カテゴリー: 未来のための環境塾

  • 「未来のための環境塾」成長中!【11月】

    「私たちの未来は暗い・・・」
    いいえ、「私たちの地球の未来が、暗い」のである。
    私たちの未来は、それぞれの意志力と行動力で明るく築けるはずだ・・・
    しかし私たちの地球が、壊れかけようとしていることに無関心で何もしなければ、私たちの未来は暗く悲惨なことになるだろう。
    私たち、若者たち、その子どもたち誰もが「地球が限界を超えて疲弊している」ことを十分に理解していない。

    これは危ないことです。本当の危機的状況に目を向けるべきです。
    そして、この限界を超えている状況にしっかり対処し、地球の健全性を取り戻すべきなんです。

    ここ数年~数十年の間にしっかりした対応ができなければ、地球は、私たちを支えるよりも、一層ひどい災厄を加速度的に増やしてしまうだろう。

    私たちは、プラネタリー・レジリエンス(地球の健全性)を取り戻す意思を固め、プラネタリー・レジリエンス(地球の健全性)のために学び、仲間と語り合い、企業とのコミュニケーションを図りながら、地球の健全性を築く方策に取り組まねばならない。
    このために「未来のための環境塾」というプロジェクトが、誕生したのである。

    そして、この活動に参加する人々が、それぞれの能力のケミストリー(親和力)を産みだすことで、チーム生産性やそれぞれの能力アップに資することにもなる。
    さあ、やろうじゃないか!

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    かつて「天災は忘れた頃にやってくる」と言われた。
    しかし私たちは、毎年のように、気象の極端現象に見舞われている。
    一つの災害から復旧に向かっている中で、また次の災害(大雨による洪水等)がやってくることで、人々は無力感で途方に暮れている・・・

    こうした現象は、気候変動による温暖化に原因があるとされている。

    産業革命前には280ppmであったCO2濃度が、現在420ppmとなっていることが、気象の極端現象の引き金となっている。

    温暖化危機をすばやく警告し、ノーベル賞(2007年)を受賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)も、二酸化炭素(CO2)増加による温暖化を気候極端現象の犯人であると言明している。
    ※注 IPCC 第6次評価報告書(政策決定者向け要約、2023年11月10日修正)に詳しい。

    IPCCが今の緊急課題としている目標は、気温上昇を1.5℃までにとどめることとしている。
    そのために残されたカーボンバジェット(累積CO2排出量の最大量)は、500GtCO2。2050年までにCO2ネットゼロを実現させねばならないとしている。

    温暖化を引き起こしている原因を私のパーシモニアスモデルで表現するとこうなる。

    IP = P × E × A

    IP(Impact of Planet) とは、地球への衝撃
    P(Population)は、人口
    E(Economy)は、産業界の活動
    A(Affluence)は、消費活動(浪費)

    地球への衝撃は、”人口”×”経済活動”×”消費(浪費)活動”の積で表現する。

    つまり衝撃を減らすためには、人口、経済活動、消費(浪費)活動をいかに抑制するかがポイントとなる。

    つまり、CO2を減らすためには、この3つのファクターをいかに抑制するかがポイントとなる。

    一つ目は、人口。

    西暦元年(キリスト誕生)から、たかが2000年と少しで、2.5億人であった世界人口は、81憶人を超えている。
    2.5億人が暮らしていた地球に32倍もの人が住み生活しているのである。地球は1個のままなのに・・・

    二つ目は、産業界の経済活動。

    産業界は人々を豊かにし、衣・食・住や移動等に贅沢な生活を提供してくれた。
    ほら穴や掘立て小屋から立派な住宅、天にまで伸びる高層住宅。そして照明や家電製品等々すべてがエネルギーの大量消費なしには回らないものとなっている。

    三つ目は、消費者の生活行動。つまり、消費よりも浪費というものをまず撲滅すべきである。

    元来の移動は歩きが基本であり、所によりラクダや牛さん馬さんが助けてくれた。しかし今や、自動車や飛行機や宇宙飛行をするまでになっている。
    進歩していることは嬉しい事だが、地球さんの悲鳴が聞こえだしているのも事実である。エネルギー多消費する行動について、深く考えるべき時なんだと思う。

