のWEB活用について、自団体のミッションに立ち返って確認する
    …講師:柏木 宏 氏
    第4日以降
    第5日まで
    ●WEB活用の計画を完成させます。
    ●可能な団体はWEB活用を新たに開始しよう。
    ●質問や相談を受け付け、専門家よりのアドバイスを伝えます。
    5日目
    12月17日
    (土)

    10:00~17:00
    場所:京(みやこ)エコロジーセンター 第二会議室

    ワークショップと成果報告
    ●WEB活用計画または経過のブラッシュアップ
    ●WEB活用計画または経過の発表と意見交換
    …講師:戸田 幸典 氏、柏木 宏 氏
    …アドバイザー:大阪市住之江区役所咲くまちプロジェクト担当 藤原 学 氏
    …中間支援組織エコネット近畿事務局長:辻 郁子 氏
    セミナーと意見交換
    「COP21はコップの嵐か?~地球環境問題最前線~」
    …講師:内藤 正明 氏

    主催:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金部
    企画・運営:特定非営利活動法人 イー・ビーイング
    協力:公益財団法人 京都市環境保全活動推進協会(京エコロジーセンター指定管理者)

  • とりとめのない話

    (生命の歴史とヒトの住むべきところ)

     私たちは、30億年前にプロテインワールド仮説による細菌としてスタートしている。
     ザーッと時を超えて4億年前、私たちは魚に進化した。
     そして時を駆けて1,000万年前において、私たちはやっとチンパンジーと同列の世界にいた。
     そして今、私たちはヒトとして生活している。

     ヒトをしてヒトたらしめたのは、脳の重さだと言われているが、実際どうだか分らない。
     脳の重さならネアンデルタール人の方が私たちヒトより大きかった。
     私たちヒトは、ここ1万年は脳は小さく進化しているのである。
     つまり脳が大きい種はエネルギーを使うので、今後数10年~数百年先に訪れるであろう大飢餓に備えているのかも知れない。
     または、大多数の人々がAI等に使われる人びとであったり、考えることを求められない人がふえる傾向に合致しているのかも知れない。
     小脳化は、なんか考えると恐ろしい…

     地球の生命の歴史40億年の中でも、取りわけ好きな年代がある。
     カンブリア紀である。
     5億4千百万年前から4億8千5百万年前の時代である。
     この頃に、生物の爆発的進化が起ったのである。
     そして、いろいろな動物のボディプランが出来あがったのである。
     そしてそれまで流体骨格であったボディに、骨が登場してきたのである。
     この骨が運動、身体の保護と支持という生命力維持の3つの役割を果したのである。

     なぜカンブリア紀に生命爆発をしたかというと、海水中のリン酸濃度が増加したとある。
     つまりヒトの骨格はリン酸カルシウムでできている。(勿論、炭酸カルシウムの骨格もあればシリカ骨格もある)
     骨が出来て、そして眼の発達もあり、動物の爆発が起こったと考える。
     それぞれの種が、ボディプランを実現できる環境を、地球が生みだしていたのである。
     こんな時代に生まれていれば、自分の考えるボディプランが今も続いているかも知れない。
     勿論三葉虫なんかではありませんよ。

     このように考察してくると、ヒトは地球を離れて生存もできないし、自然を壊してしまうことは、ヒトとしての生命を止めてしまう大惨事である。
     大都市は、地球自然に巣くうパラサイトであり、自然と共生社会を築くエコビレッジこそが、中間解ながらのソリューションになるのだろうか。

    (注)
     生命の起源は、DNAワールド仮説からRNAワールド仮説、プロテインワールド仮説等、様々ある。
     今は、タンパク質がまずはじめに存在し、その後タンパク質の有する情報がRNAおよびDNAに伝えられたとするプロテインワールド仮説が主流らしい。

    理事長  井上 健雄

  • 経路依存を見直す

     仰(の)っけからで恐縮ですが、質問です。

    (状況) まずあなたは絵画ファンで、絵の価値について一家言を持っています。
    それなりに裕福です。
    数年前、一つの絵を200万円で買い、最近の芸術マーケットが良いのか、400万円になっているのを発見しました。
    (質問) あなたが今この絵を持っていないとしたら、さて400万円出してこの絵を買いますか?

     客観的な正解はありません。
     Yes、Noどちらをお応えになっても結構です。
     解答  □Yes  □No  さてどうでしょう。
     Noだとしたら、あなたは、今の絵を持ち続ける意味がありません。あなたは自分のポジションと結婚してしまっているのです。
     Yesなら、あなたは経路依存性に引きずられずに、合理的な意思決定ができる人です。
     経路依存とは、過去のアイデアや信念に影響され、新しい現在を正確に捉えきれない状態を言います。
     経路依存、これはこれで大事なことですが、一方で時代や周りの変化についていけてないことを表すことにもなります。
     いつもいつも合理的な意思決定できる人は、扁桃体に異常があって、愛着という概念が損なわれているのかも知れませんが…
     この絵画と同様に、仕事もそういう所があります。
     怠け者たちに囲まれて仕事をしてきた人が、知恵ある働き者の集団に入って見ると、自分が単なる凡人でしかなかったり、お荷物かなぁとがっかりしたりします。
     つまり経路依存に陥りやすい人は、新しい世界では使えない人になります。
     新しい場所で新しい仕事をしっかり遂行できる努力を払うことが出来る、これが使える人の条件です。

     私たちも経路依存に陥っていないかしっかり考えるべきです。
     その指標は、前年を超えるパフォーマンスを残せているかにあります。
     いつも新鮮な目で、新しい絵画、新常態に対峙しようではありませんか。

    理事長  井上 健雄

  • どう生きることが自分なのか

     北朝鮮は武装、それも核武装を速めているし、日本は平和憲法のもと攻める軍隊を持たないとしている。
     金正恩の命令一下というか、北朝鮮が「核爆弾落とすぞ!」と言われたらどうする。
     「平和憲法の下、平和主義だ!」と言ったところで、何が起こるか分らない恐ろしい状況となる。
     核を持っている国は、いつも相手に「落とすぞ」と叫び、優位性を保ち防衛している。
     持たない国は、(例)「アメリカさんお願い」となる。
     とすれば、武装したほうが良いのかな、となる。

     しかし1億年以上かけて、武装解除して成功しているものもいる。
     あのかたつむりである。
     裸でいると鳥なんかにすぐやられるので、巻貝で身体をまく方法を持っていたのである。
     一方で、なめくじは一生裸でいることを選んだのである。
     ダーウィンの進化論で考えれば、どちらが進化した形なのでしょう。
     なめくじは、裸でも、殻がないから狭いところに逃げこめるし、カルシウムで殻を作る手間もいらないから、こりゃいいやで、かたつむりの出た3億数千年前から遅れること1億年後の2億年前頃に登場したのである。

     これは大した決断であった。
     鳥より恐い人間にエスカルゴにされることなく、人に厭われ、歩く跡を銀色に光らせて堂々としている。
     武装解除は、素晴しい成果を納めていると言える。

     人間(国)の争いも、武装解除こそが最適解であろう。
     あのかたつむりさえ、1億年かけて進化したのだから、人間の進化にはどれ位の時間を要するのだろう。
     その間に「○○国が××国の属国にされる」とした事態が頻発するようなら、それも悲しい。
     その上、時間をかけるということは、エントロピーを増大させることであり、時間は人を死なせ、構造物は風化し倒され、熱あるものは冷める。
     この法則に対し、時間をかけ何かを願うことは矛盾している。

     カミュが、人はいつも死に向かっているので、明日こそは、来年こそはと願う。これを不条理としている。
     不条理とは、実存主義用語で人生に意義を見出す望みがないことを指す。
     私も若い時(と言っても晩生(おくて)だった高校生の頃)不条理かぶれし遊び倒し、本ばかり読んでいたものである。恥ずかしい。

