明るい未来へのお誘い 【1月】

瑞春のご祝辞を申しあげます                                        白梅のあと 紅梅の 深空あり    飯田龍太

初春とか新年・・・の賀状を認める季(とき)が大好きなんです。                       明るい未来や素敵な出会い等を、連れてくるようで、ちょっとした興奮と、おかしなことに食欲もふえるんです。                                                     私は、「身体は、左脳より賢い派」なんです。世間は、左脳全盛でAI等デジタルツールが幅を利かせています。  もっと身体の声(現実的で一次的欲求的なもの)からスタートすべきなんです。                 私は、心・技・体を総合的に包み込んでいる身体(からだ)が80%制御し、頭は、せいぜい20%位と思っています。今、これが逆になって、左脳社会(つまり大都市社会)になっています。                    例えば、“犬はリールをつけて飼いなさい”のルールがあります。                       地方においてサルやイノシシ、クマまでが出てきて困っています。                       これは奥山で餌がなく里山もなくなり、まち中に餌を求めに来ていると言われてますが、それ以上に私は、屈強な犬がペット化し愛玩動物になり、その上、ロープに繋がれているので野生動物にとっては怖いものがないせいだと考えます。こんなルールで対処できるんですか?もっと身体を中心とした地域毎の考えを巡らすべきだと考えています。     天災は必ず起りますし、気候変動(地球温暖化現象等々)は、日々ボディブローのように地球環境を痛めています、もっと自然に寄り添う対策を打つべきです。大事なことは、『食べる』ことのできる社会を維持することです。           その為には、若者や壮年者・市民の一人ひとりが、今こそリベラルアーツ(一般教養)の一つとして、プラネタリーヘルス(地球の健康)について学ぶべきなんです。『未来のための環境塾』です。これは『大阪市』と『いのち会議』の主催行事で、後援として『関西SDGsプラッフォーム大学分科会』や『大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)』に支援をいただいています。ここでの学問は、単なる学という知識教育だけでなく、問うを大事にしたワークショップ展開を企てることで、知識を身体で知り、そして各自の個性を生かして、行動変容を伴うものになると考えています。知識としてプラネタリーバウンダリー(地球の限界)の状態を知り、そしてプラネタリーヘルスの方策をセミナーで学び、ワークショップで必要な環境行動を起こします。                      今、社会に不足しているブリコラージュ(手入れ、繕う)の思想も学べますよ。その上、友達も増え、コミュニケーション能力やリーダーシップも身につきます。さぁ、新春に意思すべきことは、誰もが「未来のための環境塾」参加することかも知れません。ご一緒しましょう!新年度もよろしくお願い致します。

理事長 井上健雄