    こうした三つについて考えるべき時なんです。

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    ここでもう少し視野を広げるために、気候変動以外のプラネタリー・バウンダリー(地球の限界)について、もう少し追加説明を加えたい。

    スウェーデンのヨハン・ロックストローム博士の提唱したプラネタリー・バウンダリー図を示す。

     

    9つの項目を設定し、6項目が既に限界を超えているとしている。

    限界を超えているもの

    ●1.気候変動(CO2濃度と放射強制力の増加)により、豪雨や干ばつなど気候の激甚化を招いている
     →今回のセミナーで重点的に学習しその対策まで考えようとしている。

    ●2.生物圏のレジリエンスの喪失(機能的と遺伝的に)
     原生林の破壊などにより、生物多様性や生態系のバランスが失われている。

    ●3.土地利用の変化
     農地や都市拡大、人々の移動のための道路等のために、自然の生態系とその回復力が失われる。

    ●4.淡水利用
     地下水や湖沼などの淡水資源が、農工業に多量利用されて枯渇し始めている。

    ●5.生物・地球化学的循環
     農地での肥料の過剰使用により窒素やリンが環境中に流出。土地や海域への汚染となっている。

    ●6.新規化学物質
     プラスチック・農薬などの化学物質や放射性物質が環境中に広がり、人々の健康等への悪影響。

    残りの3項目についても、大丈夫というよりデータや評価方法等が不十分なため検証中だ。

    ?成層圏オゾンの破壊
     フロンの使用禁止等で現在290ドブソンユニット付近まで回復しています。

    ?大気エアロゾルによる負荷
     工業活動や火災から放出されたエアロゾルの健康被害予測。

    ?海洋の酸性化
     CO2の溶け込みによる酸性化。貝類や甲殻類など炭酸カルシウムを利用する生物に深刻な影響が出始めています。これって大変です。マイクロプラスチックよりもひどいかも。

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    つまり、こうした結果、『無限の地球』であったものが限界を抱えた小さな地球つまり『有限の地球』となり、プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)が出始めたのである。

    プラネタリー・バウンダリーをもう少し分かりやすく言うと、「現在の地球環境を安定的に保てなくなってきている」ということです。安定を越えた危機的なレベルにまで陥っているのです。

    まず、私たちは、市井の一人として、先ほど述べた三つ目の人間の生活行動(ライフスタイル)のあり方を主に考え、行動のチェンジについて提案をしたいと考えている。
    経済活動については、CO2低減に取り組んでいる企業を応援する活動が必要なのだ。

    こうした危急の時にタイムリーに「未来のための環境塾」の開始をできたことは本当に僥倖です。

    地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)を知ってもらい、地球の健全性(プラネタリー・レジリエンス)のために、若者を中心とした人々の活動の場が用意されたのである。

    そして、この「未来のための環境塾」を支えてくれる大学群の支援も凄いものがある。北海道大学、大阪大学、大阪公立大学、関西大学、関西学院大学、近畿大学、長浜バイオ大学等々11大学、大阪ECO動物海洋専門学校の協力・支援をいただけたのである。
    その上、「いのち会議」の共催と、関西SDGsプラットフォーム大学分科会、大阪大学社会ソリューションイニシアティブの後援等々いろんな団体の協力もいただけた。環境先進企業の(株)エフピコ、ニシオホールディングス(株)、浜田化学(株)にも協力をいただけた。

    こうした取り組みのコンセプトを認め、この事業の産官学民協働の取り組みにゴーサインをいただけた大阪市環境局に、感謝しかありません。
    大阪市環境局行政の矜持と胆識に触れた思いです。大学や学校の先生方も大阪市行政の取り組みを評価されリスペクトもされている。有難いことです。

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    私達が、プラネタリー・レジリエンスのために取るべき選択と行動は、この先、何千年にわたって影響を与えることを忘れてはならない。
    今、エエかげんにしてお茶を濁していたら、自分の子ども、その孫に、孫は玄孫と幾千もの後生に恨まれることになるのです。

    若者たちよ!地球環境のレジリエンスを高めようではないか!
    時間を惜しめ!
    地球のために行動しよう!
    暑い最中から北風の吹く時まで、ワークショップに意見や想像力を発揮し「創りあげた啓発企画」を、市民のみな様や仲間に見て貰おうではないか!この成果でもって市民の方やみんなを巻き込もう!