     今なら、時間の矢はエントロピー増大の一方向に走るとも、その一瞬いっしゅんをかけがえない時間として楽しみ、少しの色気も出して世の為、人の為に働きたいと思う。
     今、NPO活動に喜々として携わっていることが、私の生きる、活きる道だからである。

    理事長  井上 健雄

  • 雨降って地弛む ~いい意味での正のフィードバックをつくる~

    『雨降って地弛(ゆる)む』オイ!オイ!『雨降って地固まる』じゃないのか?
     いやいや、これはアラビアのことわざで『約束は雲、達成は雨』というものの一種なんです。日本のように年間1,500~2,000mm降る所とは考え方も違うんですよ。
     日本に近いのは、英語にある『Storm makes oaks take deeper root.』(訳)嵐が樫の木の根を一層深くする。

     日本の現状も最近は、雨が降ると特定場所への集中豪雨となることが多く、土砂崩れ等、地弛むによる被害が増えています。
     世界を見渡すと、雨の恩恵からできた川も、水不足により上流と下流や支流における水の取りあい紛争が始まっています。
     これが「偏在」(maldistribution)と言われるものです。
     温暖化なんでしょうね。悪分布が広がっています。

     北の北極圏において、アイス・アルベド・フィードバック効果により、全地球の2倍のペースで気温が上がっています。
     アイス・アルベド・フィードバックとは、氷で覆われた地表なら太陽光85~90%を反射しますが、氷が解けて海になると10%しか反射しないんですよ。
     つまり、氷が解ければ解けるほど気温が上がるという正のフィードバックが起こっているんです。

     そしてカナダの農民にとって、農作物の栽培期が年に2日延るという恩恵を受けています。
     また、北極海の氷が解けると、北極海を渡る北西航路が出現し、領土・領海の権利争いが起ころうとしています。
     パナマ運河の代替航路として、北西航路の現実味が、増してきています。
     温暖化によるアイス・アルベド・フィードバックが、北半球の経済を押し上げるというから、驚きです。
     つまり温暖化は、地球全体を危機に陥れ窮乏を招くものですが、ある地域においては金になるということです。
     温暖化でまず金を儲けたのは、アル・ゴアであろう。『不都合な真実』で4,900万$もの金銭的収入を得たとされる。少し皮肉ですが…
     北極海には世界の石油とガスの未開発資源の22%が眠っているとされるから、氷が解ければ解けるほど湧き出す石油、露出するレアメタルとなるのです。
     温暖化という地球の不幸は、ある国々にとって経済的・軍事的等の目的にとって、蜜の味でもあるのです。

     先程のイギリスのEU離脱Brexitは、ある人にとってはHappyかも知れないが、一方ではRegrexitと言われる後悔している人も大勢います。
     現代社会は、どれが正解かは決定後の行動で正を証明する以外、道はないのかも知れない。
     とすれば、私たちは何事につけても、決定後の確かなアクション、行動により、しっかり成果を創りだしていくことにあります。
     私たちも『約束は雲、達成は雨』を求められています。
     しっかりパフォーマンスを創りましょう!

    理事長 井上 健雄

  • 緑陰に山思う

     緑滴(したた)る。
     清涼感に富む夏山を表現する言葉である。
     こうした時季には、山に入り涼を楽しみたいものです。

    「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しみ、知者は動き、仁者は静かなり、…寿(いのち)ながし」

    論語・雍也篇

     日本には山がある。
     日本人がビシッと立っている為には、背骨である山がしっかりしていなければならない。
     その背骨の健康を、山の達人・智慧ある人、速水亨氏(速水林業代表)の言を聞いた。

     山の維持は、少なくとも50年先を見てお守りするものである。
     これではなかなか企業では面倒見切れないだろう。
     でも素人が考えれば、木を持っていれば毎年自然に成長する、おいしい資産でしょうと。少なくとも今の金利よりいいんじゃないかと。
     しかしモノの値段はグローバル化の中で、外材輸入や違法伐採の流通で、値が崩れ落ちているという話だ。
     1m3の山元立木価格は、1980年に42,927円したものが、2012年には6,856円にまで降下しているという。
     80年比16%。
     時間をかけて山を整備しても、木の価格が1/6になれば、大赤字、と言うより経営である。
     その上、速水氏の山で1万m3(3年分の伐採量である)もの木が一晩で倒れてしまう台風被害も日常茶飯事である。

     こうした山を維持するのは、個人や一企業では大変困難なことである。
     国としてか、世界政府のようなもので山(自然)のあり方を考え、保全しなければならない。
     あの環境破壊の国、中国でさえ北京オリンピックにはFSC認証材を使ったのである。
     日本もそうあって欲しいが、そんな流れではないらしい。
     これだけとれば、どちらが成熟した先進国なのか疑わしい。

     木の知識もその専門家によると、まだまだ未知の領域らしい。
     一般的に、針葉樹の森は山崩れし易く、保水力も弱いという。
     しかし針葉樹、広葉樹にそんな差はないとの事です。
     あるとすれば、それらが生えている地質、水系の方に問題があるのである。
     その上、針葉樹と広葉樹には人間の扱い能力に歴史的な、と言うか天文学的な時間差がある。
     針葉樹は3億年前位に地球に登場して、1億数千年前に種として安定してきたらしい。今540種ぐらいである。
     これに対し広葉樹は、1億数千年前に、針葉樹に遅れること1億年以上たって登場している。そして20万種もある。
     人間は、広葉樹をコントロールできる状態ではなく、それは神の領域だと表現されている。
     つまり進化のステージの真っ盛りらしい。
     恐ろしい程、気の遠くなる時間のとらえ方で山を考えておられる。
     単純にず~と昔から木があり、山があったと思う自分にあきれてしまう。

     グローバル時代と言えば、空間的・距離的にも地球レベルに広がっているのに、企業の収益単位の時間は、極端に短い。
     ファイナンスの世界では、10年ならすごい長期なのである。
     50年を軸とする林業時間は、ケタ外れているとも言える。
     このように考えてくると、現代人が生物や植物と本当に共生する素地があるのか。

     緑陰に書を広げたが、山の深さ、地球の不思議に思考は止まり、唯、畏敬のみが残る。
     人は、深く、広く、自然との共生の中に人類の生存を考えねばならないのである。

    理事長  井上 健雄

  • 夏のおもひで

    夢はいつもかへって行った
    山の麓のさびしい村に
    水引草に風が立ち
    草ひばりのうたひやまない
    しづまりかへった午(ひる)さがりの林道を …
                    立原道造「のちのおもひに」

     夏になると、昔が帰ってくる。
     昔々であるが、子供の頃の私は、母の故郷によく帰っていた。
     そこで、風通しの良い広い座敷で昼寝などをしてボーとしていると、立原道造の詩がやってきて、現実感の乏しいロマンチズムに酔っていたものです。
     それらの一つが上の詩です。

     日本の四季は、いいものです。
     夏に限らず季節毎の思い出を必ず連れ帰ってくれ、現在を豊かにしてくれます。
     思い出の数々が、人生の意味、深さをくれますし、少しばかりの後悔まで。

     ひょっとしたら水引草があるかと、自然体験観察園に行くと、どうも見当らない。残念。
     植物を見分ける目が育ってくると、身の危険にも敏感になります。
     この間、道路の端に牧場からの脱走兵ならぬ、脱走草を見つけました。カモガヤです。
     これは危険です。花粉アレルギーの人にとって、要注意です。
     かれら(彼女らも含め)が牧場にいたら、牛さんも牧場主も喜ぶパートナーです。
     かれらが牧場にいれば、牛さんに食べられてもすぐに再生してきます。
     なぜなら生長点が株元にあり、先から食べられても食べられても再生できる構造なんです。
     その上、葉は食べにくいよう、かたい繊維質を発達させています。
     しかしそこは牛さんも負けずに、四つの胃で対抗しているのです。

     そこでカモガヤさんは、牧場に飽きたのか脱走して、都会の道端に出てきたのです。
     もともとイネ科の植物は、草食動物に対抗して進化してきたのです。
     つまり都会は、天敵の牛さんもいないから大成功です。
     その上、アスファルトや建物で土が少ないので、生存の為に沢山の花粉をまきちらかすのです。これが困りものなんです。
     私のように花粉、特に杉、檜、カモガヤに敏感な人間にとって、最悪です。

     しかし彼女(かれ)の身になれば、それぞれが持場でしっかり暮らせる風土が必要なんだと思います。
     カモガヤさんには、牧場に帰って欲しい。
     日本の牧場主さんが、しっかり牧場経営できる環境も、私たち一人ひとりがどう考え、どう行動するかにかかっているのでしょう。
     嗚呼(ああ)地球環境です!

     追憶は、アナログ的に、対策は、デジタル的に決めてみました。
     いやどうも…アナログ的ですかね。

    理事長 井上 健雄

  • コラボレーションの心得

     コラボレーション(ここでは組織の枠を超えたものを中心とする)を持ちかけられることが多い。また、コラボレーションの仕組みづくりに参加することもある。
     コラボをしようとする人は、それぞれ掲げる旗への共鳴とリスペクトが必要である。
     但し、各自の旗に夢中になり他の旗を認めないと、それはそれで問題をひき起こすので、十分な注意力が必要である。
     その上、それぞれが閉ざされた組織・仕事にいる人がコラボを頑張ろうとすると、共鳴板の大きさに限定され、お互い響きあわずコラボにならないことが多い。
     もともとコラボは、開かれた頭の人たちの領域であることを弁えたい。

     そこで私は、コラボづくりをしようとする人に、以下の5つの徳を納めることをおすすめする。

    1. コラボで実現したい目的・目標を明確に持っている
    2. 自分にかかわる人たちに対しいつも誠実である
    3. 自分の殻を破る勇気を持つ
    4. 自分のうなづけないことに対しても寛容である
    5. あらゆるケースにおいて礼節を保つ

     そして、コラボ参加者として、いいコラボを欲している人にも、アドバイスがある。

    1. 自己の掲げる旗と周りの旗とを調和させながら(上位)目標を実現させる意欲を持つ
    2. ポジティブ・シンキング&アナウンスメント(何でもいい方に取り積極的に考え、発言する)
    3. アクティブ・リッスン(相手の言うことに耳を傾け積極的に聴く)
    4. ポジティブ・リアクション(相手の言うことにまずYes、その上で少しのButを)
    5. 周りの人々へのリスペクト(会に集う人々を尊敬する)

     こうした条件を考慮に入れた人々が、コラボレーションのパフォーマンスを得ることができるのである。

     このことから分る事は、コラボレーションの為には自分の枠を変えられる、他人の考えへの共鳴力が必要だということである。
     そして一番大事なことは、「強い燃えるビッグピクチャーを持っていること」、それがスタートである。

    理事長 井上 健雄

  • 暑さに健康を考える

     この夏は暑い。
     梅雨だと言うのに、雲間からの日ざしも強いし、雨が降っても温度が下らない。
     熱中症注意報も連発されそうです。

     この暑さにむけて「健康」、「医療」を考えてみよう。
     「健康」の定義として、WHO(世界保健機関)は『健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない』としている。
     つまり健康は、一度成立したらそのまま健康かというと、そうではない。
     その状態を維持する努力により、動的な健康を保っていくことになるのです。

     従って現代の健康観は、「キュア」治療する・治すから、「ケア」注意する・対策をとるとかへパラダイムシフトしています。
     つまり健康を高め強化する要因に着眼し、それをサポートし強化をめざすことがポイントです。

     もっと端的に言えば、客観的健康から主観的健康へとなるでしょうか。
     心の健康(主観的な健康)が大事だということです。
     これはカナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、「セルフエフィカシー」という。
     エフィカシーとは、自分が適切な行動を成し遂げられるという予測や確信感を指す。
     その為に、病気をやっつけることより、病気にならないよう健康を保つ行為に重点が移ってきているのである。
     転ばぬ先の杖なんです。

     また、医療の最先端ではIn-Body Hospitalなどというプロジェクトが進行中である。
     つまりナノサイズの「スマートナノマシン」を体内に入れて、がん組織等を個別攻撃する仕組みだ。
     昔、SF映画の「ミクロの決死圏」を見て驚いたものだが、そうしたものが現実化しようとしている。
     病気をやっつける現代のキュア作戦「トロイの木馬」である。

     私は「ケア作戦」でこの夏を乗りきりたいと考えています。
     この夏のむし暑さは別格ですね。
     そこで、ケア作戦の一つとして、食べ物を紹介しましょう。
     ゴーヤチャンプルです。ゴーヤでビタミンCを摂り、豚肉でビタミンB1、鉄、カリウム、リンなどで疲労回復させましょう。
     もっと疲れているならトウガラシを入れましょう。胃液の分泌、内臓を温めてくれ、食欲を増進させてくれます。
     食が細くなり食欲が湧かない時には食事前に梅干し、レモン汁などでクエン酸効果で、「食事をおいしくクエるン」ですとなります…

     下手な駄洒落も出たようですので、みな様「健康の主観的維持」にそれぞれワガママに対処され、この夏も健康でお過しください。

    理事長  井上 健雄

  • なにわECOスクエア感動中!

    1606今年度、新しい仕事として、「なにわECOスクエア」の運営を受託しました。
    始めはてんや-わんやの大騒ぎでしたが、やっと軌道に乗りつつあります。
    この施設には、棚田の水田や畑、なすびや砂糖黍、おいも…、蓮池、河骨(こうほね)、野草広場や雑木林…。
    不耕起で古代米への挑戦やなにわの伝統野菜等々。そうそう、鶴見の蓮根はとてもおいしいんですよ。
    鶴見緑地の一隅に自然が一杯。
    青サギさんはじめ、いろいろな鳥さんも沢山訪れる憩いの場。
    生物多様性と農事とのうまいバランスを保ちながら維持したいと考えています。

    田植え(6/12)には、子供さん連れのご家族、エコボランティアさんスタッフ等が80人以上、みなさんが泥まみれになりながら楽しく苗をうえました。
    小さなお子さんが「どろが楽しい~~」などと。
    除草剤など使わないので、草引きもお願いしております。堆肥づくりもしています。
    残念なのは、設備の老朽化か何かで水の循環がうまく行かず、植物の成長がちょっと心配です。

    そんなこんなで今年の夏は、なにわECOスクエア三昧です。
    最も暑い夏と予測されていても、へっちゃらです。
    この暑さをなにわECOスクエアとともに風流に浸って涼しく過ごそうと思っています。
    そこで、清少納言

    1606
    -蓮池にて-
    清楚で可憐な蓮の花

    夏は夜。月の頃はさらなり。
    闇も猶。螢の多く飛び違いたる、
    また、ただ一つ二つなどほのかにうち光りて行くもをかし

    清少納言より少し前の在原業平を語ったとされる伊勢物語。
    プレーボーイ源至(みなもとのいたる)の女車があります。
    夜、家路につこうとする女人の顔を見ようとして、車の中に螢を放って簾(す)越しに顔を見たとある。
    夜目、遠目、傘の内と女性が美しく見える三要素。
    夕闇、簾越し、螢の淡い光。
    この人が本藍染めの花薊(はなあざみ)の柄の本木綿の浴衣を粋に着こなして…
    これで美人に見えないとしたら、なんとする…

    このなにわECOスクエアに出会い、私たちも、また一つの天職に巡り合ったという感じです。
    自然との対話を楽しみ、感動しています。
    みな様もこちらにいらっしゃったら「来た!見た!感激した!」と言われることでしょう。
    藍染め、コットン等、環境学習講座もいろいろあります。まずエコボランティアに登録してください。
    なにわECOスクエアでお待ちしております。