    「未来のための環境塾」を各自、転機の一つとしてジャンプしてくれ!
    未来塾の塾生の成長が、プラネタリー・レジリエンスを築くことを信じて

     

    理事長 井上健雄

  • 今でしょ!未来のための環境塾に。【7月】

    暑い夏に、暑さに追いうちをかける報道(注1)があった。

     

    コペルニクス気候変動サービスによると、6月に今年の5月の平均気温は観測史上最高となり、12か月連続で記録更新したと発表している。年度として少し中途半端となるが、23年6月から24年5月までの年平均気温が産業革命時(注2)より、1.63℃と上回ったと報告している。

    この1.5℃を超える熱ストレスは、労働力の大きな消失を齎すと警告している。

    この熱ストレスによって失われる労働時間は、2030年までに全世界で2.2%にもなり、フルタイムで働く人数だと8000万人も労働力がなくなり、経済損失して2兆4千億ドル(380兆円)と試算されている。

     

    また度重なる山火事が襲うカリフォルニア州では、火災保険が次々と停止され、保険成立ができなくなっている、、、、

    その上、温暖化は農業従事者の労働時間を短くさせ作物の手入れ不足や、海面上昇など耕作可能地を少なくさせるなど、食糧不足を起こし始めている。

     

    新聞1頁分の3分の1にも満たない量なのに、今述べた他にも、ドイツのヨハネス・グーテンベルク大学などが2023年北半球の夏が過去2000年間で最も暑かったことを証明した。それは、長寿とされ2700年以上生きた樹木の年輪分析による気温復元からの結果である。

    こうした努力には頭も下がるし、エビデンスを示されると真摯にその取り組みにリスペクトも抱く。

     

    数千年の時間軸の中で、産業革命後のほんの少しの時間がつくり出した急激な温暖化の問題は、少なくともワンジェネレーションでなく、数世代に亘る世代連携における改革意識と、それを社会的実装力とする実力を持った層との連携こそが、必要だと考えている。

     

    つまり、世代(15年間位)毎の有権者は、同じような価値観を持ち、政治的な意思もはっきりとしてくる。

    ここでは、アメリカのCenter for American Progress(注5)の世代分けから世代構成の変化から考察する。

    つまり、アメリカの大統領選の結果は世代別の価値観が大きいインパクトをもたらすものであり、これら世代別のウェイトが変わってくることが変化の芽となるだろう。

    特に私は、温暖化抑制に厳しい取り組みを要求するZ世代とミレニアム世代のウェイト変化に、新しいライフスタイル要求が出てくると考える。

    これをもう少し深く読み込んでみたのが下記の表である。

     

    2020年から2036年にかけて世代のウェイト変遷があり、特に環境問題、CO2コントロールに厳しい対策を要求するZ世代+ミレニアム世代が、有権者として主力に躍り出るのは、アメリカの大統領選の次次選の2028年が分水嶺となるようだ。

     

    今年の2024年11月に迎える大統領選はX世代、ブーマー世代が多く、環境派にとって苦戦を強いられそうである。

    ただ、現在の30年に1回とか50年に1回といった大災害(大雨、洪水、干ばつ、山火事、、、)がたて続けに起こっている現象を経験したり、報道でよく目にする機会が激増している中で、Z世代を中心に気候正義という言葉が使われ出して早い変化もありうるだろう。

     