  • 能力の伸びは青天井

     人の能力は、どこかでピークをむかえ、徐々に下降する人が多い。
     良くて平原状態を維持する。
     しかし私は、人はいくつになっても成長すると思う。

     この成長する能力の中身は異なる。
     この例を羽生永世名人の言によると、将棋の強い要素として、三つをあげている。

    一、読む(数手先から何百手の先まで)能力
    二、ひらめき
    三、大局観

     読みは、若い10~20代位までの人々の特権である。
     勉強して、研究して、対局して身につける能力の時代である。
     この能力は、若い頃が最高だと言う。
     そして30~40代になると、読んで読んだあとの総合的判断としてのひらめきが生まれる。
     これが、勝負の決め手となる鬼手とか、○○マジックと呼ばれたりする。

     しかし強く勝ち続ける為には、50~70代にかけて醸成される大局観というものがあるらしい。
     羽生さんがこの能力をきちんとつけると、大変なことになるだろう。私たちは彼の次元を超えた偉業が待ち遠しい。
     つまり能力は、いくつになっても成長するものらしい。

     十五世名人大山康晴さんは、読むのでなく局面を眺める感じで、最善手を打たれたという。
     この大局観は、読みとひらめきの時代を一流で過ごした人に訪れるものである。
     これは他の仕事においても同様だと考える。
     読むとかひらめきは大脳皮質の働きだが、大局観になると大脳の基底核の働きだと言われる。脳の中で動いている所が異なっているらしい。
     つまり答えだけが浮びあがる状態だそうだ。
     だから強い人ほど感性が優れ、美しい棋譜で勝つのである。

     「俺は大局観に秀れている」と自慢する人がいる。
     若い時代に真剣な研鑽を積んでいない人の大局観は、偽である。
     一人ひとりが自分の年代にあった能力に磨きをかけて欲しい。
     そこにいろいろな青天井が待っている。

  • 安全の思想

     今となれば10数年前だが、六本木ヒルズ54F森タワーで痛ましい事故があった。
     回転ドアに挟まれた子供さんが亡くなられた。
     あのタワーの回転ドアは2.7tの自重があり、ドアの挟み力は8000N(ニュートン)もあった。
     子供の頭なら1000N、大人でも2000Nの力を受けると致命傷となる。

     この回転ドアは、制御安全の手は打たれていた。
     センサーは足元と天井に取り付けられていた。
     しかし子供が前傾姿勢で入ったため、足元センサーは作動せず、また天井センサーは地上より120cm以上のものに反応するよう設計が変更されており、117cmの男の子は感知されなかったのである。

     天井センサー設定に問題があったとしても、事故は起こるべくして起こったと言える。
     なぜなら、挟み力が1000~8000Nもの殺傷力を持った回転ドアそのものが問題だったのである。
     この回転扉のもとは、オランダのブーンイダム社で、日本でブーン・タジマという新会社が設立され、日本にやってきた。
     しかし会社の解散などにより、当初の安全仕様の思想が抜け落ちてしまったのである。
     つまり重厚感や耐風圧強度を出すために、骨材に鉄などを使い、重くなったのである。
     もともと軽く設計されて本質安全に応えていたものが、センサーによる制御安全に取り変わったのである。
     制御も大事だが、本質安全の軽量化を貫かなかったことが、大事故となったのである。

     企業等は、制御安全だけに頼らず、本質安全に取り組むべきである。
     日本において、1960年から子供の死亡原因は、ず~っと不慮の事故が第1位なのである。
     子供の好奇心には、ちょっとやそっとの制御安全で防ぐことは困難である。
     勿論親御さんの注意義務があるとしても…

     最近、ベビーカーが電車のドアに挟まれる事件が起こっている。
     ベビーカーの車輪を挟んだまま電車が出てしまっている。
     電車のドアは吊りドアであり、上が締まれば赤ランプは消える。
     ベビーカーの車輪が挟まった位では、赤ランプはつかないのである。
     ベビーカーメーカーとしては、電車に乗る時はベビーカーを使わない様にと説明している。
     しかし現実に事故が起こっているのであるから、電車のドアのあり方を変えよということはすぐには無理であり、ベビーカーメーカーが対処すべきなのである。

     たぶんこうしたちょっとした事故を放っておくと、ハインリッヒの法則(1対29対300)のように、300のヒヤリとしたミスがあれば29の中事故があり、29の中事故のあとに1の大事故が発生するという恐ろしいものがある。
     世のリーダーたる人々は、こうしたことをよく弁えて、小さなヒヤリから手を打つべきなのである。

    理事長  井上 健雄

  • イー・ビーイング創設15年目をむかえての心境

    イー・ビーイング創設15年目をむかえての心境

     私たち、お陰様で15年目を迎えることができました。
     本当にありがとうございます。
     この15年の心境を、石川啄木と若山牧水の短歌で語ってみます。

    働けど 働けど猶 わがくらし 楽にならざる じっと手を見る

     一生懸命働いているけれど、清貧に甘んじる暮らしを強いられているということです。
     しかし一方で、ちょっとエエ恰好をさせて貰うと、若山牧水になります。

    白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ

     白い鳥が大自然の紺碧の空の青にも染まず、そしてエメラルド・グリーンの海の青さにも染まず、白いままでいる。
     なんと崇高であり、また何と愛しいことか。
     つまり官とか大企業におんぶされたり、ビルトインされずに社会を良くしたいの一念で、自らの仕事を自らで創るという「自主独立事業型NPO」を続けていることを、白鳥(しらとり)にかさねあわせています。
     まぁ言えば、この二つのワールドを行ったり来たりしているということです。

     しかし、みな様から「そんな調子で楽しいんですか?」と問われます。
     その答えが、「憲法13条を謳歌しています」です。

    第13条(個人の尊重と公共の福祉)

    すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

     これを短く意味を伝えれば、人は愚かな行動をしても良いという愚行権を保障するものです。
     だから人は、爬虫類をペットにしても良いし、酒に飲まれてもいいし、下手なNPOを15年もやっていいということです。

     私たちのNPOは、愚行(?)かも知れません。
     しかし、楽しいんです。面白いんです。やり甲斐があるんです。
     そして少しずつですが、それなりのものに、それなりのソリューションを提供できたり、それなりの社会貢献につながり始めたかなぁとほんの小さく思う今日です。
     私たちは、精神力と体力と情報力をもって前進します。
     ありがとうございます。皆様方より愚行を正していただいたり、ご恵慈をもってのお引き立てよろしくお願い致します。

  • 頭はどこで使う

     この世の中、不思議が多い。
     この間ある雑誌を読んでいたら、30代で!老後に備えた資産形成を始めている人は62%。
     日本って随分心配性の人がいるものだと思います。
     考えるなら保険と資産運用じゃないでしょうか。
     私が学校を出て就職した頃は、自分が亡くなったり、病気にでもなれば(これらクリアーして今も元気にピンピンしてますが)周りに迷惑かけるかと、生命保険に入っただけです。

     資産形成だと言って、戸建てを無理してローンで買っても、役に立つのでしょうか。

    <例>
    土地を1500万で購入
    家を2000万かけて作る
    15年目位に850万のリフォームをする

    そして、20年経ち子供たちも家を出たので都心の小さなマンションへ
    この時、資産の販売代金は土地代の1500万円のみ。
    資産形成は、

    1500万 × 100 ≒ 34%
    1500万+2000万+850万
    つまり投資金の34%しか回収できないことになります。

     考えるべきは、人口動態なりもっと社会に目を向けての対策が必要です。

     家を買う時の制度的矛盾に目を向けてみましょう。
     家を買えば消費税がかかります。
     しょうがないか!でも毎年固定資産税も取られますよね。
     消費したものに尚、税金。
     おかしくないですか。これって矛盾してますよね。
     私ならこう考えます。
     20~30年で建て替えねばならないものならば消費税のみとして、50~100年持つ優良資産なら固定資産税のみという考えです。
     時代は、新築偏重の社会から、長期優良資産形成への変化の過程に入っているんですから。
     従ってこうした声を上げ、主張することが、単なる資産形成に励むより生産性が高いのではないでしょうか。