    気候正義とは、温暖化は自然現象でなく、人為的なもので少数の強者が作り出したものである。

    この強者こそが加害者であり、私たち若者はそのツケで苦しんでいる。

    これは不公正でかつ社会構造的な暴力であるとしている。

    強者は、こうした不正を正し、生態系や人権に配慮した取り組みをすべきだとしている。

    こうした考え方のリーダーがグレタ・トゥーンベリである。彼女の一人学校ストライキが全世界に広がったことは、世界の驚きであった。

     

    2024年アメリカ大統領選は、バイデン対トランプの対決は、二項対置で言えば、温暖化抑制派 対 リアル炭素賛成派 と評価されるべきだが、そうはなっていない。単なる老老対決でお互いのスキャンダルの応酬に終始している。

     

    アメリカの状況に対し、傍観者的に考察するのではなく、私たちも(日本も)このような世代観と共にZ世代に対し、地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)をまずこの世代に知ってもらい、地球の健康(プラネタリー・ヘルス)を創り出す活動を始めて欲しいと思っている。

    そして、大学生を中心にプラネタリー・ヘルスへの取り組みを本格化して欲しいと考えている。

    そして、各大学での環境負荷を減らすナッジ活動にも取り組んで欲しいと思っている。

    大学生が環境低減のためのナッジの提案を、大学当局も社会的実装とはこうだと一緒に活動してほしい。

     

    こうした経緯のもとに、大阪市環境局の環境学習活動の一環として「未来のための環境塾」が誕生したのである。

    また、僥倖に恵まれて、「いのち会議」さんとの共催になり、その上、大阪大学社会ソリューションイニシアティブさんと、関西SDGsプラットフォーム大学分科会さんまで後援名義をいただけたことなど本当に有難いことです。

    この活動への参加は、一人ひとりの大学生を中心とするZ世代と、ミレニアム世代への情報出し活動を強化し、これらの活動とともに、社会的実装力を持つ人々の深い知識や経験を持つ人々の智慧が望まれています。続発する気候異変は、もう「社会課題」ではなく、あなたと私たち一人ひとりの危機なんですから、、、。

     

    大阪からこうした「未来のための環境塾」が生まれようとしていることは、関西に住む人々の誇りです。一緒に活動しようではありませんか!

     

    こちらから参加の登録をしてください。待っています。

    未来のための環境塾サイトへ

     

    理事長 井上健雄

     


    (注1)日本経済新聞(2024年7月5日朝刊)

    (注2)産業革命以前 1850~1900年の平均気温

    (注3)IPCC (Intergovernmental Panel on Climate Change) 

    「気候変動に関する政府間パネル」

    (注4)ILO (International Labour Organization) 「国際労働機関」

    (注5)Center for American Progress

     

     

  • <参加者募集!>SDGs知って、伝えて、広げよう未来のための環境塾

    プラネタリーバウンダリーからプラネタリーヘルスへ

    今、地球の温暖化は止まらないどころか、一層加速しています。
    その中で、私たちの暮らしは、地球の資源再生可能な限界を超えており、2024 年、日本のアース オーバーシュートデーは 5月16日でした。
    私たちはどうすればいいのでしょうか?
    「未来のための環境塾」でともに学び、気づき、新しい活動を共創しましょう。
    3日間のセミナーと、それに続く啓発企画の実践、そして、年明けのシンポジウムでの成果発表のプログラムです。
    答えのない課題ではあっても、日本の英知を集めた講師陣の深い学識に触れ、ともに学ぶ仲間と触発しあい、「新しい解」を見つけにいくことができます。
    使命感に満ちたファシリテーターや、プロフェッショナルとともに、学び、気づき、実践しましょう!

    開催概要

    日時

    2024年8月23日(金)、 24日(土)、 25日(日)
    10:00~15:30
    (開場9:40)

    定員

    50名程度

    参加費

    無料
    一部オンライン聴講可能

    会場

    いのち共感ひろば大阪大学中之島センター5 階
    大阪市北区中之島4-3-53

    QRコード 

    最寄り駅
    京阪中之島線 中之島駅
    阪神本線 福島駅
    JR 東西線 新福島駅
    JR 環状線 福島駅
    地下鉄四つ橋線 肥後橋駅
    地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅

    主催

    大阪市環境局・いのち会議

    後援

    関西SDGs プラットフォーム大学分科会

    企画・運営

    特定非営利活動法人 イー・ビーイング

    Seminar Program (セミナープログラム)

    1日目

    8月23日(金)

    午前10:00~

    SDGsとWell-being

    ● Well-being から1992 年のリオサミットまで
    ● MDGs からプラネタリーバウンダリーまで
    ● SDGs からプラネタリーヘルスへ

    講師
    加藤 悟 氏 (北海道大学サステイナビリティ推進機構 教授)

    1997年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(博士(学術))。
    東京大学助手、財団法人政策科学研究所主任研究員、大阪大学准教授、名古屋産業大学教授、京都経済短期大学学長などを経て、2021年11月より現職。
    専門分野: 環境工学、環境経済学、環境政策、教養教育、サステイナビリティ学、研究管理評価、STS など。
    セミナー、シンポジウム等でのファシリテーションの達人。

    ボードゲームで考えるサステイナビリティ

    ● イントロダクション
    ● 京阪神版SDGs ボードゲーム体験
    ● 振り返り

    講師
    杉田 博幸 氏 (SDG サポーターズ 代表)


    2050カーボンニュートラルゲーム認定ファシリテーター/SDGs ボードゲーム公認上級ファシリテーターなど。フリーランスとしてSDGsや温暖化防止の啓発を行う。2018年5月より、市民・大学・企業・行政・組合を対象に、カードゲームを起点としたSDGs、地球温暖化防止のワークショップを開催し、啓発活動を実施。2024 年1 月京阪神版SDGs ボードゲームを共同制作。

    午後13:30~

    啓発企画ワークショップ1

    グループワーク
    (学生モデル事例発表含む)

    ★終了後、全体スケジュールの説明(自由参加)

    2日目

    8月24日(土)

    午前10:00~

    課題解決型の万博への歩み

    ● 万博の歴史
    ● 地球規模の課題解決を目指す万博へ など

    講師
    五月女 賢司 氏 ( 大阪国際大学 国際観光学科 准教授)


    専門は博物館学、万博史。ロンドン大学大学院修士課程(教育・国際開発学)及びレスター大学大学院修士課程(博物館学)修了。
    国内外の博物館勤務を経て現職。
    米・小規模ミュージアム協会賞受賞。
    文化庁文化審議会文化施設部会委員、国際博物館会議地域博物館国際委員会理事。
    著書に『発信する博物館』(ジダイ社)など

    「デコ活」 ~くらしの中のエコろがけ~

    ● デコ活とは
    ● デコ活全体像と具体的なアクションなど

    講師
    奥野 祥大 氏(写真左)・稲谷 新 氏(写真右)
    ( 環境省 デコ活応援隊(地球環境局 脱炭素ライフスタイル推進室)

    2050 年カーボンニュートラル及び2030 年度削減目標の実現に向けて、国民のみなさんの行動変容、ライフスタイル転換を後押しするため、企業、自治体、団体等と連携協力しながら、新しい国民運動「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)を展開中。

    ワンヘルスを支える人の健康

    ● 人の健康、地球の健康、ワンヘルス
    ● 本気のラジオ体操で、身も心も、健康になろう

    講師
    上羽 悠雅( ラジねぇ。) 氏 ( 一般社団法人ラジーン代表理事/ ラジオ体操・スポーツインストラクター)


    ラジオ体操大好き姉さん「ラジねえ。」として、企業、自治体、スポーツ競技団体など年間100団体以上と協業し、イベント出演・講習会を各地で実施。
    TV ラジオなどのメディアにも出演し、誰もが気軽にできるラジオ体操を通じて健康・スポーツの普及推進活動を行っています。
    大阪・関西万博に向けて、ラジオ体操100 万人プロジェクト実施中!