     政治的発信・行動よりもう少し早いソリューションなら、省エネ化を進めるべきです。
     無断熱の住宅を改修し、断熱構造にすると、省エネはもとより医療費が、年間47,000円下がったというデータもあると聞いています。(cf. 積水ハウス和田勇会長兼CEO(談))

     つまり、家だけを見ていても問題は、解決しません。
     政治、エネルギー、健康などいろいろなファクターの分析、組み合わせに解があるのです。
     そして将来への不安への本当の解は、自分の頭に投資することです。(クレグレも整髪剤やRiUPに金をかけることではありませんよ)

    理事長  井上 健雄

  • エッセンシャル思考

     私たちは、いつも多くの仕事と使える少ない時間を持っている。
     それなりの仕事をしているビジネス・ヒューマンは、誰もがこうした状況に置かれている。
     この状況において、せっせとパフォーマンスをあげていく人と、仕事に溺れてどれもが不十分になっている人がいる。
     何が違うか。
     それは、トレードオフ思考ができるかできないかである。

     トレードオフとは、あちらを立てればこちらが立たず、両方を立てれば意味がない、そんな関係である。
     最も優先順位の高いものを選ぶこと、それが大事なのである。

    1. 高い給料 VS. 自己実現
    2. 安定した仕事 VS. ベンチャー、起業
    3. より早く VS. より良く
    4. 高い付帯サービス付運賃 VS. 付帯をそぎ落とした安い運賃


     最後4の例なら、ローコスト対策を徹底的に打ち出したサウスウェスト航空に対し、同じようにローコスト対策を取り入れた、コンチネンタル航空(現在ユナイテッド航空に併合)がある。
     古い例だが、貴重なトレードオフ例である。
     インターネットで検索されればいくらでも出てきますが、私が書いたものは2006年2月の今月の言葉で紹介している。
     古い例で恐縮だが、企業レベルの歴史時間に耐えているものである。
     サウスウエスト航空は、ハブ経由をせずに、地方から地方へのポイント・ツー・ポイントの取り組みによりコストを構造的に下げている。
     また、ローコスト化のために航空機を1種類に限定し作業効率を上げる、パイロットも掃除するし、食事提供なし、座席指定なし、チケットレス等々…極限にまでサービスを絞り、安さを創りだしている。

     つまり戦略的ポジションの確立の為には、別のポジションとのトレードオフなしには維持できないものである。
     ある意味で相手の良い所どりする、要領をかます、仕事を省エネでごまかす人々は、トレードオフから逃げているのである。
     が、逃げ切れず、小さなパフォーマンスというより失敗しか残せないことになる。
     コンチネンタルは、根本的なトレードオフすることなしに安さ、つまり少しのサービスという戦略を取ったことにしかならず、結果的に吸収されるということになったのである。

     もっと分りやすい例は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社のタイレノール事件への対応がある。
     圧倒的な売上を誇る看板商品のタイレノール(解熱鎮痛剤)を服用した人が、相次いで亡くなるという事件があった。
     その時ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、タイレノールを回収すべきか、株主への配慮として様子を見るか迫られた。
     彼らの「我が信条」に、顧客優先がはっきり示されていた。
     そこでタイレノールを回収するという意思決定をした。
     損失額は1億$を上回るものであったが、実行された。(後日、何者かが瓶に毒物を混入したことが分った)
     この対応は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の信頼を一層高め、株主にも評価されるものになった。

     このようにトレードオフは痛みを伴うが、しっかり正確な対応をすれば絶好のチャンスであることを忘れてはならない。
     このトレードオフの関係を多面的に整理し、絞り込んだターゲッティング決断を、私はエッセンシャル思考と呼びたい。
     この3月でH27年度も終了し、4月より新年度に入ります。
     みな様エッセンシャルして始めようではありませんか。

    理事長  井上 健雄

  • 森まなび塾。「3月の連休は、吉野で森林ボランティア&森のめぐみ体験を!」

    イー・ビーイングでは、「ドコモ市民活動団体への助成金」を受けて、「森まなび塾。」を実施しています。

    2016年3月19日~20日、奈良県吉野町にて第1回を実施しました。
    (プログラムなど詳細はこちら → ちらし(PDF)

    当日の様子をご覧ください!

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    1日目のスタートは手漉き和紙の里「国栖(くず)の里」へ。
    古来からの伝統技法を守る福西和紙本舗へおじゃましました。

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    さっそく手漉き体験!
    文化庁 選定保存技術保持者のご主人、福西正行さんに手伝ってもらいます。
    簡単そうに見えますが、ひとりではちっともうまくできません。

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    木の葉や和紙、色水で思い思いの模様をつけます。
    みんな真剣!
    できあがるのが楽しみです。

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    福西さんから、国栖の里の歴史や文化、和紙について教えていただきます。
    最近は地球温暖化や害獣の影響で、原料を手に入れるのも難しいそう。

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    草木染の和紙は、ためいきが出るような美しさ。
    最近は海外からの視察や注文も絶えないそうです。
    守っていきたい大切な文化ですね。

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    続いて国栖の里が見渡せる高台へ。
    連なる山々、清らかな川の流れ、肥沃な大地…
    豊かな自然に支えられて文化が育まれていることがよく分かります。

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    本日のお宿、太鼓判花夢花夢さんにて、こんにゃく作り体験。
    ご主人の東利明さんより、こんにゃくの歴史や作り方を教わります。

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    蒸してミキサーにかけたこんにゃく芋に灰汁を加えて、しっかり混ぜます。
    手早く、まんべんなく混ぜるのがコツ。

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    できたてを茹でてもらって、さっそくパクリ!
    おいしくできたかな?
    スーパーで売っているこんにゃくとは、味も食感も全然違います。

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    夕食の後は、東さんによる吉野の歴史や森のめぐみと観光のお話。
    情熱たっぷりのお話しに、時間を忘れて聞き入ってしまいました。

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    吉野の朝は、澄み渡った空気を切り裂く蔵王堂の鐘の音で始まります。
    宿泊者のみ参拝できる、朝の勤行。

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    吉野中央森林組合 専務理事の坂本良平さんによる、吉野林業のお話し。
    吉野杉はたくさん植えて(密植)たくさん間伐することで(多間伐)、まっすぐで目の詰まった良い木材になるそうです。

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    坂本さんと森林組合の皆さんのご指導のもと、杉と檜の間伐体験。
    40年生ほどの木を、のこぎりで切り倒します。
    何本間伐できるかな?

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    森の中はひんやり、いい香りでいい気持ち。
    急斜面を滑り落ちないように、慎重に下りていきます。

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    吉野では切った木を斜面の上側に倒すので、まずは木をひっぱるためのロープかけ。
    ゆるめに結んだロープを振って、できるだけ上の方に…
    あれ?上がらない…落ちてきちゃった!難しい!!

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    いよいよ切り倒します。
    倒す側に受け口を作って、反対側からひたすら切り進めます。
    細いように見えても、なかなか切れません。

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    ついに倒れました!
    切り口からはすがすがしい香りが立ちのぼります。
    このあと、チェーンソーで豪快に切り倒す実演も見せていただきました。

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    汗をかいた後は、見晴らしの良い高台でお弁当。
    花夢花夢さん自慢のセラピー弁当は、吉野のごちそうがぎっしり。

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    吉野の木材で建てたモデルハウス「吉野サロン」へ。
    いろいろな種類の木が使われていて、築5年ですが、まだ良い香りでいっぱいです。

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    吉野サロンのオーナー、阪口製材所の阪口浩司社長。
    吉野の木材を使った家を広めるために、設計者、施工者、専門業者をコーディネートしていらっしゃいます。

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    木の香りとぬくもりあふれる住まいは、帰りたくなくなる心地よさ。
    将来はこんな家を建てたいなあ!

    最後は花夢花夢さんのお風呂で汗を流して、楽しかったセミナーは終了。
    盛りだくさんで大満足の2日間でした。

    第2回「森まなび塾。」は7月に行います。
    ぜひお越しください!

  • 4月27日 廃棄物の適正処理と有効活用

    おおさかATCグリーンエコプラザビジネス交流会

    第141回 水・土壌汚染研究部会

     

    昨今、産業廃棄物の不正転売などの問題が発生し、大きな問題となっております。
    転売された企業は、被害者でもありますが、廃棄物管理が徹底していない企業と見られ、社会的評価も下がるリスクがあります。
    廃棄物の適正処理は、企業にとっても重要な課題となります。

    そこで、今回は、廃棄物の適正処理と有効活用をテーマに取り上げます。
    セミナーでは、まず、大阪府産業廃棄物協会の龍野浩一氏に「企業に求められる廃棄物管理」と題して、事例を交えて、廃棄物の適正処理について、ご紹介していただき、福岡大学の藤川拓朗氏に廃棄物の焼却主灰の有効活用に向けた取り組みについて、ご紹介していただきます。
    是非、お申し込みください。

    日 時 2016年4月27日(水) 14:30~16:50 (14:00より受付開始)
    会 場 おおさかATCグリーンエコプラザ内 セミナールーム
    定 員 60名(先着順)
    受講料 1,000円
    (但し、行政担当者、おおさかATCグリーンエコプラザ出展企業、水・土壌汚染研究部会会員は無料)
    申 込 おおさかATCグリーンエコプラザ ホームページ(http://www.ecoplaza.gr.jp)よりお申込みください
    主 催 おおさかATCグリーンエコプラザ実行委員会(大阪市、アジア太平洋トレードセンター株式会社、日経新聞社)
    おおさかATCグリーンエコプラザビジネス交流会 水・土壌汚染研究部会
    PDFのちらしはこちら → PDF

     

    プログラム

    講演1

    「企業に求められる廃棄物管理」
    公益社団法人 大阪府産業廃棄物協会 事務局次長
    龍野 浩一 氏
    講演2

    「一般廃棄物焼却主灰の有効活用に向けた取り組み」
    福岡大学 工学部 社会デザイン工学科 助教
    藤川 拓朗 氏
  • まちの自然を10倍楽しもうセミナー 第3回

    イー・ビーイングでは、「平成27年度 大阪市市民活動推進助成」を受けて、「まちの自然を10倍楽しもうセミナー」を実施しています。

    2016年3月5日、大阪南港ATCにて第3回セミナーを実施しました。
    (プログラムなど詳細はこちら → ちらし(PDF)

    当日の様子をご覧ください!

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    まずはセミナー「ちょうちょも昆虫もとまどっている」で地球温暖化について教わります。

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    講師は大阪府立大学の石井先生。
    すでにちょうちょやセミの分布が変わってきていることなど、身近な例をとりあげて、分かりやすく教えてくださいました。

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    虫めがねで種の観察。
    丸い種、平べったい種、トゲトゲの種…
    何の種か分かるかな?

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    みんなで答え合わせ。
    トゲトゲの種は、動物にくっつくためにトゲトゲになったそうです。
    植物って、かしこい!

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    植物のことならおまかせ!林さんと松岡さん。

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    外に出て、どこでもファームでコマツナとホウレンソウの種まき。
    ちっちゃい種、上手にまけるかな?

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    たくさん芽が出ますように!
    どこでもファームに成長の様子を見に来てくださいね。

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    5感で自然を楽しむネイチャーゲーム、始めるよ!
    リーダーの數井さんと西さんに続け!

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    木の中の色を探してみよう。
    おんなじ緑でも、よく見るとちょっとずつ色が違うね。

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    自然の中に隠されたニセモノ探し。
    あれは本物?ニセモノ?
    お父さん、お母さんも夢中!

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    すぐ見つかったニセモノと、なかなか見つからなかったニセモノの違いは何かな?
    周りの草や木にそっくりな色のものは、見つかりにくいね。

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    聴診器で木の音を聞いてみよう!
    よ~く耳を澄まして…
    どんな音が聞こえるかな?

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    最後はおなじみ、落ち葉の窓づくり。
    私だけのこだわりの1枚ができたよ!

  • 海が危ない されど漁業

    地域おこしを6次産業化で(6)

     私たちは、新資源6次産業化に取り組んでいる。
     農産物から山林の林産物。そして漁業における海苔など、多岐に亘る。
     産品はいろいろあれど、ベースは地域創生であり、地域に事業や職を生みだすものをと考えている。

     北風もピュッと吹きますが、あぁ春ですね。太陽の角度も変わり暖かみを加えています。
     海の中のわかめさんも、これから旬なんです。寒中から春先にかけて生えてくるわかめの新芽、本当においしいんです。
     まず、のりについて始めます。
     ご存知のようにのり養殖は、9月中旬に陸上で採苗(びょう)した網を、10月上旬から海上で育苗開始するものです。
     11月から4月半ば位まで、網を交換しながら生産するものです。

     この養殖の成否のポイントは、秋口からのスムーズな水温低下にあり、養殖ののりの品質を上げ、生産量も増やします。
     しかし、近年の地球温暖化により高水温停滞期が長くなり、のり養殖が苦戦しています。

     つい先程、日経ビジネスの最新号(2016年2/29号)で「のり凶作も原因分らず」という漁協の代表理事組合長の記事があった。
     組合長さんは「ここ40年やっていて、ここまで悪いのは初めてです」つまり不作ではなく凶作だとされている。
     海水温まで1℃位高くなっています。
     千葉の水揚げ量は、7~8億もある漁協における話です。深刻です。
     普通は11月~1月までに7億円位の水揚げがあるものですが、今年は1,000万円ほど。70分の1です。
     240人おられる組合員のうち、10人が今シーズンの水揚げ量0。

     水温が下がらなくても、木枯らし1号が吹けば、暖かい海水も撹拌されて海水温は下ります。
     この木枯らし1号も遅れたのです。
     のり養殖は、経験が役に立ちにくく、海流の蛇行や木枯らしの吹き具合、採苗・育苗の様子など年々変り、1年1年を新入生のように、自然に対処するしか方法がないのです。
     つまり、あまり経験が役に立ちにくい仕事なんです。

     こうした状況で、漁業関係は大変厳しい現実に直面されている。
     そこで、私たちはのりやひじきなどより深い5~10mほどの水深に良く生えるわかめに注目しています。
     そのわかめでも、今十分に活用されていない海草の根、めかぶをしっかり活用する方法を、 新資源6次産業化として取り組もうとしている。
     わかめが成長すると岩についた根の部分近くをめかぶといい、栄養価も高いのです。
     このめかぶ、茎、根の部分が今、十分活用されていません。
     これを、地域(漁協・県・住民)の方々と都市ののりメーカーさんとが組んで、地域に仕事の創出と事業興しと、利用市民には新たな機能性をもったわかめを提供したいと考えているのです。
     灰干しわかめなどもやってみたいなと思っています。
     わかめ、のりなどいろいろお悩みの方は、私どもに一報ください。

    ※千葉県HP「ちばの輝き」より
    1996-2006年の年平均は、1976-1985平均に比べ約1℃上昇している。

  • 生物多様性、ヒトを守り健康をつくる

    植物とは、動物との対比では、草や木のように根があって場所が固定されて生きるものです。
    また、太陽との関係において、光合成する生物を植物といいます。

    この植物は、生き残る為に昆虫や鳥、また菌(病原菌)とたたかう備えとして、いろいろな智慧を持っています。
    植物さんと菌との戦いを見ましょう。
    菌の侵入は、植物の葉の裏の気孔から入ろうとするのが常道です。菌は、エリシターと呼ばれる物質を出して、入り口を探すのです。
    すると植物は、エリシターを感知すると気孔を閉じて、菌の侵入をブロックするのです。
    しかし閉じられたとしても、菌は細胞壁の弱い所から破り入ってきます。
    そこで細胞内にバリケード物質をつくり防御をはかります。
    このバリケード物質の最たるものが酸素です。
    この大量発生は、オキシディティブバースト(酸素大爆発)と呼ばれています。