    午後13:30~

    啓発企画ワークショップ2

    グループワーク
    (学生モデル事例発表含む)

    3日目

    8月25日(日)

    午前10:00~

    サステナビリティ海からの視点

    ● サステナブルブルーエコノミーを目指して

    講師
    大塚 耕司 氏 ( 大阪公立大学 学長補佐・教授 SDGs 戦略会議議長)


    海洋研究の第一人者。海洋深層水を用いて、水・食糧・エネルギーを生み出すシステムの研究や、大阪湾における海水中の栄養分の偏りを解消する研究など。また、大阪公立大学学長補佐、「SDGs戦略会議」議長として、学生参加で作成する大学の環境報告書や、「ECO アイデアコンテスト」表彰など、学生
    のSDGs活動支援にも長年携わっている。

    ワークショップ
    啓発企画発表(グループ単位で)

    午後13:30~

    いのちの輝き・SDGs 達成のために

    ● SDGsの自分ごと化とアクション

    講師
    田和 正裕 氏 ( 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ教授)


    前職のJICA において、新規事業の企画立案、持続可能な開発目標(SDGs)の策定過程に従事、南アジア及びアフリカ地域の農業・農村開発並びに国際援助協調を担当。
    海外ではインドネシアに駐在。
    現在、大阪大学では「いのち会議」の企画・推進を中心に産官学民の様々なアクターと連携し、SDGs の取り組みの促進を行なっている。

    ★終了後、交流会(自由参加)

    ※昼食、マイボトルやマイカップをご持参ください。お茶はご用意します。
    ※セミナーはオンラインでの聴講が可能です。(ワークショップ以外)

    実際に活動しよう!

    9月
    グループ単位のミーティングで、啓発ツールを制作。
    ★経験豊かなファシリテーターやプロのデザイン集団がサポートします。

    10月26日(土)、27日(日)11月9日(土)
    啓発企画の実践。
    ★3日のうち、1回(3時間程度)以上参加してください。ほかにも、啓発の機会があるかも。

    シーン1
    多くの大阪市民に向けて
    Osaka Metro の駅貼りポスター

    シーン2
    区役所を訪れる市民に向けて
    区役所のデジタルサイネージ

    シーン3
    大学生たちにさりげなく伝える
    大学内でのナッジの仕掛け

    シーン4
    実際に人に接して想いを伝える
    ATC でのイベント開催、ECO 縁日での出展など

    ※グループ単位のミーティング、啓発企画活動時は交通費支給(上限あり)
    ※日時・場所は、随時お知らせします。

    Point

    ここでしか聴けない!第一人者の講義
    大学などから集まる参加者間の交流
    アイデアにとどまらない企画実践の場
    経験豊富なプロフェッショナルのサポート
    TEAM EXPO 2025共創チャレンジに登録
    ピッチ登壇や企業との交流機会
    社会で役立つ「SDGsの実践力」の獲得

    大阪市環境局より修了証を授与
    対象:セミナー、ワークショップ、啓発企画の実践活動、およびシンポジウム参加者

    Facilitator(ファシリテーター)

    加藤 悟 氏
    (北海道大学サステイナビリティ推進機構 教授)

    岡見 厚志 氏
    (World Seed 代表理事)

    1987年生まれ。神戸市出身。学生時代にWorld Seed を立ち上げ、「まちのコトを自分ゴトに」をテーマに現在も活動中。天神祭ごみゼロ大作戦や八尾廃校SATODUKURI BASE など協働の取組づくりやその中での大学生のボランティアコーディネートを行っている。環境問題だけに限らず、コミュニティづくりの取り組みなども手掛ける。

    上羽 悠雅( ラジねぇ。) 氏
    ( 一般社団法人ラジーン代表理事 ラジオ体操・スポーツインストラクター)

    田上 広樹 氏
    ( 環境省 近畿地方環境事務所 環境対策課地域循環共生圏・脱炭素推進グループ主査)

    山本 凌万 氏
    ( 合同会社BlankMap 代表)

    2000 年生まれ。広島県出身。近畿大学への進学を機に大阪へ。大学1 年生時から八尾市を中心に様々な地域活動やボランティアに参加。その経験や繋がりを活かし大学3 年生時に合同会社BlankMap を設立。” 高校生のやってみたいを応援する長屋”「コワーキングスペースNuts」をつくり、学生と地域を繋げるための取り組みを行っている。

    Schedule(年間スケジュール)

    8月

    セミナーに参加
    1.知り・学ぶ
    環境塾でSDGs や、プラネタリーバウンダリー、プラネタリーヘルスへの理解を深める。

    2.つながる・進む
    様々な大学などからの参加者が、気づきの共有や交流でつながる。

    ★交流会(セミナー最終日に学びを分かち合おう!)

    9月

    ツール制作ミーティング
    1回以上参加
    より多くの人にメッセージを伝える啓発活動を考え、プロのアドバイスも受けながら、啓発ツールを作成。

    10月

    啓発企画の実践
    3.巻き込む
    10/26・27・11/9 のうち1回以上参加
    ● できるだけ、多くの人を巻き込もう!
    ● 大阪市内各地のイベント等での啓発活動
    ● 大学構内でのナッジの取り組みなど
    ★交流会(11 月に活動の成果を語り合おう!)

    4.広げる
    TEAM EXPO 共創チャレンジに登録
    関連イベントやセッションでの出展やピッチ登壇で、企業等と交流。

    2025年1月

    シンポジウムに参加
    シンポジウムにて、成果発表および、修了証書授与

    Symposium(シンポジウム)

    「E X P O 2 0 2 5 グリーンビジョンからその先へ」

    未来のための環境塾 ~プラネタリーバウンダリーからプラネタリーヘルスへ~ 成果発表
    定員:100 名程度
    日時:2025 年1 月16 日( 木) 13:30 ~16:30(予定)
    会場:大阪大学中之島センター10F 佐治敬三メモリアルホール
    プログラム調整中

    講演1
    EXPO 2025グリーンビジョンからその先へ

    講演2
    気候変動と生きる「若者」の本気

    講演3
    いのち輝く未来社会を実現するための「いのち会議」「いのち宣言」

    成果発表
    未来のための環境塾から生まれた啓発活動の成果報告

    パネルディスカッション

    修了書授与
    未来のための環境塾から啓発活動までの参画・実践に対する修了証書

    主催:大阪市環境局・いのち会議(予定)
    後援:関西SDGs プラットフォーム大学分科会

    申し込みについて

    対象

    大学生をはじめ、以下に当てはまる方。
    ● SDGsに関心があり、より深く理解したい方。
    ● 多様な参加者と交流し、共感し、ともに成長したい方。
    ● 自らの気づきを活かして、啓発企画を創り出したい方。
    ● 経験豊かなファシリテーターやプロフェッショナルのサポートを受けて、啓発企画を完成させたい方。
    ● 啓発企画の実践で、自分たちの気づきやメッセージを、より多くの人に伝えたい方。
    ● 学びを、就職活動や、社会人での実践力につなげたい方。
    ● セミナー、啓発企画の実践(1回以上)、シンポジウムでの成果発表に参加できる(見込み)の方。
    (修了証書要件は調整中)

    申込方法

    Let’s Go!ACCESS
    WEBフォーム
    https://ws.formzu.net/dist/S51913459/

    締切

    8 月15 日 木
    ● 先着順ですが、定員をオーバーした場合は、学生を優先させていただく場合があります。
    ● 申込の締切等は、なにわエコスタイルHP に掲載します。
    ● 参加者には締め切り後に当日についての案内を連絡します。

    MAIL/FAX 等での申込みを希望される方は、問合せ先までご連絡ください。

    問合せ先: 特定非営利活動法人イー・ビーイング
    TEL 06-6614-1731
    FAX 06-6614-1801
    Mail info@e-being.jp

    なにわエコスタイル HP/SNS
    https://www.naniwa-ecostyle.net/

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    ●個人情報は講座等開催目的の範囲内で使用するとともに適切な方法で管理します。
    ● 講座開催時に撮影した写真や動画は、ホームページ等で公開する場合があります。
    ● セミナー及び全体スケジュールは内容変更になる場合があります。