    菌にしたってもう酸素なんか恐くないものが多くなると、植物は、病害虫の最たるアリさんまで取り込んで、アリさんに住居を与え、花の蜜まで与えます。
    そうするとアリさんは、葉っぱを食べようとする毛虫などを追っ払ったり、やっつけてくれます。その上、宿主に絡みつくツルなども噛み切ってくれるという、強力なボディーガードになってくれるのです。共生です。
    本当に不思議です。

    しかし、これだけでひるむような虫や、やわい菌ばかりではありません。
    そこで、植物は自己の中にいろいろなものを生成し、自己防衛力を高めているのです。
    たとえばミカンの皮にはリモネンという精油成分があります。洗剤にも用いられるものですが、もともとミカンの果実を守るための抗菌物質です。
    お茶のカテキンにしても病害虫から身を守るためのものです。
    人間の体にいい物質として、ブルーベリーのアントシアニンやフラボノイド、ポリフェノールなども本を正せば植物が、我が身を守る抗菌物質なんです。
    それが人間にとって、活性酸素の生成を抑制し、血液をきれいにする。また血小板の凝固を抑制し血液さらさら効果など、人の健康にいろいろと役立ってくれているのです。

    少し強引かも知れませんが、生物多様性が守られた環境そのものに、ヒトは、生かされていると言えます。
    少し安直ですが、『生物多様性を守ることは、凄く大事なことだ』と、申し上げたいのです。

    理事長  井上 健雄

  • まちの自然を10倍楽しもうセミナー 第2回

    イー・ビーイングでは、「平成27年度 大阪市市民活動推進助成」を受けて、「まちの自然を10倍楽しもうセミナー」を実施しています。

    2016年1月30日、大阪南港ATCにて第2回セミナーを実施しました。
    (プログラムなど詳細はこちら → ちらし(PDF)

    当日の様子をご覧ください!

    1
    今回もたくさんの親子連れにご参加いただきました。
    まずは地球温暖化について教えてもらいます。

    2
    講師は名古屋大学の夏原先生。
    できるだけ子供さんにも分るように、やさしくお話しいただきました。

    3
    続いてシニア自然大学校の松岡さん、林さんによる野菜のお話。

    4
    みんながいつも食べている野菜は、植物のどの部分かな?
    レタスは葉っぱ、ニンジンは根っこ…
    野菜マグネットを貼ってみよう!

    5
    小さな野菜博士発見!
    タマネギは葉っぱって知ってた?

    6
    どこでもファームでなにわの伝統野菜「天王寺蕪」と「田辺大根」の収穫。
    子どもも大人も夢中!

    7
    どれが大きいかな?
    根元をしっかり持って引っ張ります。

    8
    見て!立派な蕪がとれたよ!

    9
    小さなラックでも、たくさんの蕪と大根がとれました。
    お土産に持って帰ってもらいます。

    10
    続いては五感で自然を楽しむネイチャーゲーム。
    まずは動物あてクイズでウォーミングアップ。

    11
    ネイチャーゲームリーダーの數井さんと井上さん。

    12
    身のまわりのいろんな自然を見つける「フィールドビンゴ」
    風を感じる、太陽の暖かさを感じる…
    いくつ見つかったかな?

    13
    気に入った自然の色をカードにうつしとる「かさね色」
    この花の色にぴったりの折り紙は…これ!

    14
    私だけの「色」ができたよ。
    どんな名前をつけようかな?

    15
    最後は恒例の「落葉の窓」
    お家でも自然を感じてくださいね!

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    考働。動いてなんぼ。

  • レジリエンスを鍛え2016に生きる

    レジリエンスという言葉が、静かに注目されつつある。
    強靭という意味で、不安な社会をしっかり生き抜く智慧のようなものだ。

    つまり今の世の中、激甚災害、地球温暖化大異変、テロそれに続く難民問題等々、不安の種は次々と出て大きくなる一方である。
    その上、中東分裂、EU亀裂、北朝鮮原発実験、中露の軍事膨張主義等々どれ一つとっても大クラッシュを引き起こす可能性がある。
    連鎖的に危機が拡大する可能性を抱えている。

    とすれば、私たち一人ひとりにとって自己の強靭さ、レジリエンスをしっかりつくってこの世に対処していかねばならない。
    そこで、レジリエンスを持って生き抜いた二人を辿る。

    一、アウシュヴィッツ生存者、ビクトール・E・フランクル。
    彼は日々の生存も、一日先のことなど全く見えない時に、日々を超えた大きな具体的な目標を描いたのである。
    『戦後、強制収容所で過ごした心理状態を人前で講演している自分を想像した』のである。
    どうしようもない状況にあっても、どうしようもない運命にあっても、自分の人生の意味を見い出せることを発見したのである。

    二、2001年9.11、世界貿易センターへのテロにおけるリック・レスコーラ。
    当時、モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター(以下モルガン・スタンレー)は貿易センターの最大のテナントで、2700人もの人々が働いていた。
    それも南棟の43階から74階までの32階分まで使っていたのに、7人の従業員を失うだけですんだのである。
    これにはセキュリティ担当副社長のリック・レスコーラの果した役割が大きい。
    彼はベトナム戦争の退役軍人であり、勲章も受けた人物で、大災害に巻き込まれた時、人々がどう行動すべきかについて徹底的に訓練を課していたのである。
    職責からか、彼が7人の一人であったことは、大変残念なことである。
    しかし彼の業績は高い。
    モルガン・スタンレーは、職場が使えない時に備え、従業員が一堂に集まって執務できる予備オフィスを3つも確保していたのである。
    たぶん9月10日までは、心配しすぎの無駄金使いと呼ばれていたであろうが、9月12日以降は、天才になった。

    つまりレジリエンスの高い人とは、次の三つの能力を持っている。

    1. 現実をしっかり受け止める力
    2. 人生がどんな状況であれ、なんらかの意味があるという強い信念
    3. 超人的プリコラージュ(即興力)、臨機応変の才能

    私たちもこれらの順番どおりの理解をすることが求められている。
    最初からプリコラージュで始めると、本質的な解決につながらないだろう。
    2016年1月のありがとうを、厳しい現実に対し私たちのあるべきレジリエンスについて言及した。

    理事長  井上 健雄

  • 事業系ごみ減量セミナー

    大阪市環境局主催

    第1回 オフィスにおける2R活動の推進

    オフィスにおける2R活動(リデュース・リユース)の推進

    京都大学 環境科学センター 助教 浅利 美鈴 氏

    事業系廃棄物の排出実態からみるごみ減量の取り組みについて

    大阪市 環境局 事業部 一般廃棄物指導課長 宮崎 善春 氏

    上島珈琲貿易株式会社における環境経営とその取り組み(3Rを中心にして)

    上島珈琲貿易株式会社 代表取締役 上島 淳史 氏

    株式会社イムラ封筒における2R(リデュース・リユース)の取り組み

    株式会社イムラ封筒 総務部 CSR課長 河合 忠祐 氏

    Loops活用におけるコピー用紙のリユースについて

    東芝テック株式会社 リテール・ソリューション事業本部 野村 護 氏

     

    第2回 事業系ごみ減量のメリットセミナーとリサイクル施設の見学会

    事業系ごみ減量のメリット~コスト削減を超えた+αの実現へ~

    :大阪産業大学 人間環境学部 教授 花田 眞理子 氏
  • 人財教育

    私たちは、人の成長なくして日本の成長も組織の発展もないと考えています。
    人の成長にとって大事なことは、質的に新しいことに取り組むことによって齎らされるものとも考えています。
    そこで、教育界・官界・産業界等々の素晴らしい人財とそのネットワークに恵まれている私たちは、こうした人々とともに、組織強化のための人材育成のプラットホームを創りました。
    このプラットホームを課題を抱える組織・人々にご活用いただくことで、明るい豊かな社会づくりができればと考えています。

    その対象として、以下の三分野を用意しました。

    一、組織・組織人
    一、社会的課題解決を指向する組織人
    一、個人・人ひとり

     

    ■組織・組織人

    トップ 上級幹部 中級管理者
    CEO・COOコース
    グリーンMBA経営セミナー
    洞察力・判断力セミナー
    BSCセミナー
    リーダーシップ研修
    問題解決セミナー

    上記以外の個別セミナー

    ・ SWOT分析セミナー
    ・ 知的財産管理技能検定取得講座
    ・ 企業の取り組む環境問題セミナー
    ・ 環境マネジメントセミナー
    ・ CSRセミナー  等々

     

    ■社会課題対応

    様々な悩みや障害から、ひきこもったりニートになった人々・家庭へのセミナーや、積極的に健康創りをするグリーンメディカルツーリズム、地域再生の実現をはかるむら・まち連携地域おこしセミナーまで、私たちの人脈から総力をあげて支援いたします。

    1. ひきこもり・ニート脱出家庭通信からグリーン社会学校まで
    2. グリーンメディカルツーリズム
    3. むら・まち連携地域おこしセミナー

    ●学習の流れ

    学習者の行動 学習者相互の
    ネット
    学習課題へ
    導入 緊張からの解放

    興味関心の喚起
    学習意欲の形成

    知り合う
    アイスブレーキング
    コミュニケーション
    (ヒーロー・ヒロイン紹介)
    気づく
    意欲がわく
    知る
    展開 学習への集中
    体験・見学
    自分と向き合う
    信頼感を育てる
    ワークショップ
    相互理解を深める
    理解を深める
    高度な知的研究
    シェア
    リング
    振り返り
    自己の再発見
    態度と行動の変容へ
    わかち合い
    協力して成し遂げる
    学習から行動
    良い豊かな社会実現へ

     

    ■個々人のライフステージ

    年代別強化 現代課題や
    まちづくり
    青少年期 チームワーク体験学習 家庭教育支援
    高度情報化社会対応
    地域おこし支援
    パソコン基礎講座
    健康なくらし
    高齢化社会対応
    自然環境保全
    成人期 リカレント教育
    幅広い知識・技術・教養
    高齢期 学習機会の拡充
    生きがい・交流活動

    上記以外の個別セミナー

    ・ これですっきり英会話セミナー
    ・ 環境問題最前線
    ・ 市民と企業で創るまちおこし
    ・ NPO企業から団体活動づくりまで
    ・ 起業セミナー

    人財教育に関するお問い合わせはこちらまで

    TEL:06-6614-1731 FAX:06-6614-1801
    takeshi-yamamoto@e-being.jp(客員:山本)
    akiko-inoue@e-being.jp(井上明子)
  • 環境経営(エコステージ) コンサルティング

    関西エコステージ研究会 理事長 盛岡 通 関西大学教授 (大阪大学名誉教授)

    関西エコステージ研究会
    理事長 盛岡 通
    関西大学教授
    (大阪大学名誉教授)

    地球環境問題の解決のためには、「Thing Globally, Act Locally」が基本原理となります。
    この原則の本当のポイントは、具体的な一歩の踏み出しにあります。しかし、思いつきだけで行動することは、大した成果を残さないばかりか、合成の誤謬さえ起こしかねない複雑さを持っているのが、環境問題であります。

     

    そこで、私たちはこの環境問題解決の方法として、「エコステージ」という行動体系を創り、企業、家庭、そしてそれらの集合体としての地域の環境取り組みを後戻りさせない環境負荷削減システムを開発致しました。このシステムを「エコステージ研究会」という組織で、啓発・普及を図ろうとしています。

     

    この研究会の最も中核的な組織として、『評価機関』があります。この組織は、自己宣言と外部評価制度を活用し、被評価企業の環境経営を支援するものです。この機会に評価機関に名乗りを上げていただき、評価員研修により評価員を養成していただければ、評価機関としての収入はもとより、社会的に環境問題のソリューションにも貢献することになります。
    『エコステージ』の認証取得は、ガラス張りの評価・支援制度を通じて、ベンチマーキングができるということがあげられます。
    また、『エコステージ』評価の大きな特徴として、様々なニーズに適合させるため、グループ企業や協力企業への導入の場合には、グループ代表企業が評価機関として、評価することが可能なシステムになっています。さらに、グループ代表企業は、グループ企業を評価する場合に、エコステージ毎の必須項目にグループ基準を追加することも可能で、グループ全体としての環境経営の推進に効果のあるシステムになっております。
    グループとしての『エコステージ』評価の導入は、環境と経営の両立を越え、グループの環境経営を推進し、地球環境保全に貢献し、さらにグループの業績向上にも貢献するものと確信しております。つきましては、『エコステージ』に関する資料を同封しておりますので、御社がグループ代表企業として、『エコステージ』の評価機関になられることをご検討いただければ幸いです。
     

    ■エコステージとは?

    エコステージは、21世紀型環境経営システムであり、パフォーマンスを客観的に評価し、業務のベストプラクティスを生み出すものである。環境経営コンサルタントがこのシステムづくりから評価、そして改善に至るまでの指導を行う、環境経営の成果を創出するものである。 ecostage1

    ※イー・ビーイングは(社)エコステージ協会の理事法人であり、関西エコステージ研究会の事務局を担っております。

    ecostage2_big■ 期待される効果 ■

    1. 製品・サービスの環境配慮の差別化により、売上向上、利益増加を達成。
    2. 責任と体制の明確化、コミュニケーション向上、従業員の教育・訓練、文書管理強化、問題解決能力の向上により、企業体質強化を達成。
    3. ムリ・ムラ・ムダを削減し、業務の効率化、コストダウンを達成。
    4. 環境関連法及び取引先の要求事項の確実な遵守。
    5. 第三者の目で評価される(透明性のある)経営システムに基づいた経営を証明することにより、社会の信頼を確保。

    ■エコステージの5段階(ステージ)

     

    エコ
    ステージ

    5
    内部統制システムの構築とCSRの実現

    ・コンプライアンス、リスク、サプライチェーン等のマネジメントの実現
    ・CSRの実現




    l












    エコ
    ステージ

    4
    総合マネジメントシステムの構築と明確なパフォーマンス改善

    ・環境経営システムに、品質、人事、セキュリティー、財務等のマネジメントシステムが融合
    エコ
    ステージ

    3
    環境経営の成熟

    ・環境経営を浸透させた業務プロセスの構築
    ・継続的な業務プロセス改善の実施
    エコ
    ステージ

    2
    環境経営の基礎

    ・環境経営システムの構築
    ・PDCAサイクルに基づいた「重点環境管理項目」の改善と運用
    エコ
    ステージ

    1
    環境経営の導入

    ・環境経営システムの基本骨格が構築
    ・環境と経営の改善活動が展開

     

    ■グリーンMBA経営セミナー

    • 社会の動向を先見し、自社の経営フレームを改善
    • 自社の組織文化、力量の伽灌的評価に基づくアクションプラン(ビジネスプラン)を策定
    • 環境経営システムの有効活用で顧客ニーズに結びつける(グリーン・ニューディール、サプライチェーンのグリーン化)
    1.事業マネジメント
    2.戦略的経営原則
    3.組織行動マネジメント
    4.財務管理
    5.生産とマーケティング

     

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    TEL:06-6614-1731 FAX:06-6614-1801